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コロナ家族感染 “子を残し親が亡くなる”


感染力の強い「デルタ株」が主流となる新型コロナウイルスの第5波では、子育て中の家庭で感染が広がり、親が重症化するケースが相次いでいます。子どもと共に感染し、重症化した両親に対して懸命な治療が続けられたものの、50代の父親が亡くなる事態が起きました。

集中治療室では40代の母親に対し、懸命な治療が続けられていました。8月中旬に子どもが発熱し、新型コロナへの感染が確認され、両親が次々に感染が判明。

最初は症状が軽く、自宅で療養していましたが、呼吸の苦しさなどがみられるようになり、感染確認後、およそ1週間で入院しました。

しかし、このとき、すでに重症に近い状態で、2日後には人工呼吸器が必要になり、今も予断を許さない状況が続いています。

また、50代の父親は肺炎が悪化し、懸命な治療が行われましたが、先日、子どもを残し亡くなりました。夫婦には基礎疾患があり、まだワクチンは接種しておらず、子どもはワクチンを接種済みの親族が預かっているということです。

悪化する前に「抗体カクテル療法」など、適切な治療を受けていれば、重症化を防げた可能性があるのではないかと感じました。

家族全員が悪くなり、人工呼吸器をつける状態になる。亡くなったあとも次の患者が来ているので気持ちを切り替えないといけない。
こういった厳しい現状をもっと世間の人達には知って欲しい。

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