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【シングルS21 最終746位】破壊コライーユイ

こんにちは。ゆちゃんと申します。第一期レギュGがS21で最後ということで、1ヶ月ぶりにランクマに取り組んだため記事に残したいと思います。


第二期レギュGの終わりまで公開予定




■構築経緯


今期は8月中旬辺りからランクマに取り組み始めたが、ランクマを休止していた1ヶ月の間に環境が大きく変化していることを実感した。特に今期明らかに爆増していたのがキョジオーンで、中でも中旬~下旬にかけて黒バドキョジカイリューウーラ@2のような構築が大量発生していたため、とりあえずこれらの構築に対して回答を持てる構築を考えるところから始めた。軸は、S18から使い続けていて使い慣れているコライドンとした。

キョジオーンと組んでいる黒バドレックスは9割方が霊テラスカーフであり、初手コライドンと対面した際には全ての試合において初手霊テラアストラルビットで突っ込んでくる動きが固定化されていた。この動きに対し、コライドンはチョッキを持ったとしても、ほぼHDに振り切らなければ2耐えしない&S1段階上昇では抜けないため、何かしらの工夫を施す必要がある。

1つの回答としては、コライドンを霊テラアスビ確定耐えまで振りつつ、フレアドライブで突っ込んで相打ちを取る方法がある。しかし、これではテラスを切らせている分有利とはいえ禁伝同士の相打ちであり、そこまでのアドバンテージではない。また万が一襷の場合や、裏のキョジオーンやヘイラッシャなどに引かれてしまった場合においては最悪の裏目になってしまうことを考えると、あまり取りたい選択肢とは言えなかった。そこで、コライドンにチョッキを持たせて初手蜻蛉返り→眼鏡イーユイを着地させることによって、黒バドがスカーフor襷の場合、受けポケへの引きの場合の全てにおいてアドバンテージを取ることができると考えた。

ここで、眼鏡イーユイを選択した理由は、①晴れ下の火炎放射でキョジオーンやカイリューですら受からない火力を出せる、②ヘイラッシャを自然に対策できる、③今期増加傾向にあったムゲンダイナすら破壊することができる、といった要素が環境にマッチしていたためである。これにより、チョッキコライドン+眼鏡イーユイを軸に構築を組むことに決めた。

対黒バドにおいて、コライドンの蜻蛉返り➝眼鏡イーユイ着地➝火炎放射によって有利に展開することができるが、この組み合わせでは1回はイーユイvsカイリュー対面ができあがり、カイリューの神速を許してしまうという欠点があった。イーユイが神速を貰ってしまうと黒バドの一貫ができてしまうため、残りの1枠でカイリューに対する回答を用意する必要があった。そこで、黒バドキョジカイリューにおけるカイリューは殆どが鉢巻であったことを利用し、引きから釣り交換をすることができるゴツメ呪いミミッキュを3枠目に採用した。

ゴツメ呪いミミッキュを選択した理由としては、①神速の一貫を切ることができる、②霊テラ黒バドに対しても強く出られる、③イーユイのオーバーヒートを起点に積んでくる相手に対して切り返すことができる、④コライドンとあわせて水ウーラの一貫を切ることができる、⑤コライドン軸で重くなりがちなハバタクカミや白バドにも強い、⑥ミラーにも強い、等々が挙げられる。

ここまでのコライミミイーユイを対黒バドの基本選出とし、残りの3枠を他の伝説にフォーカスを当てて埋めていった。4枠目には、対ミラーやムゲンダイナ、ザシアンを意識したHB霊獣ランドロスを採用。特に、今期増えていたムゲンダイナ軸に対して初手投げし、初手のムゲンダイナにテラスを強要させて眼鏡イーユイの一貫を作ることができる性能を評価して採用した。

5枠目には、対ミライドンを意識してCS襷テツノブジンを採用した。襷テツノブジンは、対ミライドン軸に留まらずあらゆる構築に対して投げることができ、構築に足りない対面的な要素と襷+両刀種族値+先制技による高いストッパー性能を持ち合わせている点を評価した。

