【青森#10】水族館と温泉が良すぎた
今日は青森市の中でも下北寄りのところにある浅虫という地域を観光してきたので、その様子について書いていきます。ここは青森市から電車で30分ほどで行けるにも関わらず、温泉や水族館を楽しめる最高な場所でした。
前回の投稿はこちらからご覧ください。
僕は2024年度に社会人になったと同時に青森に移住しました。青森に移住した理由/青森での日常の様子などこちらのマガジンに載せておりますので、ご覧いただけますと幸いです。
じょもじょも
午後に自宅を出発して青森駅から電車に乗る予定だったのですが、午後は結構電車が少なくて待ち時間があったので、駅直結の施設で少しだけ時間を潰すことにしました。その施設がこのじょもじょもです。
青森には三内丸山遺跡を含む8つの世界文化遺産に登録された遺跡があります。なので遺跡に因んだ施設は青森内に沢山あるのですが、その中でもじょもじょもは2024年4月26日にオープンしたかなり新しい施設です。
館内はかなり綺麗だし、遺跡という堅苦しいものをポップにしている感じがして僕は凄く好きな場所です。
JOMONウェルカムウォール
入ってすぐにウェルカムウォールという場所があり、施設の概要がアニメーション動画で紹介されていました。
そして、その先には年表があって国内外の世界遺産と縄文遺跡群を比較表示しています。歴史の授業では少ししか扱われませんが、縄文時代って凄く長いと感じました。
JOMONムラのくらし
ここは僕がじょもじょもの中で一番好きな場所です。ミニチュアで縄文時代の人々の暮らしを再現しているのですが、細部までこだわりがあるので見ていて凄く面白いです。
沢山写真を撮ったのですが、特にお気に入りの10枚を載せておきます。結構カメラを近づけて撮っているので伝わりづらいかもしれませんが、実際のサイズはかなり小さいので本当に凄いです。
このミニチュアも凄いのですが、ミニチュアの中で気になるところがあればこのモニターを押すと何の作業をしているのか教えてくれます。解説が分かりやすくて勉強になるのもありがたいです。
JOMON世界遺産ツリー
この施設のど真ん中にJOMON世界遺産ツリーというのがあるのですが、そこでは青森の遺跡が紹介されています。僕が#4で行った三内丸山遺跡と#8で行った小牧野遺跡についても書いてありました。
JOMON映像コーナー
ここは自分が画面に映し出されて、動物と一緒にいるみたいになれる子供が好きそうな場所です。イノシシや鹿、ウサギが可愛らしくて、見ているだけで癒されました。
JOMONわくわくフィールド
ここは縄文服を着て写真撮影ができるフォトスポットや魚釣りゲーム、土器パズル、土器・土偶神経衰弱などのゲームがあります。子どもたちが遊びながら学ぶためのものだと思いますが、大人でも普通に楽しめそうです。
青い森鉄道
出発の時間になりました。今回浅虫までは青い森鉄道に乗っていきます。この時代に交通系ICが全く使えないという難点はありますが、浅虫水族館入場券と青い森鉄道乗車券がセットのお得なチケットがあるので問題なしです。
青森駅からは30分ほどで浅虫温泉駅に到着しました。駅員さんにチケットを直接渡すタイプの改札なのですが、前のおばちゃんがなぜかトラブってて出るのに結構時間がかかりました。昔を感じます。
パンとコーヒー祭り
駅から出てすぐの所にあるゆーさ浅虫の広場が賑わっていたので、行ってみるとパンとコーヒー祭りというイベントをやっていました。沢山のパン屋さんが出店しています。
せっかくなのでオルブロートのコッペパンを買いました。自分でコッペパンに挟む味を選ぶという楽しすぎるシステムなのですが、僕はチョコ×マーガリンを選びました。めちゃくちゃ美味しかったです
サンセットビーチ浅虫
浅虫水族館までサンセットビーチ浅虫を通って綺麗な海を見ながら歩くことにしました。ここは凄く綺麗な場所でしたが、結構日が沈みそうになっていたので急いで水族館に向かいます。
浅虫水族館
遂に浅虫水族館に到着致しました。結構年季の入っている水族館ですが、浅虫水族館のマスコットキャラクターであるここるが描かれている素敵なデザインです。
ウミガメ
入り口のところにウェルカメって書いてあったのですが、本当にその通りで入ってすぐに亀が出迎えてくれました。優雅に泳いでいます。
むつ湾の海
続いてむつ湾で泳いでいる魚を見れるコーナーがありました。よく見ると魚以外にも何か吊るされています。
この吊るされているのがホタテなんです。青森と言えばホタテなので、ホタテをどのように養殖してるのかを見せるというかなりリアルなむつ湾の海を再現しています。
ホタテってこんな感じで最初は採苗機に入れて育てて、次はパールネットに入れて育てて、そして新しいパールネットに入れ替えて、出荷されるみたいです。
もうこのホタテの養殖方法とか見れば分かるように浅虫水族館は「水族館でそれやっちゃっていいの?」ってことをやるタイプの水族館なんです。この水槽の前にはホタテを使った料理に関する展示がありました。
本当に面白い水族館です。まだまだ先を見たいところですが、そろそろイルカショーの時間なので、不気味すぎる巨大イカの展示を横目に見ながらイルカショー会場に向かいます。
イルカショー
イルカプールの前にある幕にマスコットのここるが出てきて、アニメーションが流れ始めました。このアニメは定番みたいで、観客のみんなが一斉に手拍子を始めました。
YouTubeにこのアニメが載っていたので久々に見たのですが、中毒性あり過ぎておもろいです。この音楽が良すぎて、地方の水族館の動画なのにも関わらず50万回も回っています。絶対に1度見てみてください!
