ウクレレができるまで(1)【オリジナル仕様の楽器をオーダーしてみた結果】
前回までは導入編ということで。さてさてゆっくり書きますよー。
※とはいえ素人目線と個人的な意見満載ですから、あれこれ観点が一般的なものと異なるところがあるかと思います。あらかじめご了承くださいまし。実のところ、見聞きしたことの備忘録です…。
「こんなウクレレが欲しい」イメージ
私の欲しかったウクレレのイメージはこちら。
・サイズはコンサート(2番目に大きいやつ)
・生音の伸びがある
・メロディをソロで弾くよりは、歌の伴奏楽器として使いたい
・弾き語りする時、伴奏に低音が欲しい
・好きなモチーフ・形を散りばめたい
・手書きの文字を入れたい
せっかく作っていただけるなら!と、一生使えるくらいの物を想定して、夢語り放題です。でもミュージシャンたちには共感してもらえるはず(笑)
今でこそ夫婦ユニットでやってますが、もともとはソロでの活動だったので、フットワーク軽く「どこでも行けますよ!」と言いたいがためにウクレレを始めたようなものでして。そんなわけで用途としては、弾き語りアーティストが使う、持ち運びしやすいミニギターみたいな感じを想定してました。
木材を選ぼう
さあ、ここから具体的な話に。
どうも、楽器に使う木材によって音が変わるらしい。まずウクレレにはどんな木を使うものなのか、それぞれどんな音の違いがあるのかを質問しまくりました。そして選ぶ項目はこんな感じ。
・トップ(表面)
・バック(裏面)
・サイド(側面)
・ネック(弾くときに握るとこ)
全部同じ木材でもいいし、違うものにしてもいい。
まずトップに選んだのはこれ。
「アディロンダックレッドスプルース」。名前が強そう(笑)スプルースって、「松」なんだとか。「音が良くて、伸びもいい」とオススメいただきました。
あと、実は色がクリームっぽいのがいいなと思ったんですよね。これはまた改めて。
サイドとバックは同じものを選ばせていただきました。
「マダガスカルローズウッド」。詰まってて硬めで、低音には向いてるとのことでした。これも色味が好みでしたね。模様の有無も選ばせていただいて、私は「有り」でお願いしました。個性が出るかと思って。
ちなみにこの制作過程、竹下さんがこんな感じで逐一お知らせくださったんですよ…ホントありがたい…。(写真使用許可いただいてます)
次はネック。これは軽くて丈夫ということで、マホガニーにしました。割とよく聞く名前で、私もこれは知ってました。
あとは細かいところで
・指板(弾くときに指で押さえる方・表側)
・ヘッド(ネックのてっぺん・表側)
・ブリッジ(弦を張ってる端っこのところ、ヘッドと逆の方)
があったんですが、これは旦那のベースにも使われていたのを見て、前からいいなあと思ってた「エボニー(黒檀)」にしました。この辺の写真はまた。
音と木材の関係については竹下さんに丁寧に説明を聞けて、その上でたくさん選択肢をいただいてゆっくり選ぶことができたので、とても助かりました。安心感ってこのことですね。
次は、外見・デザインのお話。
シリーズ
ウクレレができるまで(1)
ウクレレができるまで(2)
ウクレレができるまで(3)
ウクレレができるまで(4)