6枠目にはメタモンやパオジアンなどのポケモンを試していたが、ここまでで相手のパオジアンがあまりにも重く、剣の舞を積んだパオジアン1匹に3縦される試合が続出していた。また、最終日前日になってミライドン軸が急激に数を伸ばし、ミライドン軸をテツノブジンだけで緩く見ていた本構築はミライパオの並びにボコボコにされた。加えて、対黒バドやミライドン、ハバタクカミを意識したコライドンのチョッキが殆ど有効に働いておらず、コライドンを選出した際の勝率がPT内で下から2番目になるなど、主軸となるコライドンの型の見直しに迫られた(この時に電気テラスコライを使用していたことも原因の一つ。素直に炎の方がまだ良かった。)。

これらの課題を解決するために、コライドンを対特殊ではなく対物理を意識したASビルドスケショ型へと変更した。この変更については個体紹介にて詳述するが、この変更によって当初の予定であった対黒バドに対する立ち回りが崩壊してしまうという課題が新たに発生した。

そこで、コライドンをノーマルテラスにして初手の黒バド対面でノマテラスケショを打つことにより、黒バドキョジカイリューをまとめて破壊することができることに気が付き、これによって対黒バドの勝率を維持しつつコライドンのパワーを引き上げることに成功した。

また、6枠目には対ミライドンとパオジアンを意識した鉢巻カイリューを最終日に採用した。この2つの変更によってパオジアンに上から制圧されることが少なくなり、対パオジアンに対する勝率を引き上げることができた。これによって構築が完成。

構築の変遷
下から順に下旬、下旬、最終日前日、最終日
最終日前日の各ポケモンの選出率と勝率
コライ+イーユイの選出がパオジアンやミライドンによる
上からの制圧にボコられたため、軸が破綻している
黒バドには勝っているが、対ミライドン、対パオジアン
(ついでにハバタクカミ)に対する勝率が酷い
キョジを見てコライ+イーユイで破壊しようとしたところ
逆に上から破壊された
最終日の勝率
コライドンの型変更とカイリューの採用が功を奏した
対黒バドの勝率を維持しつつ、コライドンを
最速にしたことによりパオジアンに貫かれにくくなった


■個体紹介

最終日に2試合黒バドキョジカイリューを破壊した
最終日にノータイム初手ノマテラテロしてごめん

【調整意図】
S…パオを上からスケショで襷ごと貫通するため最速
A…陽気の最大値
B…ビルドアップ効率のため偶数

黒バドキョジカイリューを破壊するために最終日に現れた化け物。前述の通り、元々はチョッキを持たせていたが、ランドロスやウーラオス、カイリュー等の物理ポケモンと撃ち合うことが殆どだったため、対物理用の構成に変更した。チョッキコライドンは一見対特殊において強そうに見えるが、このPTではコライドンより他のポケモンにテラスタルを回したいことが多く、テラスタルが残っていないとハバタクカミやミライドン等の仮想敵に狩られてしまうのが弱かった。また、チョッキ型ではSを削ることによってパオジアンに上から制圧されてしまうのも弱かった。これらの問題を解決するため、唯一対黒バド性能を維持しながらパオジアンに強く出られる最速ノーマルテラススケイルショット型で採用した。

ノーマルテラスはピーキーな性能のように見えるが、スケショコライドンは他の型に比べてテラス依存度が低く、また対物理との撃ち合いにおいては悪くない耐性を持つため、テラスは対黒バド以外に殆ど切りたい場面はなかった。使用感は鋼テラススケショ型に近いが、汎用的な耐性を捨てた代わりに、黒バドに先に展開されると貫かれるというスケショコライドンの弱点を克服しており、初手のスカーフ黒バドに限らず全ての黒バドに対して非常に強く出ることができる。

また、残りの技はランドロスやキョジオーンをはじめ、曖昧な受けや物理ポケモン全般に強く出られるビルドアップ+ドレインパンチを採用。スケショ型コライドンの脆さを緩和できることに加えて、ドレパンを打っているだけで受けポケに対して再生の1ターンを強要することができるため、イーユイと合わせた崩し性能も高く使用感が良かった。ラストの1枠には、ハバタクカミに対する打点でかつ最高火力のフレアドライブを採用。

黒バドキョジカイリューに対して脳内でシミュレートした通りの勝ち方ができて大正解だった。最終日までの経験を活かした、机上論に留まらない最強のポケモン。


3回顔を見せるとゲームが終わる

【調整意図】
C…全てを破壊するため特化
S…準速ウーラオスや無振りムゲンダイナの上を取るため準速

本構築における禁伝枠。眼鏡カイオーガの潮吹き以上の火力が出る晴れオバヒの火力がおかしい。例え晴れていなくとも、HD特化ムゲンダイナでさえ炎等倍テラスを吐かせてしまえば炎テラスオバヒで確定1発というバグレベルの火力であり、このポケモンのおかげで対ムゲンダイナ軸に対して5勝1敗の戦績を出すことができた。

