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Canvaが見せる「新世界」をForbesが伝えた(2)
前回の記事では10年後を見通していたCEOのメラニー・パーキンズのくだりでした。さらに、CanvaがCanva Createで見せた新たな境地についてもForbesが伝えています。今回はその続きです。
とにかく、このキャッチがとてつもなくCanvaでした。Brand New Era.「新時代」です。
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CanvaとただのおもちゃではないAIツール
一方、AIに関する発表は、ChatGPTやStable Diffusionのような製品の人気によって盛り上がった最近のAI製品ブームへのCanvaの対応が期待されている中で行われたものです。コラボレーション・ソフトウェア・メーカーのCodaやNotionなど、他の老舗スタートアップの「ユニコーン」も最近独自のAI機能を発表しており、話題のストーリーテリング・アプリTomeなどの新興スタートアップも、独自のAI搭載ツールで早々に人気を集めています。
Canvaは2019年からAIツールに幅広く取り組んでおり、オーストリアのスタートアップKaleido AIと、動画や画像からドラッグ&ドロップで背景を除去する作業を開始したとパーキンスは述べています。翌年にはKaleidoを買収し、2021年初頭にその動きを発表しました。Magicツールを構築するために、Canvaの社内AIチームはOpenAIやStable Diffusionの基礎モデルと連携し、独自のトレーニングも行ったとパーキンス氏は語ります。
しかし、今すぐMagicを発表することで、Canvaは時代の流れにしっかりと乗ることができます。Microsoft(MSFT +1%)やAdobe(ADBE +1.6%)といった大手企業は最近、Officeスイート(クリックするだけでWord文書をPowerPointプレゼンテーションに変換)から画像生成(Adobeの新しい生成ツールFirefly)まで、主力製品にAIツールを注入することを発表しました。「それなりに遊べる流行やワクワクするようなことは出てきますが、使う人は目標を達成する必要があります。何らかのアウトカムを一定の成果をあげなければならないのです。」とPerkinsは語ります。
Canvaの自動化とAIツールの増加は、同社のソフトウェアを使用するグラフィックデザイナーやその他のクリエイティブプロフェッショナルにとってどのような意味を持つのか、と尋ねられ、こうしたツールによって、ロゴの入れ替えなどのありふれた反復作業に費やす時間を減らすことができると楽観視しています。「ブランドは、代理店やグラフィックデザイナーに、これまでとは違うことを求めるようになると思います。」
Canvaの設立から10年以上が経過し、Perkinsは、その規模やグローバルなユーザーベースの期待にもかかわらず、会社のイノベーションのペースは遅くなるどころか、より速く成長していると主張しました。「最初の10年はプラットフォームの構築に費やしましたが、今は次の10年を魔法の構築に費やすことにとても興奮しています」と、彼女は言います。コンペティションについては 「自分たちのレースに集中し、コミュニティを喜ばせることに集中することが本当に重要だと思います。そうすれば、きっとうまくいくはずです。」
Youって誰なの?何なの?
ジャニさんになってしまっていますが、一体自分は何者なんでしょう。最新のCanvaが問うていることはまさに、AIが絵も描き、歌も詠み、小説も書き、アイデアも与えてくれるこの時代において最も大切なことではないでしょうか。AIが真似事できない、自分。それこそをブランド化するのです。
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最近気に入っているAIが描いてくれた自分がいます。生徒に見せると、「マスクするとえとー先生や!」らしいんです。わたしって、誰なんだろう。笑
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さいごに
Forbesの記事から分かること。それはPerkinsの最後の一言に凝縮されています。
“I think it’s really important just to focus on our own race, and focus on delighting our community. If we do that, we’ll be alright.”
それは会社にも、個人にも言えること。人に振り回されない。そしてそれはまさにオーガニックラーニング がやってきたことです。一足飛びの短絡的な上部だけの、学びはもういらない。次は2023年3月31日スタートの破壊力講座。そんな自分に出会いましょう。
オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。
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