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STL Tones Tonehub、Tonality、AmpHubレビュー

皆様こんばんは。
最近は歌ってみたMIXばかりやってますが、最近久々にギター熱が激しくなってるYugenです。
近年は最近のモダンヘヴィ・ミュージックばかりコピーしています。
最近はMac上からソフトウェアのアンプシミュレーターをかき鳴らしてサウンドチェックばかりしておりました。
その中でもSTL Tonesのサウンドについて、だいぶサウンドの傾向がわかってきたので、話題のTonehubから、Tonality、AmpHubについて少し紹介しようと思います。

個人的主観も入ると思いますが、よろしければ是非お付き合いください。

1.Tonehub

STL TONES TONEHUBのUI。

まず2020年春頃に話題になったTonehubからレビューします。
最初サウンドを聴いて、トライアルも試してからサブスクを始めました(購入はしてません)
今までのアンプシミュレーターの中でも…音質は抜群に良いです。
拡張パックで音色を増やすとバリエーションが増えていい感じ。
全体的にはモダンで冷たい音ですが、リアルなサウンドはヘビーミュージックでは凄く使えるサウンドだと思ってます。
以前使用していたBIAS FX、BIAS AMPはリストラ候補になりました。

色々試してDZL VH4、DZL Herbert、BRIAN HOOD、THE GHOST INSIDE、LEE MARIA(Bring Me The Horizonのギタリスト)は個人的に好きな音色でした。

2022.10.8追記
JOSH MIDDLETON(Architectsギタリスト)のサウンドも好きでしたね。

プロファイリングのアンプシミュレーターで、プラグイン版のKemperと言った方が分かりやすいかもしれません。
使用アンプ、キャビ、録音に使用されたマイク、使用のギター、ピックアップ等が詳細に記載されています。

キャビネットシミュレーター。

キャビネットシミュレーターで細かいサウンドメイキングも可能です。
これで更に音色を追い込む事もできます。

ストンプボックス。
ディレイ、リバーブ等のエフェクト類。

歪み、ワウ、コンプ、ディレイ、リバーブ等のエフェクターもあるので、一通りの音作りで悩む事はないかなと思います。

ただ、気になる点はCORE Packだけでは自分の出したい音が見つからない事、拡張パックが多すぎてサウンドメイキングという点で沼になりやすいというのが難点かな。
拡張パックを購入するの前提ですが
拡張パックも含めて全部購入すると2700$。(USD)
2022年10月2日現在で日本円で40万ぐらい。

ちなみにCore Packを購入だと199$。
拡張パック購入は1つにつき19〜49$。
確かアンプシリーズが安く、アーティスト、プロデューサーのは49$なはず。

サブスクもありまして、
Core Pack未所持でExpantion PackもCore Packも使い放題のサブスクが15$。
Core Packを既に所持していてExpantion Packをサブスク利用で10$。
僕は前者の15$の方を利用しました。

だいたい一通りサウンドチェックをしてリアルなサウンドに圧倒されていく一方で違和感も感じていました。
サブスク利用するなら、もしくは拡張パック含めて全購入するなら…
KemperかAxe-FxⅢ買った方がいいんじゃね?と。
あと、CPUの負荷も重めな方かと。

あくまでも、ギタリストの主観になってしまいますが…
2700$分のサウンドをソフトウェアのアンプシミュレーターでずっとやっていくのであれば、それならKemperかAxe-FxⅢの様なハードウェアを買った方がいいのかな?とも思ったのが本音です。
どちらにしても沼になるのは変わりませんが、そんな感じです。
別売の拡張音源を追加していくというのを前提にしてるので、お金がある人にはおすすめですね。

ただ、アンプシミュレーターがここまで進化していってると思うと、相当度肝を抜かれましたね。
後に使用するTonalityを知るきっかけになりました。
サブスクでも音作りの勉強として凄く世話になりましたね、これは。
なかなかいいアンプシミュレーターでした。

2.Tonality Howard Benson(EXP, Pack Chris Load Alge)

Tonality Howard BensonのUI。


愛用しているTonalityパックの1つです。
Pops、Rock、HR/HM、UKロックまでなら最高に使えます。
拡張パックでChris Load Algeも購入すれば、音色の幅が広がり一石二鳥。
とりあえず、STL Tones入門としてオススメできるのと、末永く使えるアンシミュかなと。
クリーン、クランチ、HR/HMまでのディストーションまでならこれにお任せといった感じです。

バンドサウンドのInst制作でも使いましたが、なかなか洗練されたサウンドで、欲しかった低音も出ていてオケに馴染んでくれるし、これ1つあればギターだけではなく、ベースアンプもあるので、竿のレコーディングはこれで完結する、そんなアンプシミュレーターです。

この中では個人的にBogner Ubershallと思わしきモデルが好きでした。
音抜け、歪ませた感じが自分的には好みでしたね。
リフを刻むのも気持ち良く、リードのフレーズを弾くと太い音が抜けてきて気持ちいいですね。

ベースアンプはAmpegだと思われる。これだけでクオリティの高い音源制作が出来る。

簡易的にエフェクターもあります。
TS9系、ディレイ、リバーブだけですが、これだけでも基本的な音色は一通り作れる感じです。

ペダルエフェクト。OD、ディレイ、リバーブがある。

Tonehubと違って少ないですが、エフェクト類もあり、基本的な音作りは可能です。
個人的にはDTMの拡張音源的なポジションかも知れません。
コーラスやコンプ等はDAWでプラグインでかける感じになります(Tonality全製品共通)

Tonehubと同様、更にキャビネットシミュレーターもあり鳴り方の調整もできます。

キャビネットシミュレーター。キャビネットもプリセットから選択できるのと、マイキングも調整出来る。


モデルにしているアンプはおそらくこちらです。
Hiwatt DR103
Bogner Ubershall
Marshall Plex
FENDER2台
Ampeg