また、今期爆増していたキョジオーンもHD特化以外は晴れ火炎放射を2耐えしないため、受け出しにきたキョジオーンをことごとく破壊していった。H252D4ヘイラッシャも晴れオバヒでワンパンであり、ヘイラッシャには全く苦戦しなかった。

唯一の欠点は中速低耐久であるが故に、高速高火力の取り巻きによる制圧に弱いことである。また、2段目のオバヒも相当な火力が出るため、死に出しの相手に対しても基本的に引かずにオバヒを撃ち込んでいたが、3発目となると流石に起点にされるため、このポケモンを選出する際にはカイリューやミミッキュなどのストッパーを必ず裏に控えておく必要がある点に注意。

ちなみに、晴れ状態で黒バドと対面した際に悪の波動を撃つと、ウーラオスに引かれると1回は受けられてしまうため、裏がキョジカイリューウーラいずれの場合においても火炎放射が安定である。


過労死枠の必殺仕事人

【調整意図】
H…16n-1かつ10n-1
B…水ウーラオスの鉢巻水流連打を特性込みで確定耐え
A…余り

最強のストッパー枠兼対面駒。カイリューと水ウーラオスに強く、オーバーヒートの隙を消すことができるためイーユイとの相性が非常に良かった。コライドンの型を変えた後もコライミミイーユイの基本選出で不利を取る相手が少なく、汎用的に選出することができた。

相手の積み技に対して後出しするだけで無償で1:1交換or引きを強要することができるが、リスクを取らなくとも死に出しから出すだけでもストッパーの仕事としては十分であり、このポケモンが控えているだけで普通にイーユイでオバヒを連打できるのが強い。

また、単体ではキョジオーン等の受けポケモンで止まってしまうものの、呪い+じゃれつくによって再生技を強要することができるため、イーユイと合わせた崩し性能も高い。対面の撃ち合い、起点回避、崩しの全ての要素を1枚で担うことができ、さらにはトリル枯らしなどの構築に欲しい要素を自然に満たしてくれる万能ポケモン。シーズンを通して、与えられた役割を最も安定して遂行してくれた。


挑発+後攻蜻蛉返りが偉過ぎおじさん

【調整意図】
H…4n
B…物理技を受けるため特化
S…カイリューやランドロスの下を取りつつガチグマの上を取れるラインのS個体値22

対ムゲンダイナ、コライドン、ザシアンを意識して採用。ムゲンダイナ軸には初手投げし、地震連打でテラスを強要してイーユイを通す役割を担っている。グライオンに引かれた場合でも、引きを見てから挑発➝後攻蜻蛉返り➝イーユイ着地➝悪の波動によりムゲンダイナに妖テラスを強要できるため、2回目のサイクルからイーユイが受からなくなる。ダイナグライキョジラッシャのような並びに対して全てのポケモンに強く、コライランドイーユイで対ムゲンダイナ軸に高い勝率を出すことができた。

S19ではゴツゴツメットを持たせていたが、今期はオボンの実で採用した。理由としては、前期結果を残したのがスケショ型のコライドンであり、ゴツゴツメットでは+1スケショが47%で落ちてしまうため、いかさまダイスコライドンを意識して変更した。また、C252ハバタクカミのムーンフォースが52.0~61.2%入ることにより、ゴツゴツメットでは2耐えしないことが問題だったが、オボンの実であれば確定で2回耐えてくれるためコライドン軸への初手投げが安定した。

仮想敵に対しては安定して投げることができたが、一方でこの構築においてはもっと適任がいた気もしており、時間があれば他の枠を検討してもよかったと思っている。この構築では、コライドン+イーユイ+ストッパーの選出を基本に考えているが、ランドロスは誤魔化しにはなるもののストッパーにはならないため、初手投げ以外で活躍させることが難しかった。

また、ムゲンダイナ軸には、ムゲンダイナにテラスを強要できる初手要員なら代替が可能であり、コライドン軸に対してもコライドンを後出しから受け切れる訳ではないため、仮想敵に対して初手投げが安定するだけで対策としては不十分であった。とはいえ、最終日は奮わなかったもののシーズンを通して65%ぐらいの勝率で安定しており、ベストではないが悪くはない選択であったと思う。今期もありがとう。


