ピザまん→牛串→餅巾着と玉子
是非この文章を先に読んでほしい
私の趣味の内の一つとして“オモコロを見る”というのがある。今こうして虚空に向かってテキストを打ち込んでいるのも、ダヴィンチ恐山さんやarufaさん、たかやさんなどに憧れたからに他ならない。
この前、といってもかなり前のことだが上記の文章を読み終えた後に私の中で二つの感情が渦巻いた
前者は頭のてっぺんから後者は腹の底から同時にこんな具合に聞こえてくるのである。
腹「お腹減った。ピザまん食べたい!」
頭「いや、ピザまんはガツガツしてる」
しかしまぁ圧倒的頭の分の悪さ、例えるならダイエット中に飯テロ画像を見た感覚に近い。食欲がプライドに勝ってしまうのだ。そして、気がついたら私はコンビニの前にいた。
コンビニには入ったが、すぐにはレジに向かわない。わずかに残ったプライドがそれをさせた。適当にカップ麺とか充電器とかを覗きながら、店員の挙動を確認する。ムフフ〜ンなナニカを買うときのように男性店員がレジに入るタイミングを見計らって…
…
…
…
今だ!!
「あの〜…すみませんピザまん一つ下さい。」
「あ、すみません、今ピザまん切らしてまして…」
…?
これはマズイ…出来ることならもう何も買わずに別のコンビニに行きたいけれど、今の今まで捨ててきたなけなしのプライドが「何か買っていかないとマナーがない人と思われるぞ」と言ってくる。
完全に泳ぎまくった視線の先に飛び込んできたのは“おでんだった”
思い出ポロポロ(見なくてもあまり関係ないです)
自分はおでんのなかでは牛串が好きなのだが、幸いにもあの中には牛串が確かに入っていた。そう確かに。
もう“フリ”なんかではなく本当に致し方なく、お椀を手に取り、トングを使って牛串を掴んで持ち上げた。しかしそこに牛の姿は無かった。ただの串が出汁の効いた汁から出てきたのである。
私は静かに串を元に戻して、卵と餅巾着を取ってコンビニを後にした。
こんな事ってあります???
追記)懲りずに今日二回目に挑戦したが、準備中だった。もしかすると私は一生ピザまんの食べられない人生なのかも知れない。