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たった一人の読者のおかげで仕事を続ける意味が分かった話

「エトー先生、いらっしゃいますか?」昼休み、突然生徒がやって来ました。わたしのところに生徒が来るのは稀。授業時間も少ないし、そもそも質問に来る生徒がいない授業を心がけているので、ほとんど誰も来ないのです。

「先生のブログ、全部読んでるんですよー。そこに、佐用町のプロジェクトに参加して勉強する目的がわかったと書いてあったんですが、それ何ですか?私、今まで「勉強しなさい」って言われて来たんですけど、何が違うんだろうと思って。」

この記事のことでした。ここから先は、「 」のところは生徒、そうでないところはわたしの語りになっています。

ごめんね、もう終わったプロジェクトなんだ。だけど、今ボランティアとかに参加してるでしょう。それをもっと中長期でやる感じかな。

今、勉強しててなぜ目的が見えないか。

多分、学校で「勉強した結果」ばかりを言われるからじゃない?そうじゃなくて、学びのプロセスというか、昨日よりどう変わったかとか、先週気づかなかったことに気づくようになったとか、そういうことを大事にしたらいいんだよ。

でもね。

例えば英語の文法の勉強していてもそういう小さな成長って気づきにくいよね。昨日より構文一つ覚えた、とか言っても実感も湧かないし。

「確かに、そうですね。」

プロジェクトで色んな年齢層と関わりながら、体験を積み重ねてくと、その過程で小さな変化がいっぱい起こるんだよ。例えば、佐用町プロジェクトだったらさ、こんな感じだった。

あ、今まで話せなかった人と話せた!
おにぎりって手でぎゅーっとしないで作ると美味しいんだ。
稲ってこんな風に育つのか。
佐用町のオイル、工夫してレシピつけたら全部売れた!
何だかものの見方が変わって来たなあ。。。

このプロジェクト、今は動いてないんだけど、そういう実体験ってすごい大事なんだ。そのうち、自分って実は色々できるようになってる!もっとやってみたい!そのためにやらなきゃいけないことあるよな。よし、やってみよう。って変わってくる。

それと、ふりかえり。

鍵付きの裏垢作ってさ、そこに毎日書いて行ったらいいよ。

「そうしたら気づきますか?」

うん。二ヶ月くらい経って見返したらきっと、あー、随分成長したなって思えるはず。だから、小さなことを書いたらいい。

焼きそば作れるようになった、でもいいし
この記事読んで目からウロコが落ちた、くらいでもいい
今日のことでもいいね。

そうして自分の小さな成長を大切にしていくと
学ぶ目的が見えてくるんじゃないかな

その流れでさ、もっと遠くに行きたくなった時、勉強なんて全然苦じゃなくなる、かも。

「わかりました!やってみます!」

うん。また話、聞かせて。実はあの記事、今までで一番反響なくてがっかりしてたんだ。でもすごくやる気が湧いたよ。こちらこそ、ありがとう。

今ね、ブログ100本チャレンジしてるんだ。以前、アメブロやってた時に三ヶ月で100本書いたらぱかっと何かが拓けた気がして。頭の中のことを棚卸ししたら新しいことが入ってくる余地が出て来そうじゃない?もう一度やってみようと思って。

「そうなんですね!頑張ってください!わたし、応援してますね!」

泣けた…なんて日だ。今日は朝から二度目。(理由はまた今度)

ちなみに、こちらのガレバンの記事を読んで、目覚まし音も作ってみたそうだ。

年齢なんて関係ない。こんなにも人に応援された日は久しぶりだな。
書きながらまた泣きそうになってるから、ちょっと散歩してなんか買ってこよう。

また一人、学びの友が増えた。これだからやめられない。

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