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Superior Drummer 3 レビュー
はい、どうもYugenです!
3年前から所持していますが…TOONTRACK社のSuperior Drummer 3(以下SD3)についてレビューしていこうと思います。
結論から言わせてもらうと…
「史上最強のドラム音源」
この一言に尽きるかな。
自宅でこんないい音鳴っていいの?って感じ。
はっきり言って、
「完全なる音質おばけ」
この一言に尽きます。
Superior Drummer 2(以下SD2)は未使用なので比較は出来ないですが、SD2にあった不満はSD3で改善されたそうですね。
・オープンリムショットが使えない音
・スプラッシュシンバルが微妙な音
・ライドの音が小さい
etc…
総容量も253GBとかなり多めなので、莫大ストレージのPC、Macまたは別途で外付SSDを使用する事をオススメします。
ちなみに最低限の容量は41GB(Basicライブラリ)です。
SD3の導入に至った理由は、ex.ギルガメッシュのЯyoさんも使っているのと、メタル系のドラムといえばSuperior Drummerというイメージがあったのが背景にあります。
レビューを見ても殆どが高評価でしたからね。
この動画レビューが最終的な決め手でした。
元々ある音色でも素晴らしいサウンドです。
Keinoazaさんの動画ではメタルコアのドラムサウンドですが、制作したプリセットも配布されているので、オリジナルのドラムプリセットを制作したいのであれば手本にするといいかも知れません。
以前はAddictive Drums 2を使用していましたが、もうAD2には戻れません。
値段は多少張りますが、操作感、生っぽさ、手軽さでいえば、SD3より素晴らしいドラム音源はないんじゃないかな?と思う。
使い勝手とクオリティを見事に両立しているドラム音源です。
ベロシティで繊細なニュアンスも調整出来ますし、プリセットも自由にカスタマイズが出来るので、ドラム音源に迷ったらこれを選ぶのがベストだと思います。
これだけリアルな音像にも関わらず、俺が思った以上にそこまで負荷は重くなかったです。
TOONTRACK社のドラム音源といえば、近代のMetalCore、Djentのイメージが強いですし、そちらのジャンルのプリセットが多めです。
だからと言って他のジャンルが疎かになっている訳ではありません。
Jazz、Blues、Rock、POPsなんかも余裕で出来てしまいます。
ただ、生ドラムに関しての音色は素晴らしいですが…、
打ち込み系はほぼ無いと言っていいので、EDMやhip-hopとかになると、XLN AudioのXO、WavesのCR8、Native InstrumentsのBattery 4などのサンプラーでワンショット系の素材を使っていった方がいいと思います。
総じて生音は最強、打ち込み系は微妙、という感じですかね。
あとSD3はdemo(無料お試し)がないので、YouTubeとかで視聴してきちんと音像を理解した上で購入する事をオススメします。
リアルな音色ではBFD3に分配が上がるかも知れません(YouTubeで視聴した限りは)。
ただ、あちらはドラムの知識とドラムレコーディングの知識が必要な事もありコスパが悪いと思ったので、手軽さとクオリティの高さの両立でSD3を選びました。
BFD3を買うとしたら、まだ先かも知れない。
ドラムキット
これを見ただけでテンションが上がります。
ここから好みの音色にセットしていく事を考えるとワクワクします。
レコーディングスタジオでのドラムレコーディングみたいな背景もGOOD。
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プリセット
やっぱりメタル系が多いです。
だからといって、他のジャンルが疎かになっている訳ではありません。
Jazz、Blues、Popsなど、様々なジャンルにも対応できます。
元々あるプリセットでも守備範囲は広めな印象。
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Grooves(リズムパターン)
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ドラム音源ではお馴染みのリズムパターン。
収録数は後述のSDX PACKの音リズムパターンなしでもかなり多いので、各ジャンルに対応したリズムパターンを探すだけでも凄く迷いそう。
DAWにそのままドラッグ&ドロップをして時短&クオリティを両立しています。
数が増えれば増えるほど探すのが大変な貴方に…
Tap2find
これがある。
Grooves画面から左上にある機能。
手弾きからMIDIループを探してくれるという機能。
これは画期的。
こういうビート、リズムが欲しい!という方にはかなり使えるやつだと思う。
キーボードに指ドラムで打ち込むなり、ドラムセットをクリックするなりして鳴らします。
その打ち込んだフレーズを検索してくれる機能です。
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直感的に欲しいフレーズが欲しいのであれば使える機能で、逆にこれがないドラム音源を使うのが辛くなりそうです。
Mixer
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Mixerはこんな画面。
各マイクに一つ一つのトラックを35種類のエフェクト、EQ、コンプが使えます。
ここまでは普通ではあるのですが、マイク同士の被り(Bleed)が調整しやすい造りになっています。
肝心のエフェクト類は大まかにこんな感じ。
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ちなみに俺はDAWで立ち上げる際はエフェクト類は全部切ってます。
なぜなら、個別でMIDIトラックを立ち上げてその各トラックに出力(KICK、SNARE、TOM、HiHat、OH、Ambience…etc)、個別でMixをしています。
バンドのMixはこちらのが馴染みやすいかも知れません。
Tracker(オーディオ→MIDI)
ドラムのオーディオトラックを入れると、キックやスネアなど、パーツごと認識してくれる機能。
・録音したドラム音源を後からMIDIに変換する
・そのドラムフレーズをストックする
こういった飛び道具的な使い方が出来ます。
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ある意味ではドラム殺しというより、エンジニア殺しの機能?笑
個人的には結構画期的な機能だなと思いました。
ドラマーさんと相談の上でフレーズの再構築だったり、アレンジ面での話し合いを進めていくといいかも知れません。
以上が基本的な機能です。
SDX PACKS(拡張音源)
SD3はSDX BUNDLEという拡張音源もあり、特定のジャンルに特化した音色が揃っています。
下記URLが一覧になります。
俺もこの中では以下のSDX PACKを所持していますが、CORE PACKよりそれぞれのジャンルに合った深みのある音をしてます。
背景もSDX PACKの違いによって変わるのも特徴です。
・Metal Machinery
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・Metal Foundry
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・Progressive Foundry
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・Rock Foundry
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Rock FoundryはMono kitも収録。
前述のが豪華なセットに対して凄くシンプル、オールドスクールな感じ。
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以上、俺が所持しているSDX Packの簡単なレビューですね。
上記のFoundryをまとめて買うなら、こちらがお得。
・The Foundry SDX BUNDLE
Metal Foundry、Progressive Foundry、Rock Foundryの3点が収録されていて、単品で買うよりも安く買えるお得なバンドル。
他にもジャンル別にバンドルがあるので、こちらも是非。
単品で買うよりも安く購入出来ます。
拡張音源も含めると創作意欲もかき立てられるし、何よりドラマー目線で音作りも出来るので凄く楽しい。
ちなみに、SDX PACKの切り替えはこちらの画面から行ってください。
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ちなみに多少、手間はかかりますが各SDX PACKを混ぜたキメラキットを制作できます。
俺はMetal Foundryをベースに金物系をMetal Machinery、バスドラがProgressive Foundry、トリガーがCORE PACKのものを使用で今は落ち着いています。
実際ドラムは叩けないし、今後ドラムを始める予定はないですが、
いろいろな方のドラム演奏を見て、ドラムフレーズの作り方、ニュアンスの出し方は日々勉強しています。
ドラムが楽曲の土台だし、楽曲を盛り上げるのに一番重要だからね。
まだまだSD3について発見出来ていない部分もあるので、これからも試行錯誤しながら使って行こうかなと思っています。
それでは!