学校生活と吃音
こんにちは。夕日ましろです。
吃音と付き合って6年目の私が学校生活を送る上で周りにどうサポートしてもらっていたか、自分で何をしていたかをまとめていこうと思います。あくまで私の経験ですので全員に当てはまるものではありませんが、参考になれば嬉しいです。
吃音症のあなたにも、周りに吃音持ちの方がいるあなたにも、吃音と関わりはなくとも興味を持ってくれたあなたにも。少しでもお役に立てるよう頑張って伝えるので、どうぞ最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
◯周りにサポートしてもらったこと
・自己紹介を代わりに言ってもらう
中学1年生のときにして頂いた対応です。最初の頃は吃音をクラスメイトに知られたくなかったため、風邪を引いたフリをして担任の先生に代わりに言ってもらいました。
・授業中にいきなり当てない
私と母が吃音を初めて先生に相談したのが確か小学6年生で、その時から今までずっと授業で関わる先生方にお願いしていることです。授業のような皆に聞かれる場ではなくとも吃音は出ます。ですが、突然指名されると尚更強くどもりが出てしまうことが多かったので、このような対応をして頂いています。
中学3年生の終わり頃からは「前から順番に文章を読んでいく」などの形式のときは頑張って言い、今調子に乗ってるぞ!というときも自ら挙手するようにして、少しずつ自分で出来ることを増やしています。
・どもるときは言えるまで待っててもらう
急かされると余計に酷くなってしまう為、これも先生や友達に伝えています。
・手紙を書いて先生からクラスメイトに伝えてもらう
中学1年生のときに吃音のことについてクラスの男の子に授業内発表中にからかわれたことがあり、それを受けて母と先生と相談してやって頂いたことです。
私の吃音についての話を作文用紙に書き、帰りの会で先生に読んで頂きました。(私は別室待機でした)
その内容についてクラスメイトから一言ずつ手紙を貰ったのですが、仲良い子もそうでない子も皆あったかい言葉をくれて、どもっても大丈夫なんだと、自信と安心に繋がったのを覚えています。
◯自分でしていたこと
・自己紹介のときに自分から言う
中学2年生以降はなるべく自分で最初に言うようにしています。最初に言ってしまった方が楽だと気付いたので。笑
・言えそうなことは自分で言う
先程も書いた通り、授業で言えそうなところは挙手をするなどして、できるところは積極的に授業に参加しています。出来ないところはその旨と理由を毎回伝えるようにして、代わりに出来ることがあれば積極的にやっています。
・できないことを自分からみんなに伝えておく
親しい友達には自分から早い段階で言うようにしています。こういう症状があるけど、別に緊張とかはしていない、どもりが出たら言えるまで待ってて欲しいなど、自分が希望する対応はなるべく全て伝えた方が良いと思います。私は友達同士のノリでも真似されたりいじられると深く傷付く方なのでなるべく全員に伝えています。
如何でしたでしょうか。最初にもお伝えした通り、あくまで私の場合なので自分にとっては逆効果だ、などあると思いますが、何かの参考になれば嬉しいです。
当事者以外の方も、吃音の存在を知っていてくださるだけで不安が少し減るので、こんな人がいるんだなと覚えてくれたらなと思っています。
では。