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明和電機 事業報告ショー2021を観て
2021年4月25日、YouTube無料配信にて「明和電機事業報告ショー2021」が開催された。
「明和電機事業報告ショー2020」。見逃した方はこちらからご覧いただけます!https://t.co/I2L657aCzG pic.twitter.com/p5L5KcfZMt
— 明和電機 (@MaywaDenki) April 25, 2021
2年連続、緊急事態宣言中の開催となった事業報告ショー。
昨年は、急遽配信での開催に変更、会場が使えなくなるなど、予想外の出来事が立て続けに起こり、そんな中でも成功を納めた社長のヒラメキとスピード感に、とにかく圧倒された。
今回は、そんな昨年の事業報告ショーのドタバタの裏側から、コロナ禍での明和電機の活動を「世界初のベルトコンベア式プレゼンテーション」で紹介するという豪華な配信ということで、数日前からソワソワ(何かが起こる予感が)して落ち着かない日々を過ごしていた。
加えて、2020年の明和電機の活動をまとめた全100ページにもおよぶ「事業報告書」も作成された。
で、できた!Googleスライドだけで本が!
— 明和電機 (@MaywaDenki) April 18, 2021
コロナ時代をさまざまなビジネスアイデア乗り切った、明和電機の激動の2020年度をまとめた事業報告書。全100ページ。
4月25日の「明和電機事業報告ショー」YOUTUBE生配信と合わせて読みたい方は22日12時までにお求めください!https://t.co/OY4WTSoRHc pic.twitter.com/j3SM6lNFbD
コロナ禍で活動があまりできず・・・という声が多い中、いつも以上に濃い内容とこの分厚さ。本当に社長はドMである。
さて、定刻の14:00。この時私はWi-Fiを探して見知らぬ街を走り回っていた。(きっと開始が押すだろうと信じて・・・。)PCを立ち上げて配信を開いた時には開始時間から20分近く経過していたが、あれ?間に合ったらしい(笑)社長は裏切らない。
息つく暇もなく、いきなりのサバオ登場に大興奮。(いや、出だしから濃すぎる!)初めて明和電機をご覧になった方、大丈夫だったろうか・・・(笑)
オープニングが終わり、いよいよ世界初のベルトコンベア式プレゼンテーションがスタートした直後、早速パワポが動かないトラブルが発生。(待ってました!)
早速のトラブルに盛り上がるコメント欄・・・(笑)明和電機ファンあるある。ファン歴の浅い私ですら、笑いながらトラブルをサラッと解決するクールな社長を数えきれないくらい目撃している。
おかげさまでトラブルが起きるたびにただならぬ興奮を覚える体になってしまった。非常に恐ろしいことである・・・(笑)
さて、今回の配信では、会長もゲストとしてzoomで参加してくださった。
作成中のゴムベース2020やグリコーダーを正道村からのほほんとご紹介。
いや、土佐兄弟の会話は、芸人さんの方に負けないくらい面白い...。
※沖田艦長、もとい、正道星からzoomで参加中の会長...。
会長とは、ラジオスーパーの正道村物産展と浜松のSOUND DESIGN FACTORYで少しだけお話ししたことがある。かっこいい職人オーラ全開でなんだか近寄り難い。いつかの日か、こんなお茶目な一面も偶然に目撃できたら嬉しい(笑)
そして、ゴムベース2020楽しみにお待ちしております♪
翌日の社長のツイートで明らかになったのですが、緊急事態宣言中ではなかったら会長もアトリエにいらしてベルトコンベアで登場予定だったとか...。
緊急事態宣言がなかったら、会長もベルトコンベアで登場の予定だった。
— 明和電機 (@MaywaDenki) April 26, 2021
みたかったな〜 pic.twitter.com/MYZlAeYRSu
