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LGBTを建設的に話し合えるネットの言論空間を作っていきたい

「Yahoo! のコメント欄が酷すぎて、胸が苦しくなります」と村木真紀さん。性的少数者の一つ、「自分は男性でも女性でもない」と自認する「Xジェンダー」の人が、「女性はこうあるべきだ」「男性はこうあるべきだ」と服装やマナーについて過剰に厳しい「就活マナーの押しつけをやめて」と訴えたYahoo!ニュースの記事に、「押し付けているのはお前の方だ」「多様性を認めろという押し付けはやめろ」という攻撃的なコメントが殺到したのです。

村木さんのこの「リンクトイン」への投稿に対して寄せられたコメントは、Yahoo!ニュースに寄せられたものとは全く異なるものでした。

コメント欄、ビックリしました。本当に多くの人がこう思っているのであれば日本の行く末が心配になってしまいますが、ここまで酷いコメント欄だと逆に良識のある人は避けているのではないですかね。一部の人の声だけ大きく見えてしまっているのだと信じたいです。

それにしてもYahooニュースはコメントモデレーターは置かないのでしょうか…。
Yahooコメント、酷いですね。自分と違うことを受け入れられない人が多すぎると思います。
今の社会が生きづらいと感じている人が一定数いたら、互いの価値観を理解して良い社会にしていこうと純粋に思える人が増えることを願います。

「いわゆる炎上が起こると、社会的立場が弱い人や地位が高くない人は意見を言いにくくなってしまいます」と、リンクトイントップクリエーターの鈴木祐美子さんは東洋経済のインタビューで語っています。今では日本の女性の社会的立場をめぐるジェンダー問題や雇用問題への当事者目線での問いかけを読みやすく優しい言葉で発信する鈴木さんですが、リンクトインを始める前は、ジェンダー問題に発言する女性へのSNSでの攻撃的な反応を見ており、発言をためらうようになっていました。

だからこそジェンダーや障害者、LGBTなどマイノリティをめぐる問題やいじめ・雇用問題など重要な社会課題を議論する際には、安心安全な議論の場が必要です。

この点、リンクトインではダイバーシティを大切にし、違った意見を建設的に話し合える土壌が整っており、立場が弱い人の意見でも尊重される雰囲気があると感じています。

最近、「ツイッターに疲れた」という人がリンクトインに流れ、盛んに発信するようになっています。「正論であっても厳しい表現でツイートしてしまうと、アンチがすぐに反論してきて、そのやりとりに時間を割かれ、疲弊している人も増えていた」と、自身もリンクトインで発信するUZUZ専門取締役の川畑翔太郎さんは東洋経済への寄稿で語ります。

リンクトインでも、何が差別にあたるのかも含めて、LGBTについて語る人が増えています。私もLGBTを全て知っているわけではありませんが、理解できるように想像しようとしています。しかし、LGBTの理解啓発活動に懐疑的な意見を言う人に対しても、人格攻撃は行わないようにしています。

意見の一致よりも、まずは安心安全な意見の交換を。それが互いを知ることや良い解決策につながります。

【LGBT問題を語っているnote】


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