初めて使ったが、想像の2倍ぐらい強くてビックリした

【調整意図】
HB…A特化パオジアンの氷柱+不意打ちを両方最高乱数以外耐え
水ウーラオスのパングロ水流連打を99.8%耐え
C…11n
S…最速ウーラオス抜き

対ミライドンを意識しつつ、初手のパオジアンやウーラオスに対しても誤魔化しが効く数少ないポケモン。構築に足りない対面的な要素を補いつつ、両刀襷+先制技によってストッパーとしても運用することができる。

フェアリーと地面の技範囲が凄まじく、炎テラスや毒テラスを貫通することができるため、コライドンを見て出てくるキョジオーンやHBガチグマを自然と対策することができた。また、コライドンに合わせてくる初手のキラフロルを地面テラバでシーズン中3/3でワンパンするなど、コライドンとの相性が良かった。初手でミライドンと対面した場合には、ボルトチェンジしか押されなかったためノータイムで地面テラスムーンフォースを選択していた(D無振りミライドンに対してCブーストムーンフォースが198~234のダメージ)。

このポケモン自体は強かったのだが、最終日前日までは、このポケモンにテラスを切った後に裏の襷パオジアンに3縦されてしまう展開を生み出してしまっていたのが良くなかった。そこで、裏に最速スケショコライドン+カイリューorミミッキュを選出しておくことで、氷柱で対面突破された場合には死に出しコライドンで最悪同速勝負を仕掛けることができ、剣の舞を積んできた場合には襷が削れるためカイリューorミミッキュの先制技で縛ることができる。コライドンをテラスタルに依存しない最速スケショ型にすることによって、パオジアンに貫通されるリスクを軽減し、このポケモンにテラスタルを切る立ち回りが可能になった。

ちなみに、襷電磁波カミでも初手要員とストッパーの両方を兼ねることができるが、対パオや対ウーラオスを考えた際にBCSのいずれかの種族値が足りなくなることや、対ミライドンにおける性能、先制技の有無の差が大きいと考えてテツノブジンを選択した。崩し以外の選出の幅を広げ、スタンダードな構築に対して安定した勝率を出すことができたのはこのポケモンのおかげである。


最強

【調整意図】
A…特化
S…最速暁ガチグマ抜きのホウオウやカイオーガを意識
H…余り

ミライパオにボコボコにされた反省から最終日に急遽投入された最強のポケモン。氷4倍弱点でパオジアン対策は意味が分からないが、このポケモンは誰にも追いつけない次元の速さを持っているため関係がない。

特に今更語ることもないが、ミライパオにテツノブジンと合わせて選出した際には、ブジンとどちらにテラスを切るか考えて立ち回る必要がある。H252ミライドンであればノマテラ神速で余裕の確2のため、無理にブジンにテラスを残しておく必要はない。この構築ではコライドンにテラスタルを切る必要が薄いため、イーユイ、テツノブジン、カイリューのいずれかが最もテラスタルを強く使えるタイミングで切ることを意識していた。

最終日に完全に切っていたホウオウ軸に2回当たってしまったが、空元気カイリューのおかげで1試合拾うことができた。結局このポケモンが最強のゲーム。


■選出と立ち回り


vs黒バドキョジカイリューウーラ
コライミミイーユイの固定選出。殆どが黒バドキョジカイリューの選出をされたため、想定通りに勝つことができた。キョジオーンは鉄壁がなければコライドンだけで3縦することが可能であり、鉄壁があったとしてもミミッキュ引き➝呪い➝イーユイ着地で突破することができる。コライドンからイーユイに直引きするとボディプで飛ぶリスクがあるため、間違っても焦って直引きしてはいけない。

vsキョジなし黒バド
取り巻きによって選出を変えていた。オーロンゲ入りの場合は初手ランドロスの挑発から展開し、オーロンゲはリフレクター➝引きをしてくるため、挑発➝蜻蛉返り➝イーユイ着地によって破壊する。残りは、ウーラオスに強く壁ターンを枯らせるミミッキュorノマテラで切り替えせるコライドンを選出。オーロンゲがいなければ初手イーユイ裏ミミコライなど。いずれにしても対黒バドにはシーズン通算14勝4敗(勝率77.7%)で非常に安定していた。

