31字5句でお祝いする-夏-

はじめに

ゆぐもがと申します。SideMが好きです。

2024年神楽麗さんの誕生日〜2025年柏木翼さんの誕生日までの1年間、誕生日のアイドルにちなんだ短歌を詠むことにしました。こちらのnoteは神楽麗さん〜華村翔真さんの誕生日に詠んだ短歌のまとめになります。

素人ゆえに拙い部分があるかと思いますが、「言葉そのものではなく言葉に込められた思いに力がある」という一希さんの台詞※【甘美の語り部】九十九 一希を胸に、短歌に挑戦してみました。

このnoteが皆様のSideMへの愛を高める一助になれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


ご注意

  • 短歌には個人的な解釈を含んでおりますが、別の考えを否定する意図はございません

  • 本noteはゲーム実況を目的としているため、ストーリーのスクショを掲載しております

  • 一部ネガティブな表現を含む歌がございます

  • 短歌の数、文章の量、スクショの数などアイドルによってばらつきがありますが、他意はございません




神楽麗(6月17日)


アタッカに光彩こうさいしてなつさえもされたおとにひかれて


6月とは思えない暑さだったので、大切な人の手を引く神楽麗が夏までも連れてきちゃったというイメージで一首詠んでみました。

麗さんのストーリーは【手を引く】というポイントが大好きです。

左「パラダイスリゾート2015」雑誌「命の音」
右「とどけ!虹の音楽祭」ストーリー07
左「影と光の二重奏 ~影国のプリンス~」ストーリー08
右「Side Memories 神楽 麗」最終話「神楽 麗」

アイドルにどんな価値を見出すかは様々ですが、麗さんにとってアイドルとは手を引いてあげる存在なのでしょうね。最近ではファンコンCTのMCでも拾ってくれて嬉しかったです。

手を引くだけでなく麗さんに惹かれるの意味合いを込めて「ひかれる」とひらがなで表記しました。

余談ですが、ドラスタの新曲「Delight Excursion」は「君の手を引いて夏へ連れていくよ」系だったので、そっちもあったか! と思いました。

また、麗さんの誕生日と言えば都築さんから贈られる楽曲。楽曲もしくは楽章の追加により麗さんの1年の成長を改めて振り返るという恒例行事を「アタッカに光彩増して」の部分で表現しています。

アタッカとは、次の楽章につながる際に、止めずに続けて演奏することを意味する音楽用語。「Attacca Scenery」でお馴染みですね。麗さんが積み重ねていく日々をアタッカに言い換えてみました。歩みが進むと共にキラキラが増していくイメージです。

ちなみに、光彩には、キラキラと輝く鮮やかな光という意味だけでなく、人や物事のすぐれた面が生き生きと表に現れるという意味もあるそうで、麗さんにぴったりだと思い、歌に採用しました。

これが初めて詠んだ短歌になりました。このnoteのタイトルに「31字5句」とありますが、初手から思いっきり字余りしてますね。とりあえず短歌っぽい形でアウトプットできたのでOKとしました。字余りは溢れ出たパッション。




榊夏来(6月18日)


西陽にしびす 主役しゅやくにセッティングまだクーラーはつなかい部室ぶしつ


放課後、夏来を除くメンバー4人で誕生日会の準備してる情景を詠みました。

大勢のPがろくろを回してる話題ですが、6月生まれ北海道出身の子に【夏来】と名付ける趣深さ……無論のこと私も大好きです。麗さんの時もそうでしたが、夏が近づいてることを歌にしたい気持ちがあります。

わかりづらいと思うのですが、「まだクーラーはつかない」の部分で夏が近づいてる様子を表現しました。ある程度の気温(or時期)にならないと実際暑くても学校側がクーラーの元スイッチをONにしない、というのが私の学校にはあった気がして……一般的じゃないかもと思いつつ採用しました。

誕生日会の準備中を切り取ったのは、本日の主役である夏来はまだ来ていないのに対して、夏の暑さはとっくに来ているという対比を出したかったためです。

素敵な背景画像はこちらからお借りしました。ありがとうございます!




