カッコつけてこう。

昔は、カッコつけることがカッコわるいと思っていた。今は、カッコつけないと格好がつかなくなってきた。

というわけで、年明けから意気込んでいた2つのことを今日からはじめた。ひとつは髪型チェンジ。もうひとつはダイエット。

僕は30歳まで、大袈裟にいえばずっと髪型が一緒の人間で。唯一変わったのはワックスをつける範囲が広がったくらいで、最近まで自分で髪を切っていたくらいだ。

しかし大学教授をやるにつれ、大学生と間違われることにいい加減嫌気がさしてきた。前髪あげてパーマかければ大人っぽく見えるんじゃね？という浅はかな目論見のもと、参考画像を持参して美容院のお姉さんにAirDropしたらお姉さんのスマホ名が「宿儺の左薬指」。「呪術廻戦めちゃ好きじゃないですか」とツッコんだが最後、パーマをかけ終わるまでずっとジャンプ談義に付き合わされた。たしかに、ピューと吹くジャガーを変えるボケ漫画はまだ現れてないと思います。

そしてもうひとつ、ダイエットについては「高校生の頃の体重に戻したい…！」と毎年思っては失敗続きだったので、もはや努力の仕方が間違えていると判断してパーソナルジムに通い始めた。トレーナーは気さくなボディビルダーで、1回目はトレーニングを一切せず、痩せる理論と食生活の組み立ての講義のみ。「糖質制限は僕らもやらないし、絶対うまくいかないです」という言葉を聞けただけでも価値があった。

やることは脂質制限で、その代わりタンパク質をきちんと取ることが求められるのだけれど…これが本当にキツい。ササミとプロテインだけじゃ全然足りず、困り果てたところに現れた救世主がサバ・イワシ・マグロの3大魚の缶詰。高タンパク低脂質な上に、何より超手軽でおいしい。食べ物を栄養価で選ぶ経験がほぼなかったので、基準ができるとこうも食生活が変わるのかと驚きつつ楽しみつつ。これがゆっくり新しい普通になっていけばいいなとおもう。

今日は本当にどうでもいいことを書いてしまったけれど、本当はたぶん、どうでも良くなくて。見た目から自信を持つこと。体の内側から整えること。自分の状態を良くするために、投資すべきところにはキチッと投資する。きちんと学び、頑張り方を間違えない。それだけで人生は好転していくものだとおもう。

みてろよ2ヶ月後。カッコつけてこう。