高校生のIELTS対策どうしてる?(1)
本校のグローバルクラスではIELTSを受験する生徒が結構います。昨年担任を持ったクラスでも1/3くらいの生徒が受験します。その目的としては、海外留学だけでなく国内の大学受験があります。
本年度は英語表現の授業を受け持っていたのですが、その中で4分の1くらいがIELTSの対策授業でした。その内容について5回に分けてご紹介したいと思います。
一番の対策とは?
実は本校のグローバルクラスは、ちょっと変わった授業形態を取っています。というのも、メインの英語コミュニケーションは本校教諭ではなく、3年間で2回短期留学をするアメリカのUC Davisから派遣された先生が受け持っておられるのです。特徴としては、
・オールイングリッシュ(日本語喋れない…)
・生きた英語のコンテンツを多用
・体を動かして学んだり、クリエィテイブな試みがふんだんにある
・3学期に1ヶ月の留学を二回するときの現地授業にシームレスに接続
そういうわけで、江藤が受け持つ以前に彼らの英語のベースが出来上がっているのが大きな特徴だったりします。もし自分が受け持ったとしても同じようなアプローチをとるので、この先生とのタッグ、実は結構嬉しかったりします。
1番の対策は英語を使いながら学ぶこと。IELTS の問題を解きまくることではないと心得てください。
生徒が目指すところ
クラスの生徒が目指すのは大体バンド5.5から6.5です。英検準一級を持っている生徒もいますが、同じくらいとされるバンドです。ただ、英検とIELTSでは全く問題内容が異なります。
そして普段から英語を使うことに慣れている生徒にとっては比較的IELTSの方が対応しやすいようです。
IELTSでは2種類のライティングがあります。タスク1は150語のエッセイで、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、表、地図、図、プロセスについて説明するものです。タスク2は、250語のエッセイ与えられた問題に対して、議論に賛成か反対か、利点と欠点について、解決策を提示すると言った内容です。バンド5.5から6.0をクリアするなら、まずはタスク1のテンプレートを理解して書けるようになることが必要です。
次回の記事では、実際にCanvaを使って行ったライティング授業について紹介します。
さいごに
英語のインプットってもちろん大事です。喋ること、書くことのベースはもちろん引き出しをどれだけ豊富に持っているか。一方で、いくらインプットをしていても、使う機会があってこそ学びが自分ごとになるというもの。授業の中でどう書く機会を作っていくかをいつも考えています。
オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。