気になりませんか?子どものことば: Canva新作テンプレできました
Canvaの新作テンプレが承認されたので、ご紹介です♪
こんにちは。日本で唯一のCanva教育クリエーターの江藤です。
ちょこちょこと教室で、ご家庭で使えるテンプレートを制作しています。デザイナーではありませんが、教員であることを活かして学校向けの正式テンプレートを作っています。
耳を疑いたくなる子どもたちのことば
子どもたちは日々言葉のやりとりをしています。その中で、びっくりするようなことを言う子がいます。今から20年くらい前のことでしょうか。ある女子生徒がぽろっと言ったのです。
「他の子ができるようになったら、困るねん。」
ごく普通の真面目なタイプ。だけど、真面目に周りの生徒の成長を恨んでいるような言葉でした。周りの成績がいいと相対的に自分の評定が下がる。そんな学校のシステムにも問題があるかもしれません。
他にもよく聞くのは
「どうせ俺はアホやから」とか「このクラスは学年最下位やし」
という言葉。高校生だけでなく、どの年齢層でも聞かれます。幼児を除いて。
子供の頃にかけられたことば
幼児を除いてと言うのは、理由があります。自分が無意識のうちに口から出している言葉は、子ども時代にかけられた言葉だからです。小さい頃は人は何にでもなれると本気で思っています。ですが、周りの大人からかけられた言葉でどんどん自分の可能性を信じられなくなっていきます。
特に有名なのはこの植松さんのTEDでのお話でしょう。この動画が出た頃から何度も生徒と一緒に観てきました。最近は高校の英語の教科書でも出てきます。
自分にかけることば次第
植松さんは言います。どうせ無理と言いたくなったら、こう言ってみよう。
「だったら、こうしてみたら?」
同じ状況でも、自分にかける言葉次第で人生の分岐点で少しずつ違う道を辿っていきます。これが365日続いたらどうでしょうか?それが6年続いたら?全く違う人生を歩むことになります。
新テンプレートご紹介
自分のことばが自分の未来になる。ご家庭や学校で、言葉の選択について話てみませんか?このポスターのテンプレートはCanvaで手に入れることができます。
こちらのリンクから、どうぞ。どなたでも無料でご利用いただけます。
https://www.canva.com/p/yuh-etoh/
フォローしていただくと、新作が出てきた時に優先的に表示されます。まだ28しかありませんが、賞状やスタンプカード、時間割表や学級通信などがあります。そのままでもいいですし、自分や子どもの好きな色、イラストでカスタマイズしたり、文言を学齢に合わせて変えるのもいいですよ。
このポスターが育てるのはまさに、セルフ・エフィカシーです。子どもが見通しを持って、自分の力を信じ、進んで行けるようになること。未来そのものである子どもが自分で人生の選択をできるようになること。しあわせな未来が見えるような気がしますね。ドリルと違ってすぐには成果が出ないけど、じわじわと効いてくるんです。
さいごに
オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。2023年3月にはセルフ・エフィカシーをキーワードに、言語教育に関するオンラインワークショップを行います。
みなさんにまたお会いできますように。楽しみにしています。