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【Ave Mujica】アニメムジカ前半時点(1~6話まで)感想

ちょうど折り返しなので感情の中間報告。

毎週木曜23時になればテレビにかじりつき、30分のインターバルでヤダヤダ言いながら見せられたものを整理し、ヤダヤダ言ってる内にBSでの2周目に突入する。
毎週本当に楽しませていただいております。楽しんでるかは怪しいな...インターバルの間「つらいとこ一旦置いといて僅かな萌えを啜って生きないか?」しか言ってないし...。

なんか愚痴ってるっぽく映る文言が続きますが、そう映るだけで本当はどっぷり熱中してます。自分、不器用なモンで。その辺どうかよしなに。

この記事で言いたいことは「おいオタク共、まだ6話やぞ」と、「おい公式、もう6話やぞ」の2つになります。よろしくお願いいたします。

■現状の展開

マジで何がどうなったら幸せなのかわからない、見てる我々も、作中の女の子たちも。この物語のゴールはどこ?過去の光ばかり見せられてもそこに未来はないんだよ?

現実世界の我々には「わかれ道の、その先へ」というゴールテープの存在こそ明かされているものの、折り返し地点ではそのゴールが見えないどころか逆走も良いところ。ようやくUターンの標識ぶら下げたジュゲムが現れた感じですが...。

・Ave Mujicaの名を冠したアニメなのにマイゴちゃん絡みスギじゃね?について

「ムジカの問題はムジカでどうにかせえ」という言説。まあ理解る。
理解るけど、ほら、MyGO!!!!!結成にあたってもさ、初ライブの祥ちゃん波動とか欠けたベースを埋めてくれたサポート海鈴とか「うた」の力を教えてくれたイケメンボーカルとか随所で気にかけてくれたきうりの妖精とかいたしさ。助け合って、生きようね!

まあ普通に「ムジカ内でどうにかできなかった」という結果が物語を動かしていく要素だとも思いますよ。
我関せずマンが椎名立希に痛いとこ突かれて効いてて草になってしまった辺り、まだ丁寧に火薬を撒いてる最中でしょう。八幡海鈴はまだ爆発を残している(幣アカウントはうみたきを応援しています)

言うてもMyGO組は前作主人公の範囲は越えてないと思うし(介入したところで現状なにも解決に向かっていないため)、ムジカの問題とMyGOが無関係とはどう足掻いても言えないワケだし。

描かれるたびにMyGO組の方が味がしまくってる上にムジカ組の掘り下げほったらかしてる方が問題だけど、言うてオタククンの杞憂なんか丁寧に撒かれた火薬に着火された瞬間更地になるんだしへーきへーき。おいオタク共、まだ6話やぞ。

まあでもこの状態で折り返し迎えちゃうのは若干しんどいぜ(幣アカウントはうみたきを応援しているため)(トンデモ新説やともさきとの対比でおもちゃにされてる初華のオタクが一番割を食ってそう)(おい公式、もう6話やぞ)

・バンドアニメなのにライブシーンなんかしばらく見てないけど...。

イマサラタウン。バンド内にドッピオがいるんだし、ライブの日を描く描写はあってもライブそのものはキングクリムゾンされるよね。

最近ライブいったキッカケで見たアルゴナビスってバンドアニメはストーリーの出来は置いといてほぼ毎回ライブパートやっててビックリしちゃった。バンドアニメってそれなりの頻度でライブシーンがあるんだね。

Q.どこに向かってるのかまるで分からない上にライブシーンもないバンドアニメに何故ここまでのめり込まされるんだ。
A.とにかく人物描写が魅力的すぎるから

というわけで現状までのメインキャラ1人1人に触れていきますよ。6話見た直後だから6話の情報量が増えるかもです。
口悪く評することがあったとしても私はみんなのことが大好きです。ホントだよ。

キャラクターのはなし

・豊川祥子

誰がここまでしろって言った?

