防御の重要性
皆さまこんばんは、弓削彼方です。
今回からは、防御・防衛に関するお話をして行きたいと思います。
最初は戦いにはおいて、攻撃と同じように防御も大事だと言うお話です。
今回は短い話ですので、動画の方が分かりやすいと思います。
それでは最初に原文を見て行きましょう。
原文
「昔の善く戦う者は、先ず勝つべからざるを為して、以って敵の勝つべきを待つ」
現代語訳
「昔の戦上手は、先に誰も勝てない状態まで味方の守りを固めてから、敵が誰でも勝てる隙を見せるのを待った」
これは孫子の一文ですが、防御の重要性を見事に一言で表しています。
敵といざ決戦となった時に、まずはしっかりと味方の陣地を整えて簡単には負けないようにする。
この「簡単には負けない」と言う担保があるからこそ、攻撃に移ることが出来るのです。
その上でじっと我慢し、敵が我慢しきれず行動を開始した時に必ず「隙」が生まれます。
その隙を逃さずに攻撃を仕掛け、味方を勝利へと導くのです。
攻撃した後に防御があるのではなく、まず防御を固める事で攻撃する準備が整うと言うのが孫子の考え方です。
この手堅い戦い方こそが孫子の特徴です。
防御の重要性は理解出来たと思います。
具体的な防御のやり方については、これから学んでいきましょう。
今回の解説はここまでです。
それではまた、次回お会い致しましょう。
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