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【青森#7】ねぶた祭り2024

もう11月に入るので、既に3ヶ月ほど経ってしまったのですが、今年の夏のねぶた祭りについて書いていきたいと思います。時間がないと言い訳し続けて、書くのがこのタイミングになってしまいました、、

私は今年の4月に青森に移住したので、今回が初めてのねぶた祭りです。ねぶたをお客さんとして外から見る日があれば、跳人として参加する日もあったり様々な楽しみ方をしました。その様子を書いていきます。


僕は2024年度に社会人になったと同時に青森移住しました。青森に移住した理由/青森での日常の様子などこちらのマガジンに載せておりますので、ご覧いただけますと幸いです。


ねぶた祭りについて

スケジュール

ねぶた祭りのスケジュールはこんな感じです。6日がねぶた大賞が発表される一番盛り上がる日みたいですが、曜日に関わらず、毎年8月2日から7日まで開催されています。

起源

そもそもねぶた祭りって何なんだって思ったので、少し調べてみることにしました。様々な説があるそうですが、七夕が起源とされる説が有力みたいです。こちらを読んでみてください。

ねぶた祭りは奈良時代に中国から伝わった「織姫と彦星」のストーリーを持つ七夕祭りと、もともと津軽にあった農村の風習としての七夕行事が融合・変形したものだという説が有力です。

昔の七夕=7月7日は旧暦ですから、現在ねぶた祭が行われている8月上旬くらいになります。この時期は8月15日のお盆の直前ですから、お盆にご先祖様の霊を迎える前にに入って身を清めると同時に、忙しい農作業中に厳しい暑さに負けないよう、のぼせや眠気も水に流して払っていました。

やがて自分が水に入る代わりにワラ人形や人の形に切り抜いた紙、灯籠を流すようになった、あるいはお盆最終日にご先祖を送る灯籠流しの習俗が合体して、灯籠(ねぶた)を主役とした祭りに発展。灯籠(ねぶた)が巨大化するにつれ水に流すことをやめ町の中を曳き回す祭りになったといわれます。

「ねぶた」の語源についても諸説ありますが、眠気を流す「眠り(ねぶり)流し」「ねむた流し」などと変化し、「ねぶた」または「ねぷた」と言われるようになったとの説が有力です。

ねぶた祭はどんなお祭り?由来は?23年に完全復活した「ハネト」と最新型「観覧席」の実態も!|株式会社オマツリジャパン (omatsurijapan.com)

奈良時代から続いているというかなり歴史の長いお祭りです。海外からきている人も沢山いて、本当に日本が誇る祭りだと感じました。ケンミンショーでは一生に一度は行きたいお祭りとして取り上げられていました。

8/1(木)

この日は青森駅近くにあるアスパムという建物裏の青い海公園前夜祭があるそうなので、行ってみることにしました。すると普段じゃ考えられないくらい沢山の人がいました。

そしてアスパム裏にあるねぶた小屋には明日から街を繰り出すねぶたが飾られていました。ここにも沢山の人がいるし、どれも煌びやかで圧巻でした。明日からのねぶた祭りがさらに楽しみになってきます。

さらにまだ前夜祭なのにも関わらず、沢山の屋台が出ていました。ここにも凄まじい行列ができていたのですが、何とかトルネードポテトだけ買うことができました。屋台のご飯はどれも美味しいです。

そしてねぶた囃子が聞こえる方へ向かうとステージがあり、その上で太鼓を叩いたり、を吹いている人がいました。その音を聞きながら思い思いに跳ねてる様子が凄く素敵でした。

また最後には花火まで上がり、明日からいよいよねぶた祭りが始まるんだというワクワクが搔き立てられました。人生で初めてのねぶた祭りを全力で楽しみたいと思います。

8/2(金)

ねぶた祭り初日です。ねぶたは19時頃から始まるのですが、こんな日に限って長いミーティングがありました。ねぶた囃子が聞こえる中でミーティングをするのはかなり苦痛でしたが、何とか耐えます。

そしてミーティングが終わり次第すぐにねぶたを観に行きました。もうほとんど終わりかけでしたが、初めて見るねぶたは本当に圧巻で仕事の疲れが吹き飛びました。酔っ払いに絡まれたりしたことさえ良い思い出です。

8/3(土)

