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【カダフィ大佐】
カダフィ大佐について、多くの日本人は国民を苦しめる独裁者のイメージを持っているでしょう。
しかし、彼が統治するリビアは国民から絶大な支持を受けていたと言われています。
その理由は以下の通り。
・教育費無料
・医療費無料
・電気代無料
・ガソリンはリッター約14円
・石油の売り上げの一部が全国民の銀行口座に振り込まれるなどなど
こんな国があったとは驚きです!
では、なぜカダフィ大佐は悪名高い独裁者とされてしまったのでしょうか?
彼の目的はアフリカの独立でした(世界の支配層からの独立)。
そのために独自の通信衛星打ち上げ、さらにアフリカ独自の通貨を発行しようとしたのです。
こういったことが欧米の逆鱗に触れたため、欧米からカダフィは人権侵害を行なってると非難されたと、考えられています。
特にアフリカ独自の通貨を発行するというのは、国際金融資本家が支配する金融システムからの脱却に当たります。
これこそが一番の逆鱗だった可能性がありますね。
欧米諸国は、反政府軍に資金を与えて援助を行いました。
そのため、2011年、内乱が起こって最終的にカダフィは反政府軍に拘束され亡くなりました。
死因は銃撃戦にって頭部に銃弾を受けたと説明されていますが、「処刑」されたのではないかと言われています。
さて、この内乱の結果リビアはどうなったでしょうか?
社会保障が充実していた国だったのに、イスラム国による侵略を受けて、内戦状態が続いてしまいました。
2021年にはようやく統一政府が発足されたようですが、まだまだ国内は不安定なままだそうです。
参考
COURRiER
朝日新聞
「99%の人が知らないこの世界の秘密」(内海聡)155-158頁
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