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【「なるほどですね!」が耳につく】


 稀に耳にするのだけど、

 「なるほどですね!」という言葉。

 前提として、僕が正しい日本語をちゃんと使えているのかと言われても、「使えてるよ!」と返せる自信はない。それを前置きとさせて下さい。

 ビジネスシーンなどでそういった言葉を聞くことがあるのですが、僕はその「なるほどですね!」がどうしても気になって仕方ない。

 もちろんこれは日本語として間違っている。(間違っている日本語だったとしても、共通認識があれば良しとされてしまうこともあるし、気にならない言葉もあるのだけど、これだけはどうしても気になってしまう)

 しかしながらこの言葉が横行しているというのは、なんだか気に食わない、というか、腑に落ちない、というか……。

 共通認識としてアリだとしても、「なるほどですね!」というこの言葉は、全くもって美しくないように感じる。……のは僕だけかもしれないけど、とにかく、これを聞く度になんだか胸の奥の方がむず痒くなる。

 で、しかも以前はそんなことなかったのに、僕の中で急にそんな感覚が訪れて、(おそらく潜在意識のなかで「なるほどですね!」を認識したのだと思う)それからはもうどんどん、どんどん、耳に入ってくるわで苦しい状況。

「なるほど!そうですね!」

でいいじゃないか。それじゃ、ダメなのでしょうか。

「キムタク」とか「サトエリ」とか、まあみんな当たり前のように略すし、ボクも当たり前のように略し言葉を使うのですけど、「なるほどですね!」って略したところでそんなに略になってないし、そもそもビジネスの場で略して物事を言うのってよろしくないでしょう。

 ただ言っている本人は、それを”略している”という自覚があまりないようで。

 「なるほどですね!」という一つのワードとして認識しているような気がする。

 「なるほど!」では失礼だから、それを敬語っぽくして「ですね」を付けとこう。

 よし、「なるほどですね!」

 ……まあいいさ。それが通じるのであれば、正直なんら問題ない。

 とにかくボクは、使わないように気をつけたいと思うけど。

 この記事でたくさん「なるほどですね!」と書いたけど、ボクはやっぱり好きになれない。

office hammy 
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