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カヌー購入喜び乱舞(文)

こんにちは。Yuiです。
正直noteがどのような媒体なのかまだよく分かっていないのですが、私は基本的にInstagramの延長として活用するつもりなので、自己紹介とかは特にしません!
自分の想いを綴りたいという欲求と、でもそれを人に見られるのは恥ずかしいという羞恥心がせめぎ合ったとき、こっそりとnoteを更新するつもりです。

今私の想いが溢れてとまらないトピックスは、なんといってもカヌーです!ついに私、長年の夢であったマイカヌーを購入いたしました!
(カヌーについての説明も特にしません笑伝えることより想いを綴ることを最優先にしてます!)
涙がでそうなほど嬉しいです。23年間生きてきた中で、初めて「夢」を叶えることができた気がします。

ただお金を払えばいいだけのことなのに大げさだと思われるかも知れませんが、私にとってこの道のりは長いものでした…


私のマイカヌーへの憧れは、高校生の頃から。この頃は自分のカヌーが欲しいという夢ではなく、ひとり乗り用のアウトリガーカヌー、通称ワンマンで練習すること自体に憧れを抱いていました。

ワンマンを漕いだことが無かったわけではありません。私は小学5年生の頃からカヌークラブに在籍していましたから、クラブの練習の時間にコーチについて貰って、クラブのレンタル用ワンマンを漕がせていただく機会はありました。
しかし、今もまだまだですが、高校生の頃の私のパドル力はさらに拙く、私は焦っていました。
その頃の私のカヌーにおける目標は、女子openのチームに自分も入って、レースでメダルを獲ること。しかしそんな目標でさえ、その頃の私には口に出すのも恥ずかしいほど遠いものでした。
ただ練習会の時間に漕いでいるだけでは、私は一生女子openのチームには入れない。そんな焦りがありました。

そう考えた私は、クラブ練の時間以外にも漕ぐ時間を作るため、コーチにも相談し、何人かのクラブ員の方に、一緒にワンマンを漕いでくれないかと声をかけてみました。ワンマンに慣れておらず、海の知識も少ない私がひとりで海にでることはできません。これはクラブの決まりですが、安全面として当然のことです。そのためクラブのワンマンを借りるには、ワンマンに慣れている人に声を掛ける必要がありました。

しかし事はそう上手くは運びません。予定が合わなかったり、天候が悪かったりで、ワンマンの練習は実際ほとんどが中止となってしまいました。
私の無駄に遠慮しがちな性格と、受験勉強が徐々に本格化してきたことも相まって、ワンマン練をしたいという熱意もその内に無くなっていきました。

転機が訪れたのは、コロナ禍に入ってから。
大学もオンラインで、バイトも始められず、暇を持て余していた私を海に連れ出してくれた人がいました。
それからの毎日は本当に幸せでした。ほぼ毎日海に出てワンマンを漕ぎ、まさに夢のような日々。
大げさだなんて言わないで下さい!海に自由に出れるというのは当たり前のことではないんです。あの日々が無ければ今の私は無いと言っても過言ではなく、ふたりには本当に感謝しかありません。

そしてその練習量が認められたのか、ひとりでクラブのワンマンを借りて漕ぐことも許されるようになりました。

それならば、クラブのカヌーを借りて漕いでいればいいではないか?と思う人もいるかも知れません。しかし先ほども述べたように、海に自由に出れるというのは容易なことではないのです。ひとりでの練習の許可は、まだスタートラインに立てただけであるとも言えます。

そういった意味で、自分のカヌーを買うというのは、ただその物を手に入れるということではありません。私はただ、クラブのカヌーよりも速くて軽いカヌーを漕ぎたいだとか、レースで勝てるカヌーが欲しかったという理由で大金をはたいたわけではないのです。
マイカヌーの購入とは即ち、環境を買うこと。自分で好きな時に、好きなだけ練習できる環境です。
私がいちばん欲しかったのは、「カヌーを漕げる環境」なんです!もちろん手に入れたカヌー本体も、ずっと欲しかったAREのV1!!かっこいい!譲って下さり本当にありがとうございました!!
私がoc1ではなくV1に拘る理由についてはまた別の機械に書くかも知れないし書かないかも知れません(というのも、大した理由はないので笑)。

正直去年の夏頃は特に仕事が辛くて、今すぐにでも辞めたくて、私は「カヌーを買う」という、働いてさえいれば誰でも叶えられるような簡単な夢すら叶えることができないのかと、かなり落ち込んでいました。
多くのパドラーからしたら「カヌーを1艇買う」ということは、単なる目標、あるいはただの買い物に過ぎないという人もいるかも知れません。
でも私にとってカヌーを1艇買うためのお金を貯めることは、決して容易なことではありませんでした。大きな夢の達成なんです。

自由に海に出れる環境にあること。カヌーを置く場所があること。カヌーを漕ぐ仲間がいること。応援してくれる家族がいること。
今いる環境が決して当たり前ではないということを日々噛み締めながら、マイカヌーと共にパドルライフを謳歌したいと思います。





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