もっと労わられるべきです。作曲もできる、脚本もできる、プロデュースもできる。ムジカ立ち上げの時はMyGOアニメのとき同様超人だったのに。

燈の歌詞(歌詞とは言ってない)からは即興で曲作れるのに作曲に悩む姿が描かれたのも示唆的なモノがありましたね。
初華の作詞の時間も込みで予定を逆算してた辺り、ムジカでは曲が先で詞が後という作り方をしていたのかと思いますが、CRYCHIC時代(というか春日影と人間になりたいうた)は詞からインスピレーションを受けて曲を作ってたので、現行のムジカのやり方は合わないスタイルなんだろうなと。

「なんか色々ありすぎて余裕をなくす」以外の要素でも作曲に詰まる描写に納得いく背景です。(でも劇の脚本とかは自分でやってるのになんで作詞は外注なんだろう)(ムジカの世界観がツーカーで伝わる作詞経験者がいるのは助かるのだろうけど)(初華に内なるDiggy-MO’が居ることを知っていた...?

まあ自分で仕切ってこのスタイルを執ってるだろうから何とも言えんのですが、こういうところにも不和を感じます。

「忘却を恐れるなかれ」とか言っておきながら過去に雁字搦めにされ続けてずっと辛い顔してるのもう本当に…。過去の発言が全部刺さるブーメラン曲芸師豊川とついにキレたそよ・ザ・デンジャラスの邂逅、怖すぎるだろ。

ん?カウントダウンでのほぼ100円ショップ素材提供のとき一人だけ満面の笑みだったのってもしかして「忘却を恐れなかった結果www」ということに…?
全部の記憶ふっ飛ばして光の豊川祥子!復ッ活ッ!ですわ~!…になる?

あぁ^〜もうなんも覚えてねえですわ^^

でも幸せならOKです。…OKかなあ?そよはどう思う?

・三角初華

お前が一番わからん。MyGO10話で燈に金言を授けたお前はどこ行った。豊川祥子が絡むとおかしくなるだけなのかもしれないが、豊川祥子が絡まない描写がないためなんかずっとおかしい…。

ノートを勝手に見るノンデリズカズカ具合(vs燈必須スキルですね)と綴った心を「うた」として認識する感受性は豊川祥子と重なる描写でしたし、あのカッコよかった三角初華が私は相当好きなので、今のなんかズレた様(オブラート団子)を見てると悲しくなります。

あのときお前は確かに本質を見ていたはずなんだ。アレが奇跡の超上振れ瞬間最大風速だったなんて言わないでくれ。頼む。

でもsumimiの活動にピンと来てないヤツが「うたは言葉以上に心が伝わる気がする」と言ってるのも不自然ではあるんだよな...。
ふと鏡を見たら「酷い顔」になってるような活動で売れてる奴がそれを言うのか?とは思うので。

…私の脳のケンコウニヨクナイのでこの辺で辞めよう。マイゴ10話の三角初華はヒーローだったんだ。それだけは間違いないんだ。ウン。

なんか本質を捉えきってないように映る描写は「ケンコウニヨクナイ」の模倣など随所に出てますが、"好物のドーナツ""目の前で分け合う"ことに意味があるまなちゃんの行動を「ドーナツを半分に切ってお出しする」ところだけ模倣してたのがなんか一番ゾッとしたなって。

「落ち込んでいる相手を励ますシチュエーション」+「sumimiは2人で1つだよ」から着想を得たんですかね?お前それはさ...(絶句)

どう見ても描写が足りてない前半脚本の被害者代表だと思うので、今後の活躍(なんか公開されてるマジギレカット等)に期待感が募りますね。
キャストインタビューとかも読んでると良くも悪くも絶対に捲ってくるはずなので…。オタク共、まだ6話やぞ。

・若葉睦

ずっと虐待されててかわいそう、ちょっと口を開けば失言しか出てこないだけなのに...。

演奏(ギター)を求められ続ける環境(顔を隠して世界観と音楽性で人気を得ていく祥子が描いた軌道)であればまだ良かったんですよね。
祥子の思い描く「仮面を外す然るべきタイミング」は世間から音楽性を評価されていることが大前提だっただろうし(演奏しないバンドに存在価値はないという思想からも読み取れる)(私もそう思う)

ギターをアイデンティティとする睦にとって、演奏が評価される土壌さえ作られれば今ほど苦しまない……のかなあ?結局「私はまだギターを唄わせられないのになんか知らんうちに評価されてる」になっちまうんかな…。

もしくは睦自身が「”唄うギター”の境地に至る」ことが然るべきタイミングの条件の1つ…?うーん、それが睦目線では理想of理想だけど祥子がそんなことまで考えるワケないやな。

そうはならなかった世界のことを考えてもしょうがないんだけど、もっと世界さんサイドも若葉睦が生きやすいようになった方がいいよ、本当に。

睦ちゃんの正確な演奏とモーティスたむが要師匠から習得するキラキラドキドキ唄うギターが融合してカンペキな超兵ウルフレジェンドを見せてくれるんだ。きっとそうなんだ。切り開くんだ!未来を!明日を!

