Novel marker "Blue poo"のお話
🎉うんこ好きnoterさん!そして全国のうんこ製造業の皆さん、朗報です!🎉
青いうんこの開発に成功しました!
普段は、ちょっと古めの記事を取り上げて紹介しています。腸内細菌の話題で商売されている方から嫌な顔されるかもしれませんので、私的に賞味期限切れをピックアップするのがモットーです。でも今回のは譲れないよね!
こんな論文が出ていました!
Blue poo: impact of gut transit time on the gut microbiome using a novel marker
あ、全然読まなくてOKです!(一部の方にお届けなので)
残念ながら「Blue poo:青いうんこ」を作る研究ではなく(すぐに作れますからね)、食べたものがどれくらいで出てくるのかを調査した、めっちゃ最新の論文です。
それを、このタイトルにするあたりがオシャレじゃないですか!
ざっくり解説!
青色の色素を含んだマフィンを食べてもらって、うんこが青くなるまでの時間を測定するわけです!
うんこ製造時間でグループ分けして、腸内細菌の関係を確認しました。
注意)めっちゃちゃんとした論文ですよ!
その結果、うんこ製造スピードとAkkermansia muciniphila, Bacteroides spp and Alistipes sppの菌に相関がみられたわけです。
ざっくりいうと、
「うんこ製造遅い人はAkkermansiaが多い」そんな感じです。
寝た子を起こしたろうさんありがとうございます!修正しました。
マニアよ、落ち着け!
Akkermansiaは腸内細菌マニアにとってワクワクする菌ですね!
アッカーマンシアと呼ばれることが多いです。アッケルマンシアと呼ぶ人もいます。ちなみに僕はアカマンと呼びます。アカマンちゃんです。
日本人にはあんまり居ないんですよ、アカマン。
でもマウスには結構いて、
さらに良い健康効果と紐付いているため、
腸内細菌マニアの方は、みんなこの菌を欲しがっていますね。
「アカマン増やしたいんです!」そういう相談を受けますが、「悪い報告もあるよ」とだけ答えます。あなたのおなかの中にアカマンがいなければ、同頑張っても増やすことはできません。
あと、この論文はUKとUSで行われた臨床試験です。
なので、日本人では当てはまりません。
プレボテラという菌の議論がされていないので、ちょっとさみしい感じです。アジア圏の被験者も組み入れた方が良かったかもしれませんね。青いマフィンを食べてくれるか心配ですが…。
腸内環境の研究について
そういう意味では、日本は実験をするに適している気がする。(人体実験ではないですよ、臨床試験というちゃんとした実験です)
なぜって、日本人ほど多様な食文化って無い気がします。
日本風アレンジ多いけど。
ハンバーガー、イタリアン、中華、タイ、インド、トルコ…などなど、探せば世界中のご飯が食べられる国じゃないですかね。
実は、日本の腸内細菌の研究は、世界的にも歴史があります。最近では世界中で大きな研究費を投じて研究が進められていますが、実は日本にはものすごくノウハウが溜まっています。発酵食品の種類も多いですし、乳酸菌やビフィズス菌研究が進んでいます。
海外よりもヨーグルトなどの種類も多いのでは無いでしょうか?
まとめ
さて、今回は青いうんこで「うんこファン」と「腸内細菌マニア」を煽って見ました。
「青と煽(あお)って」がかかっています😆
そして、説明するのは野暮です。
✅ 青いうんこは別に普通につくれる
✅ 日本人にアカマンそんな多くない
✅ アカマン信者落ち着け!
✅ 日本は腸内細菌研究の歴史が長い
楽しんでいただけたでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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