vsミライドン
最終日前日にボコボコにされたが、カイリューの投入とコライドンの型変更によって最終日に取り返した。基本の選出はコライミミブジンカイリューから3枠。キョジオーンが同居している場合は、鉄壁までケアするならイーユイを出さないといけなくなるため少し選出枠が足りなくなる。キョジカミミライパオランドが同居しているような構築には、どこかを切らないといけなくなるため割り切りも重要。

vsコライドン
初手ランド@2の選出。ミミッキュ+ブジンの選出が多かった。シーズン勝率は五分だが、ハバタクカミが入っていない関係で気持ち若干不利。そもそも五分だとレートが溶けていくため極力当たりたくなかった。

vsムゲンダイナ
ランドコライイーユイの固定選出。ムゲンダイナに炎等倍テラスを強要することで簡単に崩すことができる。最終日だけ1度負けてしまったが、それ以外はシーズンを通して全勝した。

vsカイオーガ
チョッキコライドンを使用していた時は5戦全勝で負ける気がしなかったが、いかさまダイスに持ち替えた最終日には1勝1敗だった。持久力ブリジュラスにスケショを撃ってゲームが終わった。最終日構築だとそこまで有利ではないが特に不利でもないと思う。テツノブジンがカイオーガを削る+ブリジュラスを貫通する役割として強かった。選出は裏コライを確定として、残りをランド以外の4枠から選出する。カイオーガはコライドン意識で氷技ばかり撃ってくるため、イーユイは意外にも積極的に選出に絡めることができる。

vs白バド
白バドミミガチグマが同居している場合には初手ランドロス+イーユイを選出。挑発でトリックルームを拒否しながら蜻蛉返りでイーユイを着地し破壊する。トリックルームを2回撃たせなければ問題ないため、とにかく隙を見せないことを意識しながら、襷や化けの皮を用いてトリックルームを4ターン凌げば勝利。相手にミミッキュがいなければランドロスは投げる必要はない。イーユイは確定選出で、コライドンは絶対に投げないようにしていた。シーズン戦績は3勝1敗。

vsザシアン
殆ど見なかったため選出は特に固まっていない。

■キツいポケモン


・ハバタクカミ
結局コライドン軸はこのポケモンがキツ過ぎる。特に相手の襷ハバタクカミが強過ぎて、どう立ち回っても不利展開を強いられた。今期はキョジオーンが多過ぎたために、キョジオーンを意識したことでハバタクカミに対するガードが下がってしまっていた。レギュG、対策すべきポケモンが多過ぎて構築の枠が圧倒的に足りない。

・パオジアン
どれだけ対策しても上からの氷柱怯みや絶対零度で終わるため完全な対策は不可能。このポケモンがいる限り、コライドンは最速スケショ型以外使えなくなっている。

・HBアシレーヌ
構築に刺さり過ぎていて選出画面でかなり重かった。が、実際にはイーユイがオバヒで吹き飛ばしていたため対アシレーヌ勝率は高かった。

・ホウオウ
禁伝枠で1番キツい。初手カイリュー+コライイーユイで無理やり破壊しにいくが、ホウオウ+ゴーストタイプ(テラス)で終わってしまうため基本的に勝てない。一応、晴れ下のイーユイの炎テラスオーバーヒートがHD特化ホウオウを若干有利の中乱数で落とせるため、カイリューかイーユイのどちらかで気合いで崩す。

■おわりに


今までは最終日まで選出やプレイングが安定することが少なく、フィーリングで誤魔化している部分も多かったが、今回は環境に存在する構築ごとにある程度選出と立ち回りを固定化することができた。事前に展開をパターン化して回答を用意できていたことが、最終日の安定した勝利に繋がったと感じている。

一方で、最終日に潜り続けていればもう少し上位に食い込めるという確信がありながらも、最後の最後で溶かすのを恐れて最終3桁で潜るのをやめてしまったメンタルの弱さは大いに反省しなければならない。

そろそろ最終3桁で満足する段階は越えてきたため、次こそは最終2桁とは言わないまでも、200位ぐらいまでには入れるように潜り続けるメンタルを鍛えたい。

長文にもかかわらずここまで閲覧いただきありがとうございました。第二期レギュGでまたお会いしましょう(その前にレギュHの構築を考えなければ…)。

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