花園百々人(6月30日)


他人たにん気持きもち、あこがれまでも背負せおうのがアイドル
なれるよきみなら


アイドルの心構えとかけ離れていたかつての百々人くんに寄せて。期待を抱いてそっと見守りたいという想いを詠みました。

このシーンは個人的に印象的でした。

アイドルマスターSideM GROWING STARS
メインストーリー|第1章 1話 『新たなる三つの輝きと共に!』

アイドルは、不安も期待も憧れも、全部を背負ってくれる強い存在だと思っています。なので、秀くんのソロ曲『GO NEXT』の歌詞(特に2番のサビ)が大好きなのですが、この時の百々人くんの心は、私の思うアイドルとは反対の位置にあることが描かれていました。

これは積み重ねを経たあとに見るとうわあああってなるシーンだなと当時思いながら読んでいました。
この時の気持ちをストレートに言葉にしたのが出来上がった短歌になります。

また、この歌は短歌の定型を大きく崩した自由律になります。独特な雰囲気を持ってる百々人くんに合うのではないかと思い、定型を意識して言葉を調節することはしませんでした。

もちろん自由律でも声に出した時にそれっぽく読めることが大事であり、私が作ったこの歌には拙い部分があるかと思いますが……

「なれるよ君なら」の部分を強調させたかったので改行しました。




山村賢(7月2日)


微笑ほほえんでわたしおくした帰路きろ きみなみだかべてしい


アイドルではないですが日頃からお世話になっている賢くんのお誕生日も。
旅立ちへの1コマ 15日目「遠い未来のその先へ」」を歌題にしています。

この寸劇でモバエムの終わりを実感しました。感情剥き出しの私とは正反対に、賢くんは爽やかに【事務員の役割】をこなします。それに助かった部分もあったのですが、やっぱり寂しさが残りました。

役目を終えて空港を後にした賢くんも同じ気持ちであって欲しい。

ただ、誕生日に寄せた短歌にも関わらずネガティブを入れてしまったのは申し訳ないです。次に賢くんの短歌を詠む時は、明るい歌にしたいです!

15:15の空港という素敵な画像をお借りしました。ありがとうございます!




清澄九郎(7月3日)


鍛錬たんれんかさねたさきにゆきゆきて一期一会いちごいちえよろこびを


きらきらお月見Night2022」の九郎くんの雑誌「茶の道」からインスピレーションを受けました。

上の句では、研鑽を重ねてどこまでも突き進む心のド強い九郎君を表現しています。

「鍛錬」という言葉を選んだのは、下の句にも「練」を使っているので、リフレイン効果で強調されるかなと思ったからです。それに、実際に鍛えてるところ※【笑いの都】清澄 九郎や、個人的に好きなフィジカルっぽい要素も乗せることができていたらいいなと思います。

また「ゆきゆきて」という言葉は、九郎くんの2つ目のソロ曲「ゆきゆきて華やかに」のおかげで馴染みのある言葉になりました。どこまでも行けるとこまで行くという意味があり、九郎くんにぴったりな言葉だと気に入っているので使わせていただきました。

下の句では、研鑽を重ねた先で得られる数々の機会をありがたく大切に思う九郎くんを詠みました。

雑誌「茶の道」では、吸い茶(回し飲み)の様子が描かれているので濃茶を飲んでいると考えています。

きらきらお月見Night2022」雑誌「茶の道」

濃茶はその名の通り、一般に定着されている薄茶よりも濃く、ねっとりとした味わいです。薄茶はシャカシャカとかき混ぜる際に点てると表現されますが、濃茶は練ると表現されます。

さらに、濃茶は最も格式の高い重要なおもてなしとされています。モバエム最後の茶会に濃茶を持ってきてくれて嬉しかったです。岸本さとる先生、ならびに雑誌の制作に携わってくれた方々には頭が上がりません。

本来ならば自分で練った濃茶の画像を使用したかったのですが、やはり色々と難しく、画像を拝借させていただきました。素敵な画像をありがとうございます!

今思うと挑戦すればよかったと後悔しています。いつかは濃茶にチャレンジしてみたいです!