ねぶた祭り2日目です。この日は休みだったので、職場の先輩と跳ねることになりました。公式サイトにいくつかお店が載っているのですが、その中でも安くて空きがあった神戸屋に行くことになりました。

ちなみに昔はカラスと呼ばれる衣装を着ずに跳人をする人もいたみたいです。ただそのカラスと呼ばれる人たちが色々問題を起こして、今は衣装をレンタルしないと跳人として参加できないそうです。

衣装に着替えてみたのですが、どうすれば跳人として参加できるのか分からないので、とりあえずアスパムの方に向かってみました。するとねぶたの前後に沢山人がいて、始まるのを待っている感じでした。

丁度近くにいた自衛隊の人にどこに入れば良いか聞くと、ヤマトに組が入りやすいと教えてくれました。ちなみに自衛隊学校系は外部の人が入りづらい感じみたいです。

ヤマトの列に入って待機していると、太鼓が鳴って列が動き始めました。先頭でカートに乗っている人の後に続いて「ラッセーラ ラッセーラ!」と叫びながら、周りの人の真似をして跳ねてました。

最初は列の真ん中の方でとりあえず跳ねていたのですが、少し時間が経った時に流されて列の端っこに行きました。すると沿道にいた外国人の人がカメラで跳人のことを撮っていました。

そのカメラに向かって全力で跳ねてみたらめっちゃ喜んでくれました。それがなんか嬉しくて沿道の人に手を振ったりしたら、喜んで振り返してくれました。段々アイドルみたいだなと思って楽しくなってきました。

また沿道にいる子供が「鈴ください!」と跳人が付けている鈴を欲しがっていました。後から聞いたんですが、子供は跳人から鈴を貰うと幸運になると言われているそうです。

僕も鈴を少し持っていたので「鈴ください!」という子供に投げたり、直接手渡ししたりしました。アイドルのファンサみたいで、スターになれた気分を味わえました。

そんなこんなで跳ねたりファンサしたり時々休んだりしていると、一周回ってこの日のねぶたは終わりました。もう本当に汗だくだくになるくらい疲れて明日歩けないなってぐらい足が筋肉痛でした。

でも大阪に住んでいた時はこのように祭りに参加することってなかったし、この参加しているからこその一体感は本当に最高だなと思いました。めちゃくちゃ疲れましたが、跳人をやって本当に良かったです。

8/4(日)

ねぶた祭り3日目です。この日は疲れすぎていたので、夕方に銭湯に行って家でご飯を食べてから少しだけ見に行きました。青森に住んでるとこんな感じで軽く楽しめる日が作れるのが嬉しいです。

また帰りに廣田神社に寄ったのですが、金魚ねぶたの鳥居があり凄く綺麗でした。ねぶたの時期だけやっているみたいです。たまたま通りがかって見つけたので、良いものを見つけられて良かったです。

8/5(月)

ねぶた祭り4日目です。この日あたりからフィナーレに向かっていきます。私は仕事があったので帰り道に軽く見ただけなのですが、この日は出世大太鼓なども出ていました。日によって様々なねぶたが楽しめます。

8/6(火)

ねぶた祭り5日目です。明日は早い時間にねぶたが終わって海上運行花火がメインなので、今日が実質最終日だと聞きました。最後にねぶたを目に焼き付けておきたいと思います。

この日はたまたま沿道の椅子に座れる機会があったので、かなりねぶたを近い距離で見れました。凄い枚数ねぶたを撮りましたが、どれも本当に煌びやかで圧巻でした。

8/7(水)

ねぶた祭り最終日です。僕は営業で八戸に行ってたせいで、海上ねぶた運行は見れませんでした。物凄く残念ですが、花火はギリギリ見ることができました。本当に綺麗で良かったです。

おわりに

人生で初めてのねぶた祭りが終わりました。跳人も出来たし、毎日ねぶたを見ることが出来たし、色々な楽しみ方ができて良かったです。青森に移住して良かったなと思えました。

また東北は雪が凄いので冬に溜め込んだパワーを一気に夏の祭りで放出する感じがして、他の地域のお祭りに比べて迫力が凄いと思います。そんな東北の祭りの中でもねぶたの経済効果は断トツらしいです。

そんなねぶたを来年も楽しめるように仕事も頑張っていきたいと思います。
本日も読んでくださりありがとうございました!

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