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私の恩師のこと

今日は、私の恩師について少しお話しようと思います。

私が通っていた中学校は、皆に自慢したいくらいの素敵な先生で溢れていて、そんな素敵な人の手で育ててもらった私は幸せ者だなあとつくづく思います。学校も挨拶とありがとうで溢れていて、中体連も市で総合優勝してしまうほど団結力があります。毎年の文化祭や体育祭が楽しみで仕方ありませんでした。

中学生は弱くて脆くて繊細です。何か小さなことに不安を感じてしまいます。そんな不安定な時期に私を支えてくれたのは、ある先生でした。

それは、私が中学校3年生の時の担任の先生でした。
先生はまだ2年目で私達とも年齢が近く、最初の印象は(うわっ若…今年受験だよね、えっとっても心配なんだけど…😭)でした笑正直、この人には担任を持ってもらいたくないなと思っていたし、不安でしたね。

けれど、先生と過ごしていくうちにそんな不安は知らない間に無くなっていて、学校が楽しくて、先生とお話するのが楽しくて、お休みの日は学校に行きたい!!と思うようになりました。

先生とはなにか特別な事があった訳ではありませんが、中学校を卒業してからふと先生に会いたくなるんです。話したくなるんです。卒業してから気づいたことですが、私が今中学校の先生を目指す理由は、私が中3の担任と出会ったからなんですよね。

私が何か悩んでいる時には、「どう?元気してる?」と声をかけてくださり、「早く ゆ と同じ職場で働きたい」と私の将来を楽しみにしてくれて、「あなたのその明るさに助けられた」と仰ってくれた先生もいます。私はその言葉にいつも励まされて、ここまで生きていくことができました。

先生の言葉って本当に偉大です。親に言われるよりも、嬉しくなるんですよね。

そうそう、先生の言葉で思い出したのですが…

私は高校生の時、3年間担任をしてもらった先生とどうしても馴染めなくて受験のことや勉強のことを話すことが出来ませんでした。(このこともいつか書きたい)そんな時にお世話になったのが、部活の顧問でした。この先生は、正直言ってあまり生徒から好かれるタイプではないし、たまに他の先生と言い合いをしているところも見たことがあります笑でも、そんな先生が高校生活の中で私が1番お世話になり、本気で話すことが出来た唯一の先生です。

先生は、私が部活を引退する時に手紙をくれました。
その手紙には
「ゆ さんが思っているよりも周りはゆ さんの事が大好きなんだよ。私だってそう。」
と書かれていました。
高校の時は涙脆くなかった私が初めて人の手紙で泣いた。今でもこの手紙は私の救い主です。

私は今までお世話になった先生みたいな先生になりたいと少し前までは思っていました。
だけど今は、もちろん先生のような先生にもなりたいですが、自分の強みを活かして生徒が心からこの先生と出会えて良かったと思って貰えるような先生になりたいです。

教員という職業は、神聖であると思ってます。
生徒と信頼関係を築くのは仕事であると共に、教員の努力なしでは築けないもの。

今はまだ、私が先生になってもいいのかと悩んでしまうことが多々ありますが、いつか自分の人生を振り返った時、先生という職業を選んで良かったと思える日がくればいいな。


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