・・・いや、シュールすぎる(笑)
残念、みたかった。
こんな感じで、途中会長とのまったりzoom中継を挟みながら明和電機の2020年度の活躍をカテゴリー(配信、工場、展覧会、ショップ、ライブ、ワークショップ)ごとに振り返る。本当に盛り沢山・・・。
「ああ!こんなこともあった、あんなこともあった!」
色々なことが次々に蘇ってくる。みんなそれぞれの思いで配信を観ていたと思います。
さてさて、ここで、恐れ多いことではございますが配信と共に振り返る明和電機と2020年度のマイメモリー(笑)、配信の感想などを、カテゴリーごとに簡単に綴らせていただきます。
■工場
コロナ禍以前から徐々に進められていたアトリエをマイクロファクトリー化する計画。それがコロナの影響で急加速し、2020年度はアトリエで様々な製品が生み出された。その中でも私が印象に残っているのは「SUSHI BEAT」。
最初見たときは、えええ!寿司モチーフの楽器!?と思ったけれど、これが非常に奥深い・・・。
サブスク音楽配信サービスが一般的になり、実際にCDを購入する人の割合もだいぶ減った。私自身もサブスクには非常にお世話になっているが、どこか寂しさを感じる。やっぱりCDショップで好きなアーティストの作品を手に取るときのドキドキ感はサブスクじゃ絶対に味わえないもの。
SUSHI BEAT(SUSHI GO!)からは、社長が感じた「情報だけを配信することへの違和感」と「モノをつくるという明和電機らしさ」の両方をわかりやく感じることができる。めちゃくちゃ面白い。
《並》《上》《特上》と、みても弾いても楽しめるSUSHI BEAT自体も大好きだし、「SUSHI GO!」に込められた想いも素敵だし、これぞ明和電機マイクロファクトリーで生み出された2020年度の最高傑作じゃないかと思っている。
ああ、CDショップで「SUSHI GO!」を手に取ってフリーズする若者を、私はすごく見てみたい(笑)
現在作成中だという「シャカ寿司」「サバ寿司」も非常に楽しみ!欲しい!
■展覧会
2020年9月19日−27日にお台場のARTBAY HOUSEで開催された「明和電機ナンセンスファクトリー展」。オリンピックで案内所として使用される予定であった場所を活用するという目的で、この展示が行われたとのこと。
社長が作品制作をされている様子を目の前で見たことはなかったし、一生拝見する機会はないだろうと思っていた。(ワークショップで美しい指先を拝見できるだけで幸せよね、って。)
ところがこの展覧会では、感染対策用のガラス越しに社長の制作風景や発想のプロセス(スケッチ)、おやつタイム♡まで間近で拝見することができた。
潮風が気持ちよく、穏やかで、白で統一されたお洒落な場所に、明和電機の製品が所狭しと並び、ムサコのドトールやアトリエがうっすら見えてくるような、社長の日常をすぐそこに感じることができる夢のような空間だった。(非日常的な空間で感じる社長の日常・・・なんだかその矛盾が面白かった)
会期中、(ちょっと大袈裟かもしれないけれど)命懸けでお台場に通った。日々命が吹き込まれていく13周目の胎児・・・。その一瞬一瞬を見逃したくなかった。
今、大切に可愛がっているサバオに命が宿るまでを目撃することができた幸せを、私は一生忘れない。
■ショップ
事業報告ショーの内容とは逸れてしまいますが、2020年度、ラジオスーパー関連で2つ、私にとって大きな出来事があった。
一つ目は、2021年1月にアストロ温泉さんがラジオスーパーに出展されたということ。大好きな明和電機のお店(ラジオスーパー)に大好きなアストロ温泉さんが出展される日をずっと夢見ていた私にとって、この出来事はこの上ない幸せで・・・未だに感激でうるうるする時がある。
二つ目は、ちょっとだけMIDIの世界を体験できたこと。(体験できたといっても、ノックマンちょっとだけ自動で動かせた!程度・・・)それでも、ラジオスーパーにねこびっとさんが出展されていなかったら一生「MIDI」という言葉すら聞いたことがあるかないか・・・だったと思う。
