プロジェクションマッピングに祈りを解き放つ。ネパールとのご縁に感謝。
本日12月19日の夕刻、掛川城でプロジェクションマッピングが行われます。その中に、今働いている学校のESSの作品が入っています。本校のテーマは、「Act for Nepal~自然災害・コロナ禍のネパールの子どもたちのために~」ネパール?前任校の話?いやいや、これにはいろんなご縁が絡んでいるのです。
こちらは昨年度の映像です。美しい。。。
ネパールとの出会い
前任校では、ネパールからの優秀な留学生を大学・大学院まで小学生として受け入れるということをしていました。最初の留学生はサリタ。彼女は私のクラスに入ることになりました。
最初は、なんの事かも分からず、また学校の無茶振りか!くらいに思っていましたが、来てみたら考えが変わりました。とても素敵な女性で、とにかくがんばるし、日本人以上に控えめで、かと言って自分の意見もちゃんと持っている。漢字なんてあっという間に覚え、最後には薬学部でトップの成績を取ったとか。
彼女の後に来た青年、ウッタムも素晴らしく、クラスに来た瞬間に男子の心を鷲掴み。勉強はトップ中のトップクラスで、英文を書けばネイティブレベル以上の内容と英文、試しに受けたTOEICは990点満点。さらに、ポケットからさりげなくだしたトランプでマジックを披露する始末。プログラミングでクラスを沸かせたこともあります。インド模擬国連では生徒の指導を全て担い、東京で賞を取って帰ってきました。
留学生への感謝
そうして二人のネパール人を合計4年に渡って担任として受け持ったわけですが、彼らがいたことに感謝しかありません。ネパールの生徒は、みんなの目標、憧れにもなったのです。クラスの雰囲気が非常にポジティブになっただけでなく、自ら学ぶ背中を見ることで生徒の学びにも拍車がかかりました。
決して多くを語らず、微笑みを称え、どんなに大変でも文句一つ言わなかったサリタ。クラスを牽引し、常に生徒の学びを支え、鼓舞してくれたウッタム。二人と、出会わせて下さった元上司の森田先生には心から感謝しています。
やのあやちゃんという人
一方で、全く別のところで知り合ったやのあやちゃん。当時は大学生で京都の芸術系の大学に通っていました。どう知り合ったかははっきりと覚えていませんが、笑ったときのクシュっとした表情や、暖かなまなざし、一本筋の通った考え方にビビッと来ていました。
たまたまオーガニックラーニングの3周年で、装飾が必要だったので、頼んだら二つ返事でOK!
会場に巨大なお花をたくさん飾ってくれ、華やかにしてくれました。
そうだ!彼女の活動を紹介できないか?
そんなやのあやちゃんがネパールで地元に入り込んで草の根活動をしているというのはSNSでみていました。でもこれといって貢献できずで、時は流れ3年後。
今回のプロジェクションマッピングでコラボできないかと突然思いついたのです。連絡するとまたもや快諾。生徒とも話をしてくれ、向こうのテキスタイルや写真を送ってくれました。
彼女の団体、Act for Nepalは2015年のネパール大地震をきっかけに現地入りして様々な活動を行っています。子ども向けのお絵描き教室や体を動かすアクティビティを現地の公立小学校で行ったり、障がいを持った女の子の支援など、地元に密着したものです。ただお金を送るだけの支援、一回きりの支援はしたくないとの思いで、ネパール産の生地を使ったスモールビジネスを地元のお母さん向けに立ち上げようとしていた矢先、コロナウイルスが広まって帰国を余儀なくされました。
今回のプロジェクションマッピングでは彼女とそしてCSRの一環としてAct for Nepalを支援され、共にネパールで活動されたたき工房さまより素材をお借りしています。
本当にありがとうございます!
素材の作り方
生徒たちには個人もちのiPadをかき集めて素材作りをしてもらいました。やのあやさんとも話をし、短時間で理解した生徒たち。自分にも世界のためにできることがある!と集中して作業に取り組みます。
使ったのはiosのキーノート。ネパールの子どもたちの魚の絵をなぞり、それが映像に泳ぎ出していくようにしました。
ヒマラヤ山脈を魚がお散歩♪海のない国でのお絵かき教室で、魚釣りという取り組みから、魚が飛び出して海を越え、日本までやってくる映像にしました。喜んでもらえるといいな。
ピタリ!最後の1ピースがハマった
さあ、素材はできた。音楽もStoryblocksで合いそうなものを生徒が見繕った。でも何か足りない・・・
その時、閃いたのです。前述のサリタ、確か旦那さまはカトマンズ大学の音楽科!早速Zoomで連絡を取って、何かアイデアがないか聞いてみました。
するとこの曲を紹介してくれただけではなく、現地のミュージシャンに連絡を取ってくださり、無償で使わせてくれることに!驚いたことに、PVも生徒たちと作った映像のイメージにぴったりでした。
こうしてご縁が繋がり、素材が完成しました。
THANK YOU!
サリタ、旦那さまのSugam Desharさん、やのあやさん、たき工房様、声をかけていただいた掛川西高校吉川さん、部活の生徒・顧問のアダム、心から感謝しています。
YouTubeライブで、ぜひご覧ください!
本日2020年12月19日、18:00~ 配信スタート
掛西パソコン部 You Tubeチャンネル
配信枠のリンクです
一応5分前から開始にしてあります。
https://youtu.be/SlwZZxuTSNc