ずっと味噌の匂いがするなぁなんて思っていたら、
着ていたニットの肘の部分に朝食の味噌汁がしみ込んでいて、かれこれ1時間ほど気づかなかった私です。こんにちは。
現職でのマネジメントに関する相談をこっそりしています。
違う部署の副部長2名に加え、その上司の部長との1on1があらたに始まりました。副部長2名が、上司である部長も受けた方がいいということで始まりました。まとめて面倒見ましょう。
この記事では上記副部長2名と3人で行っている1on1on1の中から事例紹介します。
要因分析に「本能の4タイプ」を使っていますので、以下を参考ください。
副部長Aさんのお話
Aさん(注目型)は最近ゴルフを始めたので、アイスブレイクを兼ねてゴルフの話から始まりました。
まず、一旦考えてみましょう
自分の過去の経験や、勉強熱心なAさんは一般論(教科書、自己啓発本、youtubeなど)から、「部下には成長を促す指示の出し方が良いだろう」という考えにAさんは至っています。なぜなら、「指示待ち人間は良くない」、「細かく教えてしまうと、指示待ち人間が出来上がってしまう」という考えからのモノでした。
自ら考えて、行動できるビジネスマンになってほしいと思っています。
いわゆる「自律(自立ではない)」ですね。
ちなみに、部下のaさんは「理想型」です。
今回の件は注目型上司と理想型部下らしいのかなと思ったりします。
恐らく、Aさんはaさんに「細かく言うと嫌われてしまうのではないか」と思っています。aさんは「やるべきことはしっかりやりたい、失敗したくない」と思っているかもしれません。
法則型の僕からすると、そもそも「何の具体例もないなぁ」と思っていました。いや、ディスっているわけじゃなくてね。注目型と理想型だけだと、抽象的な話が多くて、フワッとしてて、何も決まらずに終わることが多いです。(これは言わない約束だ)
指令型と法則型がいるとこうはなりにくい。
指令型はとにかく動きます。任務を遂行します。困ったときはおそらく、指示をくださいと逐一いうでしょう。
法則型は理由さえあればやります。なので、理由を問います。理由さえ納得できれば、自律的に遂行できます。
逐一感がそろっていないのでは?
人によって説明が違うと同じように、人によって受け取り方は違うということ
ゴルフ動画もそうですが、いろんな人がいろいろな説明をしています。それによって改善する人もいれば、悪化する人もいます。
法則型の僕が思っていることですが、「起こっている現象を正確にとらえる」ことにチカラを注ぎます。
例えばスライス。スライスとは右利きのひとが右に大きく曲がることを言います。でも同じ右に曲がるでも何種類もあって、例えば「まっすぐ出て右に曲がる」のか、「まっすぐ右に飛び出してしまう」のか、という分析をちゃんとすること。それぞれで対処法が異なるからです。
事実・現象と、推測・思い込みを分けることを考えます。
人が成長するには時間がかかる。だから成長と時間はトレードオフだ。
それはそうだ!と思う人も多いと思います。
ただね、言いたいのは「時間がかかる」と思っている時間感覚というのは人それぞれだということ。
それでは時間がかかりすぎるよ!という言葉に対して、
ある人は「一年くらい」を想定している場合もあれば、「〇〇が出来るまで」という成長の内容の方を思い浮かべることだってあると思います。
だからなるべく客観的な数字を置く方が良いと言われています。
特に「いつまで」を明確にすること。
全ては、憶測の中で勝手に印象だけで話をしているとすれ違いが起こるということ。
もう一回言っておくか、
「起こっている現象を正確にとらえる」
「事実・現象と、推測・思い込みを分ける」
これがとても大事だ。
副部長Bさんのお話
「これがとても大事だ」って書いて、思っちゃったから仕方がない。
大事マンブラザーズバンドの「それが大事」をカラオケで入れる人いるけど、最後どんなけループするかちゃんと考えて入れような!(思っているより長いんよ)
Bさんは指令型で、前回の記事のBさんと同一人物
続けてBさん
指令型なので、状況を具体的に話をしてくれますね。
また前回のアドバイスをきっちりと理解し着実に実行してくれていますね!
今回の部下cさんは「理想型」です。
まず、一旦考えてみましょう
前回の1on1を受けて、
Bさんは
「自分はあまり仕事の説明や理由付けをしなくても仕事を引き受けがち」
「それを相手にも同じように押し付けがち」
という自分自身のこと知り、それが行動に現れてはいるようです。
しかし相手がどんなタイプか?までは配慮に至っていないようです。
基本、「自分が!」という指令型の面が出ているのかと思います。その結果、他人(部下のcさん)が何タイプだったか?という点については抜けている可能性があります。
具体的に、いろいろと試しているようだったので、
ここでは「問い」で相手から引き出すコーチングではなく、
軽くティーチングをすることにしました。
翌日のフォロー
Bさんには参考になりそうな報告書の型を「これ使ってみてください」と渡してみました。
するとBさんから
やり取りの中に入っていたAさんから
人間関係のモヤモヤには「事実と推測」が入り混じっている
なんかうまく行かない人間関係、どうしても在りますよね。
今回の重要なポイントとして、
「起こっている現象を正確にとらえる」
「事実・現象と、推測・思い込みを分ける」
「やってみて感想(リアクション)を聴く」
人間関係のモヤモヤの中には
推測によって「行動に移す前にすでに尻込みしている」ことがあります。
そして、日本のビジネス界隈には30年どころか
”日本人らしさ”として残っている事なのかもしれません。
海外の、いろんな言語、いろんな人種がまじりあう中では、全く想像できない行動や発言があるので、「憶測で話をせず素直に聞く」ことがトラブルを防ぐことに繋がっていたと思います。
日本人は良くも悪くもそういった混じり合いが少なく、人々の行動や考えがある程度予想できてしまう。それが、現代のビジネスシーンでは足を引っ張っている状態になっているように感じます。
それは僕たちnoteの中でも起こっているように感じます。
偶然、友達の二人が関連しあった記事を書いてくれました。
いや、ほんと偶然です。
たまたまテーマが重なっていただけ。
嫌だなって思っているかもしれない。
フォローを外されたのは僕の何か失言があったのかもしれない。
言われてもいない「かもしれない」に気を病む。
人間関係のモヤモヤの中には事実と推測が入り混じっている。
そう思いませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ありがとう、オリゴ糖