蒼井悠介・蒼井享介(7月7日)

Wの楽曲「AZUR」の歌詞に感銘を受け、積み重ねてきたものが自信や結果につながるという想いを込めて詠みました。
また、モチーフである【靴】に絡めようと意識しています。

発句は「Vビクトリー!」にする案もあったのですが、少しでも靴に目が向くように「キックオフ」にしました。ただ、「キック・オフ」表記のことを完全に失念しており……ストーリー内でも表記が揺れてるけど、中黒つきの方がよく使われてる気がします。


キックオフ!!左右さゆういろちがうけどはしつづけた距離きょりおんな


初期の享介は、双子の片割れをアイデンティティとしていました。その延長で、悠介に拘りすぎたり、ひいては悠介から必要とされることで自己を認識していた傾向にあったと考えています。

左「Lighting Ceremony Live」雑誌「カウントダウン」
右「みんなでTRY!自由研究ライブ」ストーリー05

そんな享介が数々のお仕事を経て自分の強みを確立していったのを歌にしたいと思いました。

左「ORIGIN@L PIECES LIVE in 香川」雑誌「1人のアイドルとして」
右「はじける魅力!レモンライブ」ストーリー06

レモンライブ、気持ち的には享介の台詞全部載せたかったです

また、モバエム中盤は、お互いの違いを自覚し、勝負するようになったり、時には別々でお仕事をして個々で成長していくのですが、享介も悠介も最強の双子アイドルになるために奔走しているのは変わりません。

悠介の努力や成長を感じ取ると享介も勢いづく。もちろん、逆もしかり。自然と肩を並べて、歩幅を合わせて成長していく2人。
そういった部分も歌に入れたいと思いました。



キックオフ!!どんなオレたちせようか靴紐くつひもむすあいだ無音むおん


靴紐を結びながら本番のイメージを固めている悠介を想像して詠みました。

お仕事を積み重ねて増えてきた手札。どんな姿も魅せることができるという自信を「魅せようか」で表しています。
また、悠介の研ぎ澄まされた集中力を「無音」で表現しようとしました。

悠介のイメージは人を惹きつける天性の才の持ち主。しかし、全部感覚でやってのけているわけでもないんだなと「美しき伝統工芸 ~和紙の世界~」(以下、和紙イベ)で悠介の印象がアップデートされました。

美しき伝統工芸 ~和紙の世界~」ストーリー07

和紙イベでは翔真さんからアドバイスをもらっていましたが、それを抜きにしても、魅せ方について思考を巡らせている上に、凄まじい集中力が合わさるから人を惹きつけるんだと目から鱗のような感覚でした。
和紙イベ読了後、今までを思い返してみると、悠介はビジョンをもって行動していたなと気づけます。

私は、「あ、この人……ちゃんと考えて行動してんだ」といった気づきを得ると青音符3つ出る(信頼度大幅UPの意)タチなので、和紙イベの悠介はとても印象に残っています。

また、和紙イベの結構前の享介のサイメモでは、自然体の悠介と分析の享介といった違いの描写があるのですが、

Side Memories 蒼井 享介」第2話「背中をみつめて」

和紙イベの頃は享介に少し寄ってきたというか、享介を見て、以前よりも演技プランを作るようになったのかなと考えると素敵なのでそう思うようになりました。
一方、享介は悠介ありきではなく、自分自身に目を向けるようになりました。

時間を重ねて、お互いの違いを認識するようになったかたわら、お互いのストロングポイントを吸収しているんですね。




SideM10周年(7月17日)

10周年ということでたくさん詠みました。


あめくじけたこともあったけどそれでもさけきみほこりだ


5周年を踏襲したいと思って詠んだ歌です。なので、「星」のルビが「きみ」だったり、「誇り」という言葉を使っています。

SideMの思い出を振り返ると、恨みに近い感情も絶対湧くのですが、それでも好きなんです。それでもSideMが一番私の心を満たしてくれる存在で、他のコンテンツにはない、他のコンテンツには負けない魅力があると信じている。

PRIDE STAR」を聴いて、「そうか、私がSideMに抱いている感情って【誇り】なんだ」と腑に落ちたのを今でも覚えています。今でも変わらずSideMという星を誇りに思っていますし、SideMと出会えた自分を、SideMの良さをわかっている自分を誇りに思えています。



限界げんかい一歩いっぽ手前てまえきみうたこころいの


最近よく話題に上がるSideMは祈りという側面と、
勇気をもらえるSideMの楽曲に焦点を当てた歌を詠もうと思いました。

自分語りになりますが、「はんどめいど・きみはーと!」がシャッフルで流れ、何度も聴いた歌なのに尋常じゃないほど歌詞が沁みてしまい、電車に揺られながら泣いたことがありました。ひとしきり泣いたあと、強い気持ちになれたのを覚えています。

アイドルは助けを乞いても状況を変えてくれる存在ではありません。結局は自分自身の力で行動に起こさなければいけないんです。しかし、1人ではなかなか1歩を踏み出せない。

