【蓮ノ空】長年ラブライブ!シリーズを素通りしてきたオタクがなぜ蓮ノ空にハマれたのか&11.18~19武蔵野森決戦へ向けて
オッス。
週末のライブを前に色々整理して魂を金沢に飛ばそうと思い書き始めました。
※サムネはろくろを回す村野さやかさんです。
新参がしっかりハマれてるから安心してくれよな、というメッセージがメインになるかなと。
あとはまあ、「蓮ノ空は名前しか知らない」みたいな人にも届くのであれば、一緒に追いかけようぜ!みたいなところも含んでいます。
「ラブライブ!シリーズの歴史や文化をまるで知らないビギナーです」という自己紹介
比較的長いことオタクをやっておりますが、これまでシリーズで触れたのは虹ヶ咲のみ。それも勧められてアニメをイッキ見した以外の接点はなく、フェス系イベント以外でライブパフォーマンスを見たこともありません。
ラブライブシリーズについては完全にビギナーと言って差し支えないと思います。
ガンダムでいうと1stを見てない状態です。
さすがにアムロやシャアといった代表的な登場人物の名前程度は知ってるけど、「これは3話のシャアザクの蹴りを彷彿とさせる描写ですな~」みたいな、オマージュ含む"追ってる人にはわかる要素"は全てピンときません。
そういう層でも水星の魔女は十分に楽しめるワケで、つまりそういうことです。
やはりシリーズ物となると新規が途中から入っていくのはハードルを感じるものですが、蓮ノ空については「異質さ」、言い換えれば「ある程度独立した存在である」ことを界隈の外から一目で感じ取れたことが大きくプラスに作用しました。
新参者視点から見る蓮ノ空の参入ハードルについて
めちゃくちゃ単純な話です。
そもそも絵柄が違うというところが一番大きいですよね。
あの絵柄じゃないから良い!という話ではなく、一目でザックリと「既存シリーズと地続きではない新しい別物だ」と判別できて、途中参入のハードルが多少下がるという話です。
また、新たに独立したアプリで展開されるという点。
スタートラインが近いところで揃うのは新参にとって非常に大きかったです。
そもそも長いシリーズにおいて新参の絶対数なんか多くはないとは思うのですが、私としては入っていくハードルは限りなく低かったです。
じゃあそもそもなんで蓮ノ空追い始めたの?
履修に踏み切った動機は「身内アニクラごっこで絶対蓮楽曲流す奴がいるから対策のために予習する」という何とも純粋とは言い難いものでした。ちなみに当日はMirage Voyageが曲被りしてました。
履修の中で眩耀夜行の音に恋心を抱いたのが私の中でとても大きかったです。
溢れ出る愛おしさから急に恥ずかしくなって、どこを見ているわけでもないのに目を逸らしてしまうのです。1つドカンとハマる楽曲があると後はスムーズでした。
最もアクセスしやすくて有力な情報は楽曲なんだなあと再認識。
本題:なんで蓮ノ空にハマれたの?
コンセプトに忠実なサービス展開
我々の過ごす『いま』と作中の『いま』が完全に同期していることを疑う人間はいないと思いますが、リンクラはコンセプトを理解させるだけの魅せ方を心得ていてえらい。
ストーリーの中で「回答を示すためにソロライブやります」と宣言し、実際にライブ配信で披露し、配信後に章のエンディングを公開する という没入感マシマシのズルいやり方、このコンセプトでやってるから成り立つようなモノですよ。
ストーリーが「活動記録」という名目なのもニクいですね。
「記録」というからには既に起きた過去の出来事ですからね。
リアルタイムの配信の中で平気な顔して「活動記録」で明かされていない現状に触れてきたりするのも素晴らしい。
今後の活動記録のあらすじになるのもそうですし、「見えないところでいま確実に何かが起きている」というソワソワした感覚はリアルタイムで追っている人間の特権でしょう。
『いま』『リアルタイム』を追うことに大きな価値を付与するサービス展開はとても魅力的です。
リスクとして、後追いがリアルタイムに追いつく労力は掛かるかなという感じ。
まあストーリーの更新ペースが凄まじいワケでもないのでゆっくり追いつけば良いと思うんですけども。
とりあえず私から言えることはこれだけだ。
尽きない供給
曲を出すペースが凄まじいのもありますが、週2~3で30分程度の生配信があることが最も大きいでしょう。
配信を基にしたイラスト等の二次創作も盛んで、話題に事欠きません。こずめぐスタバデートの際は大変お世話になりました。
