賢いのに仕事ができないヒトの特徴
先週から所属組織内で異動になりました。
仕事の内容は、「うまく行ってない重要な組織を内部から動かす」という
本来であれば副社長がやらなきゃいけない仕事を、
副社長本人から依頼されました。
お前(副社長)は何をするのかは問いませんでした。
(できないの知ってるから)
定義
賢い:雑に「旧帝大卒」や「医者」とここでは定義します。
仕事:大きな仕事、複数人数で動く方が仕事が出来るとします。
つまり本日は賢いのに、賢いが故に、遠くへみんなで行けない人の話。
前提
前提というか、偏見なのかもしれない。
「賢いなら仕事は当然デキる」と思っていることは無いだろうか?
医者など偉い人、会社の取締役
なんだか、偉そうで、仕事ができそうではありますよね。
「給料いいなら仕事出来て当然!」
これは、偏見じゃないでしょ!
俺より金貰ってるなら当然その分仕事してくださいよ!
これは異論ないはず。
でもね、世の中そうでもないようです。
それは、時代が変わったからなのか、昔からそうなのかはわかりませんが、
事実、そういった矛盾はあります。
そう、人は「無能になるまで出世する」のです。
限界までくるとヒトは無能になります。
むしろ、可愛そうな存在でもありますが、
給料たくさんもらってて、ズルいと思う人は多いと思います。
賢いが故に
今回は、特に賢いが故に仕事ができないヒトのパターンがありそうだという話。
でも、本当に賢くて仕事もできる人もいるんだよなぁ。。。
会ったことないけど。
具体例
僕の仕事は、
「東大卒の取締役」と「クリニックの院長」のお世話をすること。
まさに社内では「賢いのに仕事ができない」で有名な二人です。
もはや、厄介者が集められた部署で、
高給取りや老人など、癖の強いメンバーの掃き溜めのような部署です。
今回新たに発見したわけではなく、既に記事にはしているんですよね。この取締役のことはw
特に目立ったのは、
賢い同士の「空中戦」でした。
つまり、賢いが故に頭の中でいろいろと大量の情報があるようです。
賢い同士だと、空中戦でも理解(整理)できるのかもしれません。
なぜそれで話がまとまるのか全然理解できないし、
実際、僕が整理して矛盾を指摘すると、「矛盾などない」と反論するのだが、僕は可視化して話をするので逃げ場がない。
結果、「確かにそうだ!」となる始末。
いやいや、お前ら全然理解できてないやないか!
つまり、人に説明するための情報の見える化が出来ていないようだ。
その結果、全部の会議でかなり無駄な時間が浪費されているわけだ。
それを指摘しない他のメンバーもダメだがな。
これはまさに、一人でやるならそれでいい。
矛盾に気づいた瞬間に修正できる。
だが、組織の場合、その意思決定の変更はすぐには伝わらないし、行動に移せない。
そうやって無駄な時間が流れ、生産性は下がっていく。
そうやって無能になっていくのだと思った。
偉くなるまではきっと個人ワークの成績が認められたんだろう。
医者だって、かなりワガママでワンマンで、周りが合わせてくれる仕事なんだと思う。
もちろん、医者だから、賢いから、って属性に偏見は無く、
いい人は職や能力に関係なくいい。
ぼくがやったこと、心がけている事
まぁ、実際noteでどこまでやれているかはわからないんだけど、
僕が仕事上で気を付けていること、意識している事は、
「人に伝える事」を重視することだ。
仕事内容や想いは、簡単には伝わらないことが前提にある。
そもそも人は理解し合えない。だから細かなコミュニケーション、対話がいつまでたっても十分になることは無い、そう思っている。
だから、誤解がないように伝えるし、言葉だけで伝えることは少ない。
基本的にホワイトボードやパワーポイントで絵にする。
我が家の夫婦の会話ですら、ホワイトボードを使って議論しているんだよ。
もちろん、僕が書いてきたnoteの記事もわかりにくいものが多いかもしれない。仕事じゃないし、まぁいいかなと思うことはよくあるが、基本的には気を付けて書いている。
だから、自分は出来ると過信せず、
頭の中だけで、言葉だけで、伝わると思うような驕りはない。
そこが、賢いけど仕事ができないヒトの特徴なんじゃないかと思った。
なまじ賢いから、頭の中でいろいろと処理できてしまうから、
相手が処理できないのを自分の能力が高いと過信してしまうから、
伝わらないことを前提にできないから、
理解できない人の気持ちがわからないから、
だから、伝え方が下手で、その結果仕事ができないのではないか。
うまく行ってない現実を見ろ!
「東大卒の取締役」と「クリニックの院長」は共通して
現実逃避癖があるようにも感じる。
自分はこれまで上手くやってきたのに、上手くいかないのは自分のせいだと感じてはいなさそうだ。
でも、結果として、今、
うまく行ってないだろ!?
「ゆうゆうさんが入って、すごくうまく回り始めた気がします」
いや、それお前が仕事できないだけだろ?と腹立たしく思います。
だってお前、俺より給料もらってるじゃん。
いつしか無能になるのか?俺は…
うーん、ならないと思う。
自信があるとかじゃなくて、もう会社に属さない。
偉くならないから。
起業する、社長になると、
まぁそりゃうまく行かなきゃ無能だけどね。
最後に余談
実は今回の異動ですが、人事からは
「この異動、ゆうゆうさんに殴られる覚悟でした」と言われた。
いつも仲良くしている人事(フグや鱧を一緒に食べてるヤツ)なので、そんなことをするはずがないのだが。
仲良く悪口を言っている「東大卒の取締役」と「クリニックの院長」なので、僕が「そんなところに異動させやがって!」と思うと思ったそうだ。
「まぁ、この会社で仕事するのもこれが最後だから記念にやってやるよ!」って笑いながら鱧食べてました。
「早く潰れてくれねぇかなぁ」と、ジョーカーのような愉快犯として、
それでも、他の社員のために”賢いけど仕事できない人”のフォローをしています。そんなお仕事です😁
おしまい