3.Tonality Will Putney


Tonality Will Putney UI。


愛用しているTonalityパックの1つです。
サウンドの傾向としては、やはり最近のメタルコア、デスコア、Djentには持ってこいの全体的にモダンなサウンドですね。
プリセットも彼がレコーディングで関わったであろうアルバムのサウンドが入っていたりと、重低音のギターサウンド、ベースサウンドが好きな方には使える音色となっています。
ただ、クリーントーンは不得意な印象がありました。
どれだけゲインを下げても、コイルタップしたりもしましたが、それでもまだ歪んでいる印象だったので、クリーントーンはHoward Benson、Andy James(AC30)、Lasse Lammertの方が良いかも知れません。
こちらもベースアンプありで、サウンド的にはやはり近代メタルコア、デスコア、Djent向けのサウンドですね。

更にエフェクトペダルもあり、キャビネットシミュレーターも付属。

エフェクトペダル。歪みはDISTORTIONと書いてはいるが、TS9、808系を選べる。
キャビネットシミュレーター。

アンプの種類はギターが4種類、ベース1種類。
僕はDiezel VH-4がモデルであろうアンプを一番好んで使用しております。
アンプシミュレーターでも普通に自分の大好きなサウンドでした。

他にもMesa BoogieのTriple clownも入っていて、こちらのサウンドも好きです。

Bogner Ubershallは当然ではありますが、Howard Bensonのとはキャラが違います。
こちらもゴリゴリのリフを弾くのも心地よく、更にはギターソロの音が凄く気持ちいいです。
荒々しい歪みが丁度いいスクリームなサウンドを出してます。

Howard Bensonのサウンドだけで物足りなくなった時に導入すると、更にサウンドの幅が広がっていい感じですね。
あと真空管もEL34、6L6、KT88、KT77と選べて尚よし。
多少ですがキャラが変わります。

モデルにしているアンプの種類はこちら
Diezel VH-4
Mesa Boogie Triple Clown
Peavy 5150
Bogner Ubershall
Ampeg

4.AmpHub

AmpHubのUI。

ToneHubが2020年の春に販売されてから半年後に販売されたアンプシミュレーター。
モデリングアンプの総合パッケージ商品という感じでしょうか。
こちらも複数のアンプ、キャビネット、エフェクターが入っていて、ToneHubと同様できめ細かく音作りを追い込める様な感じですかね。
ToneHub、Tonalityとは商品性が差別化されたアンプシミュレーターで、こちらはSTL版Amplitubeといった感じかな、と。

ちなみに立ち上げた時に出るアンプはフリーでも出ているEmissaryでフリーのとはちょっとキャラが違う印象でした。
AmpHubのサウンドにチューニングされたEmissaryって感じです。
全体的にサウンドをチェックしたところですが、モダンメタル以外にもクラシックな方向も押さえており、サウンドメイキングの幅は広いイメージです。
今後ラインナップは増えていくでしょう。
ちなみにサブスク形式、もしくは買い足しのシステム。

ワウ、コンプ、歪み等。
コーラス、ディレイ、リバーブ等。
キャビネットシミュレーター。

サウンドの特徴としては音自体はいいとは思いましたが…
高域がエッジーな傾向が強く、無機質な印象がありました。
エアー感、ライブ感はTonality、ToneHubのが圧倒的に良かったので、僕個人的にはあまり好きになれないサウンドでした。
クラシカルな方向性もいくのであれば、それであればTonaltyでもカバーできるかなというのが僕の本音です。
ただ、個人的にはこれだけで結構なサウンドは作れそうなので、まずは10日間のトライアルをおすすめします(Tonality、ToneHubにも言えるが)。


5.番外編


Tonality Andy James、Lasse Lammertですが、こちらはトライアル期間が終了してスクショも出来なかったです…申し訳ありません。
今後機会がありましたら、詳しくレビューしていこうかと。
個人的にはLasse Lammertのクリーントーンは僕好みのクリーントーンで、いつかは導入を検討しているかな、といった感じです。
また、Diezel Herbert等のモダンなハイゲインアンプもあり、ギターのサウンドの幅は大幅に拡張されると思いました。
写真がなくて申し訳ないですが、Lasse LammertのTonalityはUIが他と異なり明るいUIで、AmpHubみたいなキャビネットシミュレーターだったのを覚えています。

Andy Jamesは6505のリードサウンドは弾いていて気持ち良かったのと、VOXのAC30のクリーンは個人的に好きでした。
Andy Jamesフリークスには持ってこいでしたが、個人的には別のでもいいのかな、という印象でした。
VOX AC30のサウンドが欲しくて購入するかも知れないけど、現時点では購入の予定はなし。

ちなみにこちらの二つはベースアンプがないので、最初に購入するTonalityとしては、あまりおすすめはしません。

6.総評


個人的にはTonality Howard Benson (Chris Load Algeの拡張音源含む)、Will Putneyがおすすめです。
コスパとリアルなサウンドを両立するとなると、こちらが凄く大活躍するのと、STL Tonesの入門としてもおすすめできるからです。
ノートPC、MacBook Proをライブで持ち込んでJC-120等に接続し音作りを完結…という事がなければ、Tonalityはおすすめできます。

ToneHubは個人的には金持ちなら買っていると思います。
噂通り最強のサウンドで凄く勉強になりました。

どちらにせよ…

10日間のトライアルをやるか、しばらくサブスクで使用し、それで皆様が気に入れば購入、サブスク継続


これがおすすめにして最強なのかな、と。
皆様が好きなアンプシミュレーターを買って、ハッピーなギターライフを満喫できればと思います!

長々とありがとうございました。

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