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おな
2015年11月21日 08:36
「幽霊」とか「お化け」とか、そういった類のものが本当に怖かった。 いや、過去形にする程、今ボクがそれらを克服出来ているかと言われると、そんなことはない。(その証拠に今でもホラー映画は敬遠しています。見てしまうとお風呂に入るのが怖くなってしまうから……) だからまあ、今でも怖いのは怖いのだけど、しかしなら、昔の怖さはもうそれはそれは尋常なものではなかったのです。 子供の時の話。 今
2015年11月15日 13:44
「私って、本当に言葉遣いが悪いの。もう本当に自分が分からなくなってしまうみたいに、平気で暴言を吐いたりするのよ」 と言っていた人がいた。 「言葉遣いが悪い?」 とボクは聞き返すと、彼女はどうやら癲癇(てんかん)持ちで、少々ヒステリー体質であるということだった。 癲癇というものをボクはあまり深くは知らないのだけど、なんだかここ一年くらいはその言葉をよく耳にした。 した、というか
2015年11月10日 19:46
子供の頃雪が降ると、 それはそれは嬉しかったように思う。 目の前に広がる真っ白の世界は、まるで自分が慣れ親しんだそれとは別物の”何か”のような気がして、すぐにでも外へ飛び出して誰よりも一番の足跡を付けたものだった。 そう、ボクはどこにでもいる普通の子供であって、(いや、しかし、子供の時から雪が嫌いな人もいるらしいのだが)雪が降ればただ純粋に喜んでいた。 それにはきっと、ボクが関東
2015年11月4日 22:02
先日、「ドラマみたいな人生だな」という言葉を聞きました。 よく使われる表現だと思うので、皆様も一度はどこかで耳にしたことがあるでしょう。 「ドラマのような恋がしたい」とか「波乱万丈な君の人生は小説みたいだ」とか。 ここから読み取れるのはつまり、ドラマや映画は、ボクたちが生きている現実とは少し違ったものであるということです。 そりゃもちろんフィクションの世界ですから、なんでもアリと