6人というバランスの良いメンバー構成やゲームシステムの都合もあり、供給に大きすぎる偏りが出ないところも素晴らしいポイント。
キャラクターを魅せるストーリー
「ストーリーが良い」だけじゃオタクが釣れない時代ですが、具体的にどこが良いかというと、キャラクターの現在地・課題を明確にし、それを乗り越える作りになっている点…だけでなく、それすらもコンセプトに絡めた演出で魅せてくれる点ですね。
配信でもストーリー内の出来事について触れる機会があったり、月1のライブイベント生配信で集大成として「乗り越えた先の姿」「課題への回答」を示してくれるなど、アプリのシステムや「リアルタイム」というコンセプトにしっかり絡めた演出に繋がるところがオンリーワンの要素になるのかなと。
ライブ・出演イベントという節目が用意され、そこへ向かっていく時の流れの中で確かな進歩を描くという美しい展開。コンセプトを強く実感できます。キャラへの愛着、楽曲に乗る感情、重ければ重いほど良い。
2話の時点で「先輩の立場として、放任と干渉のバランスについての葛藤」という比較的高い次元での悩みが描写されているの、めちゃくちゃ健全だと思う。同時期に永遠にギスってるバンドアニメを見ていたので尚更そう感じる。
キャラクターの「実在性」
蓮ノ空はよくVTuberに例えられますが、共通点は「モデルが配信をしている」ことだけです。
そこに至る過程、「創作物にすぎないキャラクターが現実との接点を持つ手段としての配信」と、「配信のために現実の人間がガワを被っている」ことの違いを把握しておく必要があります。
蓮ノ空は当然前者ですので、我々がアクセスし得ない情報(たとえば学校生活やスクールアイドル活動のちょっとしたエピソード)をキャラクター自身が喋るこの実在性も個々に深みを与える大きな魅力です。
また、複数人での配信だとキャラクター間の細かな人間関係を垣間見ることができるのも素晴らしい。
「この子と一緒にいるときじゃないと見れないテンションだな」とか「やっぱコイツ先輩ナメてんな」とか、そういうちょっとしたリアリティも見れたりとか。
別にゲームをやらなくてもコンテンツを享受できる
ゲーム要素を否定する意図ではなく、最低限活動記録を読んだり配信を視聴する分にはやらなくても良いという手軽さの話です。私も最初期はサボってたけど今はちゃんとやってます。
音ゲーやってプレイヤーレベル上げなきゃストーリー読めないとかザラじゃないですか。アレすっごく煩わしいんですよね。
活動記録読んで、石溜まったらガチャ引いて、時間になったらギフト投げて、見れるときに配信見る。これだけで最低限のコンテンツを享受できる手軽さも魅力の1つと言えると思います。カードエピも最低限の範疇だろというお叱りがあれば謝罪します。
コンセプト上「おわり」が約束されている
消化不良のまま死んでいったコンテンツを看取ったことのある人間にとってこれほど嬉しいことはありません。
現2年生の卒業で終わりなのか、新入生が伝統を紡ぐのか、そこまでは現状わかりませんが、少なくとも今の6人の物語は必ず終わるでしょう。
避けられない終わりが用意されていることは、消化不良のまま打ち切られる虚しさと比べれば、他界するにせよ追い続けるにせよ受け取る側の決心もより納得に満ちたものになると思います。
まとめ&ライブに向けて
新参者でもすんなり飛び込んで楽しめてるぜ!っていうお話でした。
とにかく"キャラクター"の『いま』をゴリゴリに描いてきて、残酷であり儚い時の流れを現実の我々と共に進むリアルタイム展開。
さすがにこの前の竜胆祭のような半リアルイベントとのリンクのさせ方をされると絶叫をしてしまいます。
さて、今週末は東京公演ですね。
初めての現地になるわけですが、「初めて」の純度は高い方が良いので、福岡公演の映像・配信・セトリは一切ノータッチで過ごしています。
私がライブに求めるものは、私含む個々人の現在地を踏まえて「いま、この瞬間にしか見られないものを見に行きたい」に尽きるのですが、蓮ノ空というコンテンツのコンセプトからして大いに期待が掛かるところ。
2日間を経て私は生命活動を維持できているのでしょうか。
最後に「立場の表明」として私の好きな女の特徴でも語っておきましょう。
己に対して極めて素直
↑が故にストイックかつ強情、そしてわがまま
微畜生
はい。
以上が「立場の表明」になります。ご理解いただけましたでしょうか。
それでは、ライブ感想記事でお会いしましょう。
追記
ライブ記事あげました