見出し画像

幸せを呼ぶ英語Writing❤️iPadを使ってCreativeに

英語の授業でたくさん書き、制作し、表現しているうちにいつの間にかモヤモヤが減った、日本語の会話にもいい影響がある、と生徒たちは言います。きっとそれは幸せを呼ぶ英語Writing❤️

iPadがあればどんな課題もクリエイティブに!

パラグラフの構造の理解は、文字ではなかなか難しいもの。授業では、「図でも文字でも絵でもいいよー。」という声かけをしています。すると、いろんなアウトプットが!

画像1

絵がしっくり来る人もいれば、マインドマップが一番という人もいます。

画像3

学校の先生は言語特性の強い人が多いので、要約すればいいじゃん!となるのですが、人によってまとめる時、まとめた後の理解は文字がベストとは限らないのです。図式化や絵にするとそこから言語化できる人も多いです。

動画を作るのに、プレゼンソフト?

実はキーノートもパワーポイントも動画での書き出しが可能です。詳しくはネットで検索してください。キーノートはアップルペンシルで描いた線描をアニメーションにして書き出すことも可能です。

お正月、何食べた?を線描動画でアウトプット。写真の上をなぞるだけでこんな素敵な動画になるんです。そしてできたもののクオリティが高いと、人の心って踊るんですよ。コミュニケーションは自然発生が一番!

単元のBig Questionである"What makes people laugh?"を動画でアウトプット

前回のブログで書いたように、パラグラフの構造を理解することは重要です。そこで、こんな課題を出してみました。

0) 各パラグラフの主題文の抜き出しと、自分たちにとってのLaughterを表現する
1)アプリはキーノート,Tayasui Sketches, Clipsを使う
2)主題部分を抜き出して絵や声、動きで表現する
3)キーノートでまとめたら、動画で書き出し、Tayasui Sketchesで描いた絵や音声とClipsで組み合わせる

個性豊かな要約動画が完成!

主題は同じだけど、体全体で演じ切るチームなどそれぞれが異なる表現をしました。あー、捉え方ってこんなに人によって違うんだ!とか、今度はもっと面白いの作ってみたい!とか、こんなクオリティの高いの初めて作った!とか、とにかく心が動き、学びがジブンゴトになったようです。

インプットとアウトプットの間、Uの谷

画像3

また機会を見つけて説明しますが、アウトプットがクリエイティブな課題になると、理解も深まります。それは、俯瞰や構造化、内省が起こるから。上記のような課題の場合、一体この著者は何が伝えたいのか、理解したことをどう表現すればオーディエンスに伝わるのかを深く考えることになります。単に100語で要約するだけでは足りないのです。

得意分野を生かす

絵を書くこと・図解・喋ること・楽曲制作・動画編集・書くこと・歌うことなど表現の得意不得意も動画なら生かしやすいですね。フリーライダーが生じにくく、それぞれが好きなことを生かして貢献することが可能です。

以前、なかなか人の輪に入れない女子生徒がいました。議論になると泣き出すし、どうしたものかと思っていたのです。すると、動画編集になってメキメキと頭角を表し、気づくと3Dモデリングまで。実はイラストも得意だった彼女は動画制作には欠かすことのできな人材でした。(文字のレポートは大嫌いで出してくれませんでしたが…)

さいごに

和田一将さんの言葉、Creativity = Identity。問題集を解くだけだった時代には決して見られなかった生徒の姿がそこにはあります。チャイムが鳴っても議論が続く、どうしたら分かってもらえるかを考えて試行錯誤する。

iPad一つあればiosアプリで様々な表現が可能です。よく知ったような顔をして「欧米では高校でiPadを使わない」なんていう人がいますが、そんなことを言ってなんの意味があるのでしょうか?少なくともインプットもアウトプットも多様な方がいい。幸せを呼ぶ英語Writing❤️今日はiosアプリの利用編でした。

追記:スマホでも、どんなアプリでも実際はOKです。この学校ではスマホが使えない上、アプリは決まったものしか入っていないので指定しています。


いただいたサポートで参加者がハッピーになる仕掛けを増やします^^