・モーティスたむ

人を追ってるのに踏切前で一時停止して左右確認できてえらいね^~
ねこちゃんと仲良くなれてよかったね^~

当初は「睦ちゃんとバンドを守る」という原則に則って私情全開で暴れ回る不完全なAIって感じでしたね。
解散問答のときなんか、対話型AIに「バンドの解散について議論しますので、あなたはこれまで学習した言葉を用いて睦ちゃんとバンドを守る発言をしてください」と指示出したような無機質さがありました。
感情モロ出しなのに無機質なの、すごい不気味だったんですよね。

以降はもう萌えキャラになってしまいました。
ホラーキャラの風格は壊れてしまいました。復活は絶対にありえません。

ん?モーティスたむのホラーハウスにノックもせず勝手に入って腰抜かしたママがいたって...?

・祐天寺にゃむ

アニメの登場人物を「人間」として見たら死ぬほど嫌いだけど、「役割」として見た途端マジで大好きになるキャラクター。

なんか良いこと言ってても「でもコイツ私欲で仮面ひっぺがしたんだよな...」ってなって終わる。だいたいコイツのせい。

1話の仮面キャストオフシーン、見世物の体裁は崩さなかったのは評価できる。1人ずつ仮面外した後ご丁寧に素顔が大映しにされてる辺り事前に準備してスタッフを丸め込んでるのではないかと思っているのですがどうなんだろう。仕込みだったら演出の道行けるし、アドリブだったら演技の道行けるよ(?)

仮にそうでなかった場合、仕込みのしようがない事切れた睦ちゃんのアレに対応できる優秀な裏方(コミカライズにちょっと出てきましたね)を抱えてるバンドだし、実は裏方がアドリブに滅法強いだけ説もなくはない。なんか総指揮兼プレーヤーの豊川祥子もアドリブには強いし…(なお)

何の話してたんだっけ。

ああ、人間としては嫌いって話でしたね(?)

積み上げてる途中のジェンガを蹴っ飛ばされることに強烈なストレスを感じる性質なので、平気でそういうことする人間嫌いなんですよね。
ノープラン行動大好き人間だけど、定まってるプランが故意にぐちゃぐちゃにされるのは耐えられないというか。

彼女も彼女でズレまくりなんですよ。匂わせなんかやってたら素顔公開ドーンのインパクトは薄れて当然だし、マルチタレント目指すならそれこそマルチな才能を振るってきた豊川祥子へのリスペクトがあったって良いし、演技を学ぶ以上囚われるべきは舞台上の一瞬ではなくそれを形作る生き方じゃないのか。狭いんじゃ視野が!競うな 持ち味をイカせッッ

ただ、「レスバが強い引っ搔き回し役」としてはマジで満点。

フットワークの軽さ(起きる出来事との絡めやすさ)、既存キャラとの接点の少なさなど、良いジョーカー/ワイルドカードとしての役割を全うしていると思います。
過去の事情を知らないからこそ私欲と我の強い女が投入された意味とその役割がクッキリ際立ちますね。仮面剥がし役はにゃむにしかできません。だいたいコイツのせいだけどだいたいコイツのおかげです。

事務所に出入りすればsumimiと接点が持てる(なお)、本業でもあるインターネットを覗けばバズってる睦ちゃんを観測できる(なお)といったように、現状単独行動でありながら自然にバンドメンバーとの接点が描けるのも強みですね。与り知らぬところで何かが起きててもそれは確実にお前に影響を及ぼすんだぞ、と暗示されている。

にゃむにレスバで勝てるやつがいないのが「バンドの中で完結できない/しようがない」の良いボーダーになってますね。反乱分子に統括と統括の騎士が立て続けにKOされてちゃ回らないよ~~~~~。
いやまあ、レスバしようとしないヤツがいるのも問題なんだけど…
いくら大問題児とはいえ推進力となり得る真剣なメンバーを飼い慣らせないのが解散前Ave Mujicaの限界でした。

