『アッシュアームズ-灰燼戦線-』小隊攻撃(PtA)の仕様

ゲーム『アッシュアームズ-灰燼戦線-』
小隊攻撃の仕様についての検証結果まとめです。
この記事は《幸運による補正》の内容を含みます。


■命中率と命中数

A1.命中率

小隊攻撃の「命中率」は「命中補正」と「会心補正」と「幸運補正」の合計値で、取り得る範囲は下限10%~上限100%です。
なお、「会心補正」と「幸運補正」の合計は0%未満となりません。

$${[命中率]=[命中補正]+([会心補正]+[幸運補正] }$$

※ただし、[会心補正]+[幸運補正]≧0%

--------- 以下論拠 ---------

以下の画像は小隊攻撃の実測例集計において、「命中補正」「会心補正」「幸運補正」の合計値と〔命中の確率〕を比較した表です。

・文字色
 〔命中の確率〕と3種補正の合計値を比べて2.5%以上の差があれば "紫色"

「命中補正」「会心補正」「幸運補正」の合計値と〔命中の確率〕

〇〔命中の確率〕と3種補正の合計値との差が2.5%未満
 →「会心補正」と「幸運補正」の合計値が0%以上である。
〇〔命中の確率〕と3種補正の合計値との差が2.5%以上
 →「会心補正」と「幸運補正」の合計値が0%未満である。
 →〔命中の確率〕と「命中補正」の値は近しい値である。

上記の結果から、小隊攻撃の「命中率」は「命中補正」「会心補正」「幸運補正」の合計値であり、「会心補正」と「幸運補正」の合計値は0%を下回る事はないと考えます。


A2.必中条件

必中条件は「命中補正」と「会心補正」の合計値が100%以上の場合であり、このとき「幸運補正」によって「命中率」が100%未満となっても回避が発生しなくなります。

$${必中条件:[命中補正]+[会心補正]≧100%}$$


--------- 以下論拠 ---------

以下の画像は「幸運補正」がマイナス時の小隊攻撃の実測例集計において、「命中率」と〔命中の確率〕を「命中補正」と「会心補正」の合計値別に比較した表です。

・文字色
  〔命中の確率〕と「命中率」を比べて2.5%以上の差があれば "紫色"

マイナス幸運補正時の「命中率」と〔命中の確率〕

〇〔命中の確率〕と「命中率」との差が2.5%未満
 →「命中補正」と「会心補正」の合計値が100%未満である。
〇〔命中の確率〕と「命中率」との差が2.5%以上
 →「命中補正」と「会心補正」の合計値が100%以上である。
 →「命中率」が100%未満にも関わらず回避が一切発生していない。

上記の結果から、必中条件は「命中補正」「会心補正」の合計値が100%以上の時であると考えます。


A3.命中数

小隊攻撃は1つのダメージ毎に「命中率」によって判定が行われます。
なお、<A2.必中条件>を満たす場合「命中数」は「小隊数」となります。

$${[命中数]=[小隊数]}$$

※必中条件を満たす場合

-------- 以下判定例 --------

1つのダメージ毎に判定を行うので「命中数」は攻撃毎に幅があります。
ですが、試行回数を重ねることで確率に近くなる事が判明しています。

(例1)必中条件で小隊攻撃1000回を命中率80%で行った場合
     なお、命中補正40%,会心補正60%,幸運補正-20%とする

$${命中数:1000回}$$
$${回避数:0回}$$

(例2)非必中条件で小隊攻撃1000回を命中率80%で行った場合
     なお、命中補正20%,会心補正40%,幸運補正+20%とする

$${命中数:1000回 × (20%+40%+20%) = 800回}$$
$${回避数:1000回 - 800回 = 200回}$$


■会心率と会心数

B1.会心率

小隊攻撃の「会心率」は「会心補正」と「幸運補正」の合計値で、取り得る範囲は下限0%~上限100%です。

$${[会心率]=[会心補正]+[幸運補正]≧0%}$$


--------- 以下論拠 ---------

以下の画像は小隊攻撃の実測例集計において、「会心補正」と「幸運補正」の合計値と〔会心の確率〕を比較した表です。

・文字色
  〔会心の確率〕と2種補正の合計値を比べて2.5%以上の差があれば "紫色"

