FlutterのiOS開発環境セットアップ完全ガイド:トラブルシューティング編



はじめに

FlutterでiOSアプリを開発する際、環境構築で様々な問題に遭遇することがあります。特に、Ruby、CocoaPods、Flutterの相互作用に関連する問題は多くの開発者が経験するものです。この記事では、実際に遭遇した問題とその解決方法を詳しく解説します。

環境情報

  • macOS 15.1

  • Flutter 3.24.3

  • Ruby 3.0.6

  • CocoaPods 1.16.2

問題の概要

主に以下のようなエラーに遭遇しました

Warning: CocoaPods is installed but broken. Skipping pod install.
  You appear to have CocoaPods installed but it is not working.
  This can happen if the version of Ruby that CocoaPods was installed with is different from the one being used to invoke it.

このエラーは、Ruby環境とCocoaPodsの設定の不一致から発生していました。

解決手順

1. Ruby環境の適切な設定

rbenvのセットアップ確認

まず、Rubyのバージョン管理ツールrbenvが正しく設定されているか確認します

ruby -v
which ruby

期待される出力

ruby 3.0.6p216 (2023-03-30 revision 23a532679b) [arm64-darwin22]
/Users/[username]/.rbenv/shims/ruby

PATH設定の最適化

`.zshrc`ファイルを以下のように整理します:

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