なので、アイドル達は歌や言葉で、また、体をいっぱいに使って私たちの背中を押してくれる。時には一緒に並走してくれる、ある時には下がり切った腕を引っ張ってくれ、ある時にはそばに居て寄り添ってくれる。

自分のことを大切に思ってくれる存在がいるというのは、それだけで力が湧いてくるものです。
それが、SideMの応援の形が祈りである理由なのだと思います。



不思議ふしぎだね物理的ぶつりてきにはいないのにとてもちかくにかんじる温度おんど


SideMをゲーム/2次元コンテンツとして捉えている歌なので、人によっては引っかかるかもしれません。

ですが、個人的にとても大切にしている想いになります。物理的には存在していないのに、確かに人の温度を感じられるということが。人間の人生と比べたら薄っぺらいはずの創作物から人間味を感じられたり、生きていると信じられると妙に感動してしまいます。

モバエムの話ですが、週休4時間で毎週新しいことやって年中行事を一緒に楽しんでるなんて、もう共に日常を過ごしていると言っても過言ではない。また、アイドルのことを知ろうとアクションを起こせば起こすほど(スカウト、営業、マイデスクに置く……etc)ぼやけていた輪郭が浮かび上がり、キャラクターの人生に厚みが出てくる。

血が通っているかどうかは関係ないんです。薄い関係性の人間よりも、ふとした瞬間に頭に浮かぶ315プロのアイドル達の方がよっぽど私の世界に実在しています。

同じ時間を過ごすたびに、アイドル達が心の中で生きている理由が濃くなるんです。私にとってSideM、特にモバエムは、キャラクター達と共に生きる日常を1番実現していたコンテンツでした。



けそうになったシーンはいつだって担当きみ言葉ことば背筋せすじばす


当初は天道輝の誕生日用に詠んだ歌でした。

モバエムでは天道輝のカードを集めていたのですが、強くなりたい時は信マ台詞がお守りになってくれました。

【正義の戦士】天道 輝 マイデスク (信頼MAX)

輝の言葉はいつも心にスッと馴染みます。「勝つ」だと気遅れしてしまう時もありますが、「負けない」だと頑張れそうな気がする。

モバエムの台詞だけでなく、ソロ曲「THE FIRST STAR」の歌詞にもある信念なので私も天道と一緒にこの気持ちを貫き通したいと思っています。

しかし、担当アイドルの台詞から強い気持ちになれた経験は誰しもがありますよね。天道に限った歌ではないなと思い、10周年の短歌にシフトすることにしました。この短歌を読んで、担当アイドルに勇気をもらった気持ちを思い出していただけたら嬉しいです。

この歌は、さいとう様(@forourfirststar)主催の公募に天道輝を歌題として提出させていただきました。アイマスEXPOに行かれる方はぜひ【ス26a ひとのす研究所】へ!!



10周年じゅっしゅうねん!!!!!!!!!!
げてきた信頼しんらいなにがあってもそばに理由わけ


実は、10周年の短歌で一番最初に詠んだ歌です。特に凝った意図はなく想いの丈をストレートにぶつけたのですぐ完成しました。

色々苦しい思いはしたけど、今も多少してるけど、それでも私がSideMを好きでいられるのは、アイドル達への揺るぎない信頼があるからです。この先もっとつらいことがあってもSideMから離れることはないんじゃないかなと思っています。



おも今後こんごえていくというたりまえではないしあわせよ


現状を幸せだと思いたくて詠んだ歌です。
新型コロナウイルスの流行や色々な別れを経て、続いていることへの感謝を忘れてはいけないなと思うようになりました。

半端に続くくらいなら綺麗に終わらせて欲しい……そんな風に思わなかったと言えば嘘になりますが、ここまでしぶとくSideMを生かそうと頑張っている人が何人もいることを軽んじてはいけない

頑張っている人というのは運営サイドもそうですが、パッション溢れるPの皆さんも含みます。ファン層がここまで主体的なオタク達で構成されてるコンテンツってあんまないですよ。

下り坂だったり、険しかったり、いつ道が塞がってもおかしくなかったけれど、運営サイドとキャスト陣とPの皆さんが熱を注いでその先を作ってくれた。そんなSideMが10年の節目を迎える。そして、その先の未来を信じてる人がいる。

