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米国リベラルアーツカレッジ2年目 - week1

2年生(sophemore)が始まった。

今学期はSorum Houseという建物に住んでいる。去年住んでいた1年生寮よりも部屋が広くてきれいで、洗面所も個室になったのですごく住みやすい。なにより、窓が大きくて外の木が風で揺れるのが間近で見えるのが嬉しい。ベッドを窓際に配置して、太陽の光で毎朝目覚めている。

窓際に本を並べ、世界から離れたくなったら小説を読むことにしている。今は海辺のカフカを読んでいて、次はねじまき鳥クロニクルと決めている。

今学期、環境人類学(Environmental Anthropology)と、政治科学のイントロ(Intro to Political Science)をとることは決めていたのだが、最後の授業一つでなかなか良いのが見つからず、最初の週に4授業ほど出席して最終的に古代ギリシャ哲学(Ancient Greek Philosophy)に決めた。コンピューターサイエンス、アフリカ哲学などが候補で、あと個人的には四年に一回開催される大統領選挙(Presidentcial Election)の授業をとりたかったのだが、これまで出席したことないような大講義で(100人くらい)、教授に質問しづらそうだったので結局やめた。

大学で一番大きい講堂での、大統領選の授業終了後。アメリカ人の受講が多い印象。

政治科学の授業では最初の週からホッブスのリヴァイアサンを読んでいる。
評判の良い教授で、成績は厳しいと有名だがすごく面白い。

リヴァイアサンの中ででホッブスは、人間を感情、なかでも欲望をガソリンとして動く機械のように考えていて、それを前提に国家論を語っている。
前学期に大陸哲学の授業を取ったので、ルソーやカントと比較をしながら読むことができているのが嬉しい。さらにギリシャ哲学と重なるところもあって、昔から人は同じことを考えてきたんだなと思う。

キッチンで自炊もして、クラブにも入った。もう一年生ではないので、今年は積極的に機会を取りに行きたいと思う。つづく

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