日本発メタバースclusterで稼ぐ方法とアイデア
おいでなんし~!
バーチャル花魁由宇霧(ゆうぎり)でございます。
本記事では、日本発のメタバースプラットフォーム・clusterにおける収益化の方法をご紹介します。
さらに、既存の機能を活用して、クリエイターやイベンター、パフォーマーが楽しみながら収益を上げたり、ファンが気持ちを伝える手法を考案した経緯についてもお話しします。
今回の内容を通じて、clusterでの新たな可能性を見つけていただければ幸いです。
自己紹介
clusterが楽しすぎて使い方動画を投稿しまくっていたらイベント公式配信者に選ばれたり公式のHowTo記事を書くことになったVTuberです!
現在利用できる収益化手段
投げ銭
イベントという機能を利用してイベントを開催すると主催者にVアイテムという投げ銭を贈れるようになります。
クラフトアイテム
clusterアプリ内には、「ワールドクラフト」という機能が存在し、ユーザーが自分のワールドを作成することができます。
このワールドクラフトで利用可能なアイテムを、ユーザーがデザインし、販売することが可能です。
アクセサリー
clusterアプリ内で自分のアバターにアクセサリーを付けることが出来ます。
このアクセサリー機能で利用可能なアクセサリーを、ユーザーがデザインし、販売することが可能です。
https://clusterhelp.zendesk.com/hc/ja/articles/13011197119641
これらの収益化方法は、チャージ式の「クラスターコイン」を使用して取引されます。
クリエイターは、クラスター社と収益を折半し受け取ることができます。
(3000ポイントを受け取ったら1500ポイントを受け取れる)
投げ銭のアイデアとぶち当たった壁の話
VTuber活動は仕事として向き合おうとすると何かとお金がかかります。
動画編集や各種サービスなどのサブスク代、電気、機材、依頼などなど一定の経費があり、生活費とバランスをとりながらやりくりする個人事業主です。
clusterで個人が利用できるイベントの機能は全て入場無料となっており、開催するだけでは収益を得ることができません。
そこで重要になってくるのが投げ銭なのですが、現状clusterの機能では上位10名の名前しか確認することができません。
(ランキングボードが設置してある会場のみ上位10名の名前が確認可能)
投げ銭をしてくれた1人1人にお礼をしたいのですが、この形式だと上位10名の名前を呼ぶことしかできず、またリアルタイムで変動するランキングの上下によってユーザーさん同士がギスギスしてしまうのも嫌なのでこの扱いに最初は少し戸惑ってしまいました。
そこで注目したのがくす玉以上のVアイテムです。
くす玉アイテムを利用して特典会開催
3,000ポイントのくす玉の次は10,000ポイントのフラワースタンドになるのですが、この二つはアイテムに名前とアイコンが入りイベント終了時まで会場に飾ることができます。
順位で区切るとリアルタイムでの変動に対応しきれなくなってしまうのですが、この二種であれば全員視認することができるのでここに対してお礼と特典を設けることにしました。
しかし、ここでさらに新たな壁が出現してきました。
3,000ポイント以下の支援者さんにお礼がしずらいという壁です!
10位まで表示されている人みんなにお礼をして回ったとして
10位の人が300ポイント、11位の人が290ポイントだったとしたら10ポイントの差で対応が変わってしまうのはなんだか申し訳ないという気持ちになりました。
そしてイベントへの投げ銭は、イベント開催中にしか行えないため、楽しかったイベントに対して「今は手持ちがない」という状態の場合後から感謝の気持ちを贈る方法が存在していませんでした。
また、投げ銭はすべて主催者に入るため、他の出演者やスタッフにも感謝を伝えることができなかったのです。
アクセサリーで「支援カード」を作ってみた
そこで実験したのが支援カードというアクセサリーです。
このアクセサリーを販売することで好きな時間に投げ銭したり、3000ポイント以下の投げ銭も視認できるようになりました。
また、このアクセサリーを宣伝することで自分が主催していないイベントの出演時も投げ銭を受け取れるようになりました。
自分がイベントを主催する際は出来る限り出演者、スタッフのアクセサリーを会場に展示するようにしています。
自分がブレンダーなどを駆使してハイクオリティなアクセサリーを制作できれば良かったのですが、残念ながら自分は人前に出る能力に全振りしてしまっているのでそこに時間はかけられないという判断をしました。
このアクセサリーはユニティで板を用意してそこにpng画像をはめてアクセサリー化したものです。
(これをやるだけでも素人には勉強が必要なんだ!)
