「直感」文学 *2つ目の睡眠*
2度寝って、なんでこんなに気持ちいいのだろう。
と、僕はいつも思う。
2度寝の気持ち良さを、1度目の睡眠に使うことは出来ないのだろうか、と思ったりしてみたり。
でも、その快感を一度目の睡眠に味わうことは出来なかった。
何度それを試みようと思ってみても、それはそう容易いことではない。
だから僕はいつも、目的の時間よりも15分早くに目覚まし時計を鳴らし、”確信犯的な”二度寝をする。
二度寝はいい。より深くまで眠った感じ。
それはたった15分なのに。
その15分後、僕が”本当に起きるべき時間”を知らせる音が鳴り、僕を気持ち良い睡眠の中から引っ張りだした。
伸ばした手で、思いっきり目覚まし時計を止めた。
そこでぷっつりと記憶は途切れ、気付けば、それから更に30分の時間が経っている。
さて、どうしたものか。今日も僕は遅刻だ。
2度目の睡眠はとても気持ちいいものなのに、3度目の睡眠はいつだって僕を憂鬱な気持ちにさせる。
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