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GFXで金峰山を歩く
初めての中判デジタルはGFXではない。
中判デジタルを入手した過程で言えば、三代目。一番最初に手にしたのはMamiyaZDだ。
カメラ好きならきっと知っているであろう、一体型中判デジタルの走りと言ってもいいMamiyaZD。
36,48のフルサイズセンサーを2枚貼り合わせたような巨大なセンサーを持つカメラである。それこそGFXや645zの44,33よりも大きい。それが最初の中判デジタルだった。その後使いやすさを求めて645z、GFX100Sと使ってきた。
GFX100Sはプロ機であったGFX100の機能をブラッシュアップさせた機種で、後継機ではないもののコンパクトで価格もお安くされた手に届く一億画素だった。
645z用レンズが次々販売終了していき後継機は今後の展望もなくなっていこうとしている最中に下取りに出してGFX100Sを購入した。
645zの巨大なファインダーは今でも随一の素晴らしいものであったが、いかんせん体積と重量が嵩んでいたので本当に軽く感じた。
それこそ、登山に持っていくのも645zだと一苦労していたものが解消された。撮影しているフィーリングは645zの方が好みではある。バシャンバシャンと大きな音を立てるシャッターはとても心をくすぐられた。
圧倒的な描写力でアルプスにも連れて行って撮影した。長距離歩くにはまだ重いシステムだったが、C1を使えるのもメリットがあった。フィルムシチュエーションで様々な色を選ぶことができるのもGFXの魅力だと思う。
昨年GFX100Ⅱ、SⅡが発売された。デジタルの宿命故、最新はリリースと同時に古くなっていく。2021年に買ったばかり(三年しか経ってない)だが、新しいフィルムシチュエーションのリアラエースは実装されそうにない。
だが今回久しぶりに登山に連れて行った。そういえば金峰山は初めてだったかな。
午前3時には既に満車でした、大弛峠。どういうこっちゃい!という感じです。それはともかく、金曜夜に中央道かっ飛ばして行くアルプスはちょっと億劫(渋滞)だったので金峰山へ。午後から天気急変するかも?というのも心配だったので。
昨年は夏と秋に二度登っていて奥秩父遠征懐かしいです。もうあれから一年近く経とうとしてるんですね、早いです。
朝5時には周りがガサガサし始めたので私も出発。何度も歩いているのに雰囲気好きです。
朝日岳からは今にもガスに包まれそうな富士山が...うーん今日は結構晴れ予報だったけどな〜と思いながら、とりあえず歩きます。ちなみに朝日岳山頂から眺める金峰山はかなりかっこいいのですが、生憎のガスの中。
おっとこれは惨敗か...?
せっかくなので山頂までは行きます。
鉄山という地味なピークをトラバースして稜線へ。稜線へ出ると先ほどと打って変わって青空が広がり、八ヶ岳やアルプスこそ見えないものの小川山、瑞牆山、両神山などは綺麗み見えました。夏の濃い青空に雲が若干アクセントになり気持ちのいい空に。
これこれ、金峰山はこれだよ。
この時期にも石楠花って咲いてるのですね、知りませんでした。ハクサンシャクナゲのようです。アズマシャクナゲよりも若干小ぶりで花びらも小さめですね。
亜高山帯に生えているので、この間登った横岳でも咲いてました。
先ほどのガスが嘘のように、五丈石や富士山も絡めて撮影することができました。
私が山頂から離れると、ガスっていたようで山頂は見えなかったです。復路もところどころ雲が湧いてきて、晴天とは言えない状況になってました。夏の天気は変わりやすいですよね。今回天狗岩まで行く予定でしたが、若干バリっぽい登山道だったのと天気も下降気味だったのでやめました。
今回初めてGFXという中判デジタルを持って行ったのですが、高山だといいですね。遠くの景色までしっかり写りますし、夏空と雲のコントラスト、青い緑もとても美しく思い出に残すことができました。
高速運転するのが面倒でアルプス行ってない...けど行きたい...ジレンマ。
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順不同