ラジオスーパーには、個性豊かな方々が出展されていて本当に面白い。ラジオスーパーでの出会いがキッカケで興味を持ったり、何か閃いたり・・・新しい出会いと刺激がいっぱい詰まった素敵な場所を作ってくださって、本当にありがとうございます。
■ライブ
高知と札幌で開催された大きなライブ。コロナ禍にこの規模のライブを観ることができるとは思っていなかった。「感謝」の一言に尽きる。
そして、この時期のライブならではの苦悩や演出を体験できたことは非常に貴重だった。
観客は全員マスク姿。特に明和電機ファンは眼鏡率が高いため、余計に舞台上の社長からはリアクションが読み取りづらいとのことで、拍手や足踏みで自由に感情表現をするようにいわれたものの・・・。
いや、自由に拍手したら目立っちゃうじゃないですか。自由に足踏みしたら暴れてる人みたいになってしまうじゃないですか。きっと私だけではない、みんな歯痒くて仕方なかったと思う。何より、(無反応に見える)観客相手にパフォーマンスをする社長は、非常に厳しかったろうなと思う。
そこで札幌公演で導入されたのが「明」「和」「電」「機」の手旗だった。思い思いに振られる旗に埋め尽くされる客席、本当に美しかった・・・。
こういう時期だから、楽しみにしていたライブに行くことができなかった方もいた。不安、申し訳なく思う気持ち、喜び、感謝、もうとにかくいろんな気持ちが重なって、いつも以上にグッとくるものがあった・・・。
まあ明和電機は、お爺さんになっても、電動アシストスーツとか装着してライブコンサートを100万回ぐらいやると思うから、今回、コロナでライブや展示が見れない人も、安心してください。
— 明和電機 (@MaywaDenki) January 12, 2021
そして、社長のこの言葉が、私は大好き・・・。
みんな人生色々あるけれど、安心して一生ついていきますよ、社長。
■ワークショップ
今迄参加した明和電機のワークショップの中でも群を抜いて過酷であり面白くもあったのが、渋谷の東急ハンズで行われた「コロナックルを作ろう」。
ヤスリを使ってひたすらアルミを磨き続ける・・・ワークショップというよりも、工場だった(笑)夢中になって何かに打ち込むことって、過酷でもあるけれど実はすごく面白いし、磨けば磨くほどアルミが輝いて、頑張りに応えてくれているような気がして・・・。スキル以上に、精神面で学ぶことが多かった。
社長の有り難いお言葉「アルミを磨くんじゃない!心を磨くんだ!」と、社長お気に入りの「ピカール」は10年経っても忘れないと思う。
簡単にといいつつ、そこそこな熱量で語ったこれらのことは、青い思い出の中のほんの一部に過ぎない。
本当に、スピード感のある盛り沢山な年だった。3年分くらいの想いが私の中でうじゃうじゃしている。とにかく楽しかった。
社長、本当にありがとうございました。
最後に、結局「世界初のベルトコンベア式」とはなんだったのか?
配信をご覧になった方は既にご存知でしょう。
事業報告ショー。衝撃のラストシーン。https://t.co/I2L657aCzG pic.twitter.com/gxFxkcVJ5b
— 明和電機 (@MaywaDenki) April 26, 2021
それは、社長、工員さん、撮影スタッフさんの力がひとつにならなければ決して動くことのない魔法のベルトコンベアだった...。
明和電機はいつだって期待を裏切らない。
今年は、初音ミクとコラボのオタマトーンも発売される。待望のジホッチも再販される。六甲ミーツアートなどのイベント出演も既にいくつか決まっている。また忙しい年になりそうだ(笑)
今年度も明和電機を追う中で素敵な思い出がたくさんできるといい。
そして、こんな状況下ではありますが、メイワの輪がますます広がったら嬉しい。
そして、えーっと、『ビハインド・ザ・マスク』のDVD楽しみにお待ちしております(笑)