長男の高校の入学式であったかーい気持ちになった話
今日はプライベートの話を。と言っても、私も教員なので他校の式には興味津々。相変わらずの公私混同です。笑
本気で挑戦する人の母校
長男が入学したのは札幌新陽高校。校舎の前に置いてあったのはこちら。「本気で挑戦する人の母校」です。この短い言葉にこの学校の姿勢がビシッと表されている気がします。
探してみたら前の校長とお会いしたときの写真が出てきました。なんだか背筋の伸びる言葉、場です。前校長はソフトバンク本社の社長室に勤務されていた異色の校長。
圧倒されるほどパワフルで、経営者という雰囲気の方。私も笑っていますが、「江藤さん、言うこと聞く人連れてきてもダメなんだよ。」と釘を刺されたその直後です。札幌で一番最初に潰れると言われていた学校をV字回復に導いただけのことはあります。
双葉郡の教育復興で出会った前校長と現校長
前校長の荒井さんは新陽高校創設者の孫に当たります。元々教員でもなかった上に、経営の悪化した学校を立て直すのは並大抵のことではなく、最初は躊躇されたそうです。でも、このようなことをおっしゃっています。
教育の復興は地域の復興でもある。それは通常運行ではあまり感じないことですが、本来非常になことですよね。
そして赤司さんにはまさに相馬郡の教育復興で出会われたそうです。私は、荒井校長のパワフルなたたずまいもいいのですが、赤司校長の凛としているけれどどこまでも深い優しさを感じるたたずまいが好きです。
赤司校長の式辞
私のメモはほんの少しですが、こんな感じ。
私自身、子育ての中でかなりアウトソーシングをしています。また、オーガニックラーニングもたくさんの方に支えられてきました。かつては人に頼るのが苦手でしたが、最近では人を助けることも好きだし、頼ることもできるようになり、それと同時に一気に仕事の幅が広がりました。
保護者に配布されたしおりの中に合った新陽のビジョン。人間だけじゃないと言うのがまた、ニクイ❤️
校長の式辞はご本人のブログからお読みいただけます。
なんとも心のあたたまる素敵な式辞です。今まで聞いたどの校長の式辞よりよかったです。
さいごに
息子の担任の先生の言葉も心に残りました。「新陽高校では15年働いています。昔は仕方なく新陽高校に来た、と言う生徒が多かったのですが、最近ではここで挑戦したいと言う気持ちの生徒が増えてうれしいです。何かチャレンジしてみてください。美容に興味があるなら、ネイルでもいい。ゲームをする人が多いようですが、ゲームの世界でもいい。何か一つ、挑戦することを見つけてください。」(江藤解釈です)
生徒一人ひとりに寄り添う雰囲気、オーラが出ていて、保護者としてもほっとしました。もちろん、バラ色ばかりではありません。学校にはいろんな先生がいますし、いろんな考え方があります。昭和の親父もいるでしょう。でも、入学式ってよくも悪くも学校を反映するんです。わたしは、いい式だったなと思いました。さあ、明日から100分授業だとLINEが来ました。がんばれ、長男!
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