三略講釈【上略-16】
皆さまこんばんは、軍師の弓削彼方です。
今回も三略を学んでいきましょう。
本文現代語訳
「軍讖の