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重苦しいピアノ抽選会
『お母さん、家にエレクトーンしかないのに、力強くピアノを弾けているので、そろそろピアノを買いませんか』
娘を音楽家にしようと思ったこともなく、ピアノを買うつもりもなかったので、ビックリでした。
先生は、いつも本をコピーさせてくれて、ヤマハなのにカワイのカバンでもいいと言ってくれる節約に協力的な先生なんです。
なのに先生がピアノを買うように言うなんて、本気だ!て思ったんです。
もちろんピアノは、高いので先生は中古でもいいよ、と言ってくれました。
メルカリでピアノを買おうとしましたが、ピアノ運送業者にとめられました。
『中古ピアノは、蓋開けたら、中身がよくなくて、余計高くつくことがありますので、おすすめしません』と言われ、
新品を頑張って買おうと思いましたが、
ヤマハさんに新古ピアノのか入ったので抽選会があると言われました。
『重苦しい抽選会になりますが、その点は大丈夫ですか』と言われました。
『大丈夫です』と答え、重苦しい抽選会は、さぞ重苦しい空気なのであろうと想像しました。
抽選会で勝てるほど、自分の運勢はよくないと察知し、くじ運の良さそうな娘を連れていきました。
そしたら、誰も現れなくて不戦勝!
きつねにつままれたような感じでした。
『いつになってら抽選あるの』とやる気マンマンの娘は不戦勝が理解できず、
『もう、誰もこないから、勝ちやねん、ないねん』と説明。
不戦勝の新古ピアノは、無料のカバー付きで、カバーの色柄がカーテンや壁色に合ってて喜んでます^^
娘は、朝からピアノを弾くわ、と弾くんです。ビックリです。
そんなモーニングは想像もつかなかったのでね笑
ピアノ聴きながらの朝食作りは最高!
『花は咲く』しか持ち曲はないのですが、とてもいい曲ですね。
彼女の選曲のセンスにも感心してしまう親バカママです。
また、面白いのが、先生がムスメに『気持ち込めて弾いて』というんです。
東北の震災の復興のために作られた曲を小学2年が気持ち込めてもいけるか?と思ったんですよね。
私も長年エレクトーンやピアノを習っていたのですが、先生に『気持ち込めて弾いて』と言われたことはないんですよ。
わたしは、とちらないで弾くこと考えてなかった。
でも、小学2年でも、気持ち込めて弾くと、音色がかなり変わるのです笑
小さい子は芸術的に弾けるわけがない、という先入観があることにも気付かされました。
娘が理解できるよう手助けしてます。
『今はただ、懐かしい、あの人を思い出す』という歌詞があるのですが、
『懐かしいあの人は、地震で死んだママやったりするねんで』と、娘に教えたりしています。
子どもながらに悲しみも少しは想像つくのかもしれませんね。
気持ち込めて弾いたら、音色が変わります。
とちらずに弾くより、気持ち込めて弾くほうが素晴らしいなぁーと。
とちらないことに重きをおき、気持ちこもってないのは、ダメだなぁなど…
色々考えさせられます。
とちる(見栄を気にする)ことばかり気にしないで、気持ちをこめる
これは、いつも何かをがんばる時につきまとうものかもしれません。
あなたは、ブレイブに自分の大事なことに気持ちを込めていますか?