【プレスコット・ブッシュ】

ジョージ・W・ブッシュ（ジュニア）元大統領の祖父。
投資銀行の共同経営者ですが、第二次大戦前の1920年代からナチスへ支援に関与していた疑いがあります。

彼は1926年、義父ジョージ・ハーバート・ウォーカーと、大学時代の友人の兄アヴェレル・ハリマンの経営する投資銀行、W・A・ハリマン社に就職。
ここは後にイギリスのイギリスのブラウン・ブラザーズと合併し、ブラウン・ブラザーズ・ハリマン社になるのですが、プレスコット・ブッシュはそこで共同経営者となっています。

さて、彼はここでいくつかの関連企業の取締役会のメンバーを兼務していたのですが、そのうちの一つがニューヨークの「ユニオン銀行株式会社（UBC）」。
UBCはドイツの資本家フリッツ・ティッセンと資本提携があったのですが、このティッセンという人物はナチス党に融資を行なっていたのです。
鉄鋼石炭王ティッセンは1920年代なかばから個人的にヒトラーに財政支援を行っていて、ヒトラーが権力を掌握するのを手伝った人物とされています。

こうしたことから、プレスコット・ブッシュはナチスへ支援に関与していたとされているのです。
そしてこの資本関係は、1942年7月、ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙にすっぱ抜かれるまで続いていました。
第二次大戦にアメリカが参戦したのは1941年なので、USBはそれまで敵国に対して支援していたことになるのです。

参考
Anti-Rothschild Alliance
シリコンバレーで日本を想う
ウィキペディア