おい、激辛ラーメンリアクション動画とかみかん食べ比べとか、○yamu_gameみたいなことやってたら昨日好きだった人に今日飽きられるぞ…
つっても本家はうすしおポテチ同時食いレビューだし次元が違うか…

・八幡海鈴

(学会騒然)(フロア熱狂)(ベタなギャップでも火力で差をつけろ)

うみたきの森はボヤ騒ぎですが、これは焼畑農業です。6話はきっと良い肥料になってくれます。環境破壊は気持ちいいZOY☆

『演奏・演劇は遂行する』『バンド全体のスケジュールも守る』。 『両方』やらなくっちゃあならないってのが『バンドメンバー』のつらいところだな。
え、他メンバーから不満が?喧嘩はあとで好きなだけどうぞ。ギター弾けない多重人格者?ああもう終わりですね。

いや、ドライすぎんだろ…ってツッコもうと思って簡潔に列挙したけど、これ普通に「自分は自分の役割を果たしている」という前提のもと他メンバーのあれこれ見てるとどうしようもねえな…。

サポートメンバーとしてやってきた以上自分の役割の外に出しゃばる感覚ってのがないんだろうし(自分の役割は果たしていたという自負とどうしようもない状況だったことで正当化しようとしていたウィークポイント)(椎名立希に突かれた痛い所さん)(効いてて草)(自分のバンドやぞ)、一瞬だけレスバ参加したと思ったら、やったことと言えば本筋から逸れた失言を狙い撃ちする死体蹴り(「祐天寺練習しろ」に噛み付くのは、リズム隊として、ドラマーとしての祐天寺にゃむのことはよく見ているという描写ではあると思いました)。おお…もう…。

いいですよね、こっちが薄々どういう爆破をするのか感じ取れる爆弾が徐々に膨張する様を見せられてる現状。これマイゴで見たやつですよ、うっすら感じた「そういうことだよな?」が「そういうことでーーーーーーーす(ドカーーーーン)」ってなるやつ。もうなんなら海鈴は今が一番見てて楽しいまである。
…そのぶん初華がなんもわからん(ふりだしに戻る)

・高松燈

MyGO組はあっさり目に

「バンドやろう」

お前が今一番豊川祥子に伝えるべき言葉で、豊川祥子が今一番聞きたくない言葉。
このすれ違いが本当に美しい。

・千早愛音

肝心な所だけ活躍すればいいと思ってそう。

前作主人公の風格と言い成績は微妙なのにホームラン打った試合全勝の2024年筒香?

・長崎そよ

6話とかいうの、「なんで急に良いところ全部言ったんだ?」の回すぎる。

・椎名立希

キモくなったりカッケくなったり忙しいなお前な。

数秒の映像だけ見て言い放った「こんなのバンドじゃない」という発言が結果的に本質食ってるの面白すぎ。
6話みたあとだとヤツが1話で見てた(見てた?)ライブ映像がティモリスのお芝居パートなのもまた示唆的ですねえ。

・要楽奈

溜めて溜めて満を持して登場し、ギター弾いて甘いもん食ってるだけで物語が動く女。
それでいいんだよお前は。

・純田まな

今のところ良い子でしかない。
あなたが幸せにならない世界は間違ってる。
なんの爆弾も抱えてないよね?ね?

・クソ親父

なあ、俺と一緒にバンドやらないか?
武道館だのツアーだのとは言わず、たまに町内会のイベントでオッサンバンドとして演るくらいのさ。
キラキラドキドキを追い掛けて音の中で語らう術を見つければ、案外今からでも人生どうにかなると思うんだ。
娘が焦がれた光を一緒に見に行かないか?

連絡、待ってるからな。

おわりに

6話見終えてから書き始めたのにもう今日7話だってさ、ウケる。

モーむつに尺使いすぎて他のメンバーの掘り下げ大丈夫か?とか思ってはいるが、まあそれでも見てて面白いし結局なんとかしてくるんだろうなとも思いますね。
まだ6話やぞ。

物語のゴール地点がまるで見えない以上、何を楽しみにしてるかというと結局登場人物のパーソナリティ開示と感情の動き・ぶつかり合いですからね。

7話は予告だけ見てると色んな怒哀が見れそうで楽しみです(喜と楽は壊れてしまいました)

それでは、後半戦も楽しんでみていきましょう(白目)

ありがとうございました。

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