改めて考えると感動が込み上げてきます。先ほどの「SideMは祈り」の話で、大切に想うことがその対象への愛であると言いました。私はSideMが歩いてきた道とこれから歩く道を大切に想いたい。そして誇りに思いたいです。




黒野玄武(7月22日)


かかってきな!決闘場所けっとうばしょいたうえ さけくすぜあいちかいを


自分を支えてくれる人が大勢居る。その愛を胸いっぱいに抱き抱え、アイドルとして全力で恩を返していきたいと思う玄武くんを詠みました。

玄武くんがファンからの愛を受け止める時、「かかってきな!」って感じだと思いました。字余りですが語感が良かったので採用。後付けですが、字余りは高身長ゆえにはみ出てしまう要素も入れられた気がします。オリピ香川の雨彦の雑誌を置いておきますね。


ライブって決闘みたいだなと思ったことから出来上がった歌でした。

風雅演舞祭」ストーリー05

本来、決闘は絶対にやってはいけない行為です。でも、神速一魂にとっての決闘は「全身全霊をぶつけると約束するからお前らも全力で来い!」というファンとの誓いに感じられます。
「決闘」という言葉を使うかどうかは最後まで迷いましたが、他の部分で「決闘」をポジティブに受け取れるようにと意識しました。

決闘から「誓い」というワードを連想したので「Bright Sky Wedding」を改めて読み直しました。

Bright Sky Wedding
左からストーリー12,17

複雑に絡み合った想いを解いてくれたのはこれまでの人との出会いと積み重ね。今の玄武くんは自信をもって大切な人たちに愛の誓いを立てられるんだね。そんな想いでこの歌を詠みました。

玄武くんからの最大の恩返しは、幸せで元気な姿を見せてくれることだと思ってます。玄武くん、いつまでも幸せでいてね。

素敵な画像をお借りしました。ありがとうございます!




ピエール(8月1日)


笑顔えがおかれんでみた そこにたのはあなたとはちがひと


ピエールの凄まじい演技力とギャップをテーマに詠みました。

左「怪盗団シャノアール ~呪われし女神の涙~」雑誌「空飛ぶ怪盗」
右「仁義の徒花」雑誌「盃の絆」
左「ランページ」雑誌「無邪気な少年エンジニア」
右「緑陰のGymnasium」雑誌「窓辺に佇む少年」

掲載したい画像の候補が多すぎる

ピエールは、演技の時のON/OFFの落差がとんでもないですよね。ガラッと別人になれてしまう。
時には、演じるのがつらい役もありますが、その苦しさを理解してあげることがその役へのリスペクトだと思って真摯に向き合う。そういうシーンを見るたびに15歳なんだよな……と尊敬で震えます。

今回の歌は、
たまたま音楽番組で目にしたピエールを忘れられなくて、色々調べた末にピエールが出演する映像作品にぶちあった一般人
という、顕のための顕をしてみました。

Pの数だけ出会いがありますが、ピエール(※チェンジ後)の第一印象は笑顔の素敵な王子様! な人が多いのではないでしょうか。そして、「ピエールかわいい~」と思っていたら、いつもと違う表情に心臓がギュンッッとなって、脳裏に焼き付いて離れない。親しみやすいピエールが急に得体のしれない存在に思えてしまう、そんな少し不思議で妖艶な余韻が残る歌にしようと意識したのですがどうでしょうか……

笑いの都OSAKAライブ」雑誌「みんなにハッピー☆スマイル!」
加賀絢爛歌謡祭」雑誌「白花繚乱」

このギャップよ……

顕をしたのですが、ピエールのカタコトで喋るところと、のびのびと自由な雰囲気を出したくて短歌の定型を破ってます。

素敵な画像をお借りしました。ありがとうございます!




舞田類(8月8日)


げの集合場所しゅうごうばしょはおとなりさん明日あすearlyアーリーはやめに解散かいさん


S.E.Mの仲が良い所と、お仕事にひっぱりだこな所にフィーチャーしました。

キャラデザの話なのですが、舞田類の類は「類は友を呼ぶ」の派生だと考えています。みんなを繋げる存在。多分315プロのアイドルで一番友達がいると思う。

そんな類が一番大切に想っているのは道夫と次郎ちゃん(とP)なんだよな~と思えるところが好きです。(もちろんファンは特別です)カード台詞を見てるとずっと道夫と次郎ちゃんの話をしてるし、一緒に居る。かわいい。

アイドルになってhardな課題にぶつかっても道夫と次郎ちゃんが居るから乗り越えられるんだよね、ずっと一緒に居てほしいなという想いを込めました。

「お隣さん」と「解散」で韻を踏んでみようとしています。後から気づいたのですが、1コマ「お隣さん、ありがとさん」の影響を多分受けていますね。みんな大好きな1コマ。URLからどうぞ!


素敵な画像をお借りしました。(URLが無効になっていたので載せられませんでした)ありがとうございました!




水嶋咲(8月19日)


あいらしくづよいたあこがれはやがてガラスのくつあたえる


お姫様にだってなれる咲ちゃんも、誰かにとってはフェアリーゴッドマザーのような
きっかけを与え、夢を後押しする存在
だろうというイメージです。

イベント「Cosmetic Tonight」やソロ曲「Make up↑ Magic」から、マジックをかける対象は咲ちゃん自身だけじゃないと思いました。

Cosmetic Tonight」雑誌「あたしに任せて!」

また、イベント「Wedding Chapel Promotion」(以下、ウェディングイベ)のストーリーから、誰かにとっての憧れになろうとする咲ちゃんの強さを詠みたいと思いました。カフェ旗のウェディングイベはシンデレラモチーフだったので「ガラスの靴」を歌に入れました。

Wedding Chapel Promotion」ストーリー17

偏見の目も向けられる世界で憧れの心を持ち続けられるのも、誰かにとっての憧れになれるのも、水嶋咲の強さを証明していると思います。
そんな咲ちゃんだからこそ勇気がもらえる。咲ちゃんを見習って、自分の「大好き」に素直になれる。

Wedding Chapel Promotion」雑誌「最高の式場で最高の時間を」

私も水嶋咲に魔法をかけられた一人です。そして、水嶋咲こそが憧れの象徴だとしみじみ思います。



きらめきにロックをかけたペンダント記憶きおくかぎはなれない


「Marching Band Parade 2015」を意識しています。

Marching Band Parade 2015」ストーリー25

咲ちゃんが咲ちゃんとして生きる限り水嶋咲が存在しているのはその通りなのですが、みんなの心に水嶋咲がいるというのも咲ちゃんの存在を強める理由になっていると思います。水嶋咲は永遠。

咲ちゃんの輝きをロケットペンダントに閉じ込めてずっと心に宿していたいという想いを込めました。

素敵な画像をお借りしました。ありがとうございます!




華村翔真(8月24日)

翔真さんと月の取り合わせが好きなので、それで2首詠んでみました。2首とも「きらきらお月見Night2022」色強めです。


3人さんにんそろって舞台ぶたいったならつきにもけないかがやはな


「きらきらお月見Night2022」と7th横浜に思いを馳せて。

「きらきらお月見Night2022」は「彩り温泉紀行」の返歌のようなイベントですが、この時の翔真さんは完全に月を凌駕していました。

これは7th横浜もそうなんですけど、三人の力が合わさって輝きが増すというより、三人が横に並ぶことでバフがかかり、個々の力がパワーアップする感じがします。



あのつきよりさらにうつくしくずずずい~っとらしてみせる


「あの日見た月」の解釈は読み手によって様々ですが、私は「彩り温泉紀行」の月かなと思います。

彩り温泉紀行」雑誌「新しくみつけた輝くステージ」

先ほどの歌は輝きの強さに言及していますが、こちらの歌は美しさの方でも負けてないよというのが伝えたいポイントです。

また、「きらきらお月見Night2022」の雑誌「これがアタシの花道サ!」は翔真さんにとって最後の雑誌になるのですが、そこに歌舞伎の口上がばっちり入っているのが好きなので歌にも入れました。

きらきらお月見Night2022」雑誌「これがアタシの花道サ!」

「きらきらお月見Night2022」の彩の雑誌は、前職 ※便宜上の表現ですで大切にしていたものがそれぞれに描かれているので大好きです。繰り返しになりますが、岸本さとる先生、雑誌制作にかかわってくれた人、本当にありがとうございました。


おわりに

8月までの短歌のご紹介は以上となります。ここまで読んでいただきありがとうございました。よろしければ、歌に込めた想いを踏まえて再度短歌を読んでいただけますと嬉しいです。

夏に詠んだ短歌のまとめを出せたのが12月なのでゆっくりペースですが、9月~11月に詠んだ短歌のご紹介もいつかできたらいいなと思っております。

改めまして、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。良きPライフを。