【11月28日結審】聴覚障害児の逸失利益裁判・証人尋問傍聴記
「相手側の主張が通ったら、本当にこの世の中狂ってしまいます!」
交通事故で11歳の子を亡くした父親は、強い語気で訴えかけた。
その事故の加害者は、持病のてんかんを隠して運転を続け、本件以前にも数件に及ぶ当て逃げや人身事故を犯しており、集団下校中に歩道で信号待ちしていた子どもたちのところに発作を起こして突っ込んだ。刑事裁判では危険運転致死傷罪が適用され、懲役7年の実刑判決。
加害者からは謝罪らしい謝罪はなく、見舞金や謝罪金は一銭もないという。謝罪の手紙は被害者家族の元には