承認欲求
昔から文章を書くのは好きだった
自分の思っていることをだらだらと書き続ける。
作文を書きましょうと言われると
めんどくさい。だるい。わからない。
みんなそう言うけれど私は1度も作文をめんどくさいだなんて感じたことはない、
けど、周りにあわせて『めんどくさいよね。分かる私も嫌い。』そう口にしてた。
いつでもそう。
思っていること。伝えたいこと、言いたいこと。
周りの目を気にして人と意見が違ったら嫌だ、仲間はずれにされるのが怖い。 嫌われたらどうしよう。
ゆうひってなんか変わってるよね
変わってるって言われることが嬉しかったし、怖かった。
誰かと同じでいたいはずなのに、周りの人と同じただの普通の人として生きているのは嫌だった。
音楽は、私が生きてく上で必ずなくてはならないもの。ずっと夢を見ているもの。
人前に立つのは苦手。人から注目を浴びるのも苦手。自分を表に出すのが苦手。
そんな人間なのに私は音楽をやる人になんてなれるのだろうかなんて思ってしまう。
初めて人前で音楽を披露したのは、幼稚園年長さんとか小学生1年生とかの時のことだから全く記憶には残っていない。
ピアノの発表会、可愛らしい服を着た幼い自分が弟と幼なじみと写っている写真をアルバムで見たことがある。
ちゃんとピアノは弾けていたのだろうか
間違えずに楽しく弾けていたのだろうか
記憶には全く残ってないけど、人前で音楽を披露する前緊張してなのか分からないけれど泣いていた記憶があって、
もしかしたら小学校高学年とかもっと大きくなった頃の記憶かもしれないけど、私のなかでは憂鬱なものでしか無かったのを覚えている。
初めて人前で1人で歌を歌った日。
中学2年生の冬。
あの頃の自分は思い出したくないくらい荒れていたし、周りも、環境もなにもかもが終わっててて、死にたかった。生きているのが本当に辛かった。
でもそれとは裏腹に"だれか"と一緒にいる時は無駄な自信があった。
むしろ死にたい。辛い。とか思っていたからこそ一周まわって吹っ切れていたところもあるのかもしれないなーって。
当時はラッパーになりたかった。
黒歴史だと私は思っているけど、約200人(そんなにいたか忘れたけど、100は絶対いた)の同級生の前で当時流行っていた曲を歌ったことを覚えている。
めちゃくちゃ下手くそだった。
てかそもそもラップってもっとごりごりしたものだろ。
といまのゆうひは当時の私にツッコミそうなくらい選曲もおかしかったし、下手くそだったことを覚えている。あんなに下手くそな歌でよく人前で歌ったなと、その気合いとメンタルだけはすごいなと自分に対して感じてる。
でも、きっとこの経験がなかったら私は今バンドマンになんてなっていなかったと思うし、
下手くそすぎる歌だったけど周りと先生が盛り上げてくれて、歌い終わったあとみんなから歓声もらった時すごく嬉しかった。
恥ずかしさもあったけど何より達成感と嬉しさが大きくあったのを覚えている。
黒歴史だけど、でも後悔はしていない。
あの時頑張った私へ。ありがとうって伝えたい。
高校生活3年間はコロナウィルスによって異例の3年間だった。
やりたいことも出来なくてめちゃくちゃしんどかったけど、コロナウィルスに感謝していることもある
それが新しい音楽に出会えたこと。
知らぬ間に私もバンドマンになった。
音楽を聴く側ではなく届ける側になった。
いつまで続けられるのかそんなのはわからないけれどゆうひはゆうひなりに全力で頑張っていこうと思っている。
思った以上に長くなったし、この文章を打っていて40分も経ってる。まじか。笑
今日も私はライブハウスに足を運ぶ。
今日は先輩バンドの初ライブ。
全力で楽しもうと思っている。
私もいつか誰かを救える人になれるように
今日も頑張って生きようと思う。