イルカショーは本当にレベルが高くて、見ていて本当に楽しかったです。特にクライマックスでは青森らしく津軽三味線や笛の音色に合わせて、イルカがパフォーマンスしてたのが圧巻でした。
続・むつ湾の海
イルカショーが終わったので、再び魚を見ていきます。こんな感じのトンネルになっている水槽があったのでくぐります。パールネットの横を沢山の魚が泳いでいます。
青森の海
ここでは青森でどんな魚が取れるのかを解説してくれています。次から海鮮居酒屋に行った時に活かせそうなのでありがたいです。
ダイジェスト
写真の枚数が多くなりすぎるので、ここからは選抜して10枚お送りします。
アクア学びうむ
ここまで普通の水族館にはないような「魚を食料として見ている感じ」を面白がっていましたが、このアクア学びうむを見て浅虫水族館が伝えたいメッセージが分かり、そのような展示をしている意味が分かりました。
浅虫水族館は「水産資源の管理をしよう」と伝えたかったのです。青森は特に水産資源が豊富な場所なので、様々な美味しい海鮮料理を食べることが出来ます。
しかし、今は世界も日本も水産資源がピンチみたいです。その要因や今行われている取り組みについて様々なことが書かれていました。
僕も仕事で水産加工業の人とお会いさせて頂くことがあるのですが、温暖化によって取れるものや時期が変わってしまうため対応が追い付かず、悲鳴を上げていました。
ただこれを見て「国や研究所に頑張って欲しいな」と思うだけではなくて、自分達にできることもあります。その1つが海洋プラスチックを減らすということです。
最近はスタバのストローが紙になったり、レジ袋が有料化したり、世の中の流れも変わってきていますが、自分自身が脱プラスチック出来るようにしていく必要があります。方法はこんな感じです。
この浅虫水族館からのメッセージを知って色々納得しました。「水族館の魚を見て『おいしそう』って言っても良いの?」って考えていたのですが良いみたいです。詳しくはこちらを読んでください。
「水産資源を大切にしよう」という凄く分かりやすいメッセージでした。そして最後にはこんな問いかけがありました。自分もポイ捨てをしないことはもちろんですが、脱プラスチックをこころがけていきたいと思います。
そんな色々な学びを得られる素敵な水族館でした。とりあえずここるちゃんのアニメの曲が頭から離れないので、もう一度聞いてきます。
夕暮れ
帰りにもう一度サンセットビーチ浅虫を通りました。もう日は沈みかけていましたが、地平線がオレンジ色に光っていて凄く綺麗でした。
道の駅 ゆーさ浅虫
せっかく浅虫”温泉”に来たので、温泉に入ってから帰りたいと思い、道の駅ゆーさ浅虫5階にある展望浴場に行くことにしました。
展望浴場はシャワーと湯舟があるだけのシンプルな温泉ですが、360円で入れるので全然十分です。家に帰る前にお風呂に入り終わっているという最高な状態で、本日の観光は終了しました。
おわりに
今日は午後しか稼働していないので、そんなに書くことないなと思っていたのに4000文字近く書いてしまいました。とりあえず水族館も温泉も最高すぎたので浅虫が大好きになりました。またいつか来ます。
本日も読んでくださりありがとうございました!