Docker Compose Down コマンド
概要
docker compose down コマンドは、Docker Compose を使用して立ち上げたマルチコンテナアプリケーションを停止し、関連するネットワークやボリュームなどのリソースを削除するために使用されます。このコマンドを使用することで、docker-compose.yml ファイルで定義されたサービス全体を一度に停止させることができます。
基本的な使い方
docker compose down
主なオプション
--volumes または -v
停止したサービスのボリュームも一緒に削除します。このオプションを付けないと、データが永続化されます。
docker compose down --volumes
--remove-orphans
現在の構成に存在しない孤立したコンテナも削除します。
docker compose down --remove-orphans
--rmi [all|local]
イメージを削除します。all はすべてのイメージ、local はローカルでビルドされたイメージを削除します。
docker compose down --rmi all
-t, --timeout TIMEOUT
コンテナが停止するまでのタイムアウト時間(秒)を設定します。デフォルトは 10 秒です。
docker compose down --timeout 30
例
以下の例では、サービスを停止し、ボリュームを削除し、孤立したコンテナを削除し、すべてのイメージを削除します。
docker compose down --volumes --remove-orphans --rmi all
利用シーン
開発環境のリセット: 開発やテストのサイクルにおいて、クリーンな状態を保つために使用します。
リソースのクリーンアップ: コンテナの停止だけでなく、ネットワークやボリュームなどの関連リソースも削除するため、環境をすばやくリセットするのに便利です。