出張で主人がいない事が寂しかった娘。
先日主人が出張から帰ってきた。
出張に行った次の日の朝、起きて「パパ、いない…」と呟いた娘。
前までは主人がいないことに対してあまり反応がなかったが、今回は主人が帰ってこないことが夜泣きもするほどショックだったご様子。
ネットで物心つく前に離婚した方がいいという意見を見たことがあるが、この歳ではもう父親が帰ってこないということを異変として捉えるんだなぁとしみじみと思った。
あまりにも寂しそうだったから「空港に迎えに行く?」と聞くと「うん!」と元気に答え、わーいと言いながら走り去った。
走って行った先は娘の服が入っている洋服ダンス。
洋服を選ぼうと一生懸命棚を開けていた。
化粧をして着替えを済ませ、大きな犬のぬいぐるみをマザーズバッグのリュックに無理やり押し込み、娘のために小さなバッグにグーフィーのぬいぐるみを詰めて家を出る。
車で走ること40分。
到着した空港で飛行機の発着陸を楽しんでいると主人の飛行機が到着。
到着ロビーで出てくるのを待っている間、娘はソワソワ…
そして主人が出てくると、一瞬悩んだ後に駆け寄って抱き着いていた。
それを見て一瞬だけウルっとなったのは私だけの秘密だ。
私の父またまに出張に行っていたが、その度に今世の別れでもないのに私が母と妹を守るのだという使命感と、父がいない寂しさに泣きそうになっていたものだった。
娘にとって主人は大好きな存在。
それがこういう目に見える形で表現されると、いつも主人が娘や私のために頑張ってくれているのが娘にも伝わっているのだと嬉しくなる。
そして主人は主人で出張先で終電を逃し、仲間たちと朝まで酒を飲みながら楽しく語り合ったらしい。
娘がいるとなかなか思いっきり羽を伸ばしきれていないだろうから、楽しかった、また行きたいと話す主人にこちらまで嬉しくなった。
主人の出張は娘と2人で過ごさないといけないから大変な部分もあるが、普段感じない色んなことを考えさせられるから嫌いじゃないという話。