「会心補正」と「幸運補正」の合計値と〔会心の確率〕

〇〔会心の確率〕と2種補正の合計値との差が2.5%未満
 →「会心補正」と「幸運補正」の合計値が〔会心の確率〕と考えられる。

上記の結果から、小隊攻撃の「会心率」は「会心補正」と「幸運補正」の合計値であると考えます。


B2.確定会心条件

確定会心条件は必中条件を満たした上で「会心率」が100%以上であり、必中条件を満たさずに「会心率」を100%以上とした場合には非会心が発生します。

$${確定会心条件:[会心率]≧100%}$$

※ただし、[命中補正]+[会心補正]≧100%

--------- 以下論拠 ---------

以下の画像は「命中率」が100%以上である時の小隊攻撃の実測例集計において、必中条件と非必中条件における「会心率」と〔会心の確率〕を比較した表です。

・文字色
 〔会心の確率〕と「会心率」を比べて2.5%以上の差で "紫色"

必中条件と非必中条件における「会心率」と〔会心の確率〕

〇〔会心の確率〕と「会心率」との差が2.5%未満
 → 必中条件を満たしており全ての攻撃が会心である。
〇〔会心の確率〕と「会心率」との差が2.5%以上
 → 必中条件を満たしておらず全ての攻撃が会心でない。
 →〔非会心の確率〕と「命中補正」の値は近しい値である。

上記の結果から、確定会心条件は必中条件を満たした上で「会心補正」と「幸運補正」の合計値が100%以上の時であり、必中条件でない場合には「命中補正」に応じた非会心が発生すると考えます。


B3.会心数

命中数と同様の方式ですが、<B2.確定会心条件>より必中条件か否かで判定基準が変化します。
必中条件時は「命中数」に対し「会心率」によって判定が行われます。
非必中条件時は「命中数」に対し「非会心率」によって判定が行われ、判定外の攻撃が「会心数」となります。

$${[非会心率]=\frac{[命中補正]}{[命中補正]+[会心補正]+[幸運補正]}}$$

※ただし、[会心補正]+[幸運補正]≧0%

--------- 以下論拠 ---------

以下の画像は非必中条件時の小隊攻撃の実測例集計において、「命中補正」「会心補正」「幸運補正」の合計が100%以上の場合における「命中補正」および「非会心率」と〔非会心の確率〕を比較した表です。

・文字色
 〔非会心の確率〕と「命中補正」を比べて2.5%以上の差で "紫色"

3種補正の合計値が100%以上時の「命中補正」および「非会心率」と〔非会心の確率〕

〇〔非会心の確率〕と「命中補正」との差が2.5%以上
 →〔非会心の確率〕と「非会心率」との差は2.5%未満である。

上記の結果から、非必中条件時における「会心数」は「非会心率」に基づくと考えます。


--------- 以下判定例 ---------

1つのダメージ毎に判定を行うので「会心数」も攻撃毎に幅があります。
ですが、試行回数を重ねることで確率に近くなる事が判明しています。

(例1)必中条件で小隊攻撃1000回を命中率100%で行った場合
     なお、命中補正20%,会心補正120%,幸運補正-20%とする

$${会心数 :1000回 × (120%-20%) = 1000回}$$
$${非会心数:1000回 - 1000回 = 0回}$$
$${回避数 :0回}$$

(例2)非必中条件で小隊攻撃1000回を命中率100%で行った場合
     なお、命中補正20%,会心補正70%,幸運補正+30%とする

$${非会心数:1000回 × \frac{20%}{20%+70%+30%} = 167回}$$
$${会心数 :1000回 - 167回 = 833回}$$
$${回避数 :1000回 - 1000回 = 0回}$$

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