少々雑な作りなのは他にもいくつか理由があります。
支援カードの作りが少々雑な理由
①誰もやったことが無いアクセサリーだったので審査に通る保証がなかった
アクセサリーストアでアイテムを販売するには運営の審査で承認されなければいけません。
御覧の通り、すでに販売されているアクセサリーはどれもクオリティが高く「アクセサリー」として成立しているものだったので、このような支援にフォーカスを当てたアイテムが承認されるかは未知だったのです。
何かを始めるときはスモールスタートを心がけているので最低限の作りで申請をしてみました。
②簡単な作りにすることでクリエイターが積み上げてきた価格帯との棲み分けをする
上記で紹介しているように、クリエイターさんたちは幅広いユーザーに向けたアクセサリー体験を提供しており、適切な価格設定をさぐりながら文化を進化させています。
一方で、特定のパフォーマーやイベンター、クリエイターの創作や営み自体を支援したいコアファン向けのアクセサリー体験は棲み分ける必要があると考えました。
そこで、高品質を追求しない商品で1000ポイント以上の投げ銭体験ができるアクセサリーを考案しました。
アクセサリーのクオリティに対する価格設定ではないことを明確にしました。
これにより、自分の活動に必要なだけの収益を得られる方法を選択できるようになりました。
支援カードは他の人と足並みを揃える必要がないのです。
他者のクオリティや価格と比べるのではなく、自分の活動にかかる経費やかけている時間を考慮して値段設定をし、それに賛同してくれた人だけが購入すれば良いのです。
100ポイントでも50000ポイントでも、そこに値段相応の価値があると思った人しか購入しないのですから。
壁にも理由や事情がきっとある
色んな壁にぶち当たり、その度に新しい回り道や階段を発案してきましたが
この壁にも理由や事情があるような気がします。
一応自分が欲しいと思った機能に関しては #clusterへの要望 というハッシュタグでシェアするようにしていますが、もちろんすべてが叶うわけではありません。
まずは開発にかけられる時間やお金に限りがあることと、優先順位があること。
そしてcluster社が目指しているビジョンがあること。
clusterの加藤社長の経済観についてはこちらの記事で紹介されているので気になった方はぜひ読んでみてくださいね!
clusterでも活躍されているライターのでんこさんが担当した記事です。
自分が壁と感じた点にもいくつか良い面があるのです。
・リアルタイムのランキングにより投げ銭が加速する可能性がある
・推しに認知されたくないというファンにとっては名前が出ないアイテムがあると助かる
・全ての投げ銭を確認できないので、投げ銭読み上げの時間が短縮され次なるクリエイトに時間をかけられるようになる
などが考えられます。
世の中のあらゆることはこのようにそれぞれの価値観によって良し悪しが変わります。
誰かにとっての壁は誰かにとっての救いなのです。
だから、思ったことは要望としてシェアしながらも、基本的にはあるものを組み合わせて自分用の階段を作ったり回り道をクラフトできるというこの自由こそが多様性のある住みやすい社会なのかなと思います。
嫌なら見ない、反対なら使わない、他者の価値観に口出す時間で自分の道を作るし、言いたい人は言っててください聞きませんのスタイルで生きてます!めっちゃ楽。
由宇霧が取り組んでいる収益化のアイデアは誰でも実施・アレンジOK!
上記で紹介したような収益化のアイデアは誰でも自由に実施、アレンジしてご自身の活動の糧にしてください!
その際、由宇霧への許可取りや報告は一切不要です。
むしろ毎日のようにclusterでイベントをやったりYouTube配信したりしていて返事する余裕がないので連絡しないでください(笑)
既に様々な形で取り組んでいる方がいらっしゃるのでご紹介します!
そしてここまで色んなことを考えているのは偽善ではなくバリバリ自分のためであるという事も記しておきます!
ぺたぁあああ!!
おれが!!!!バーチャル世界で生き続けるためだ!!!!!!!!
みんなで楽しみながら経済を回してclusterをますます加速させていきましょ~!
そんな由宇霧を応援したい方はぜひご支援よろしくお願いします!
わっちにお金と時間を与えると、こういう他の人も使えるアイデアを考え続けます!!
お金と時間がなくなったらバイトに出ますが基本的に作業が出来ない人間なのでミスをしまくり心と体が疲れ果てて他の人が使えるアイデアを考える時間が減ります!!!!(笑)
clusterと由宇霧を半分ずつ応援できるアクセサリー
投げた金額の9割が由宇霧に届くピクシブファンボックス
(由宇霧の生活費はほぼここでまかなっているのでここでも継続支援してくれると助かります!)
最後までお読みいただきありがとうございました!
ちなみに本職は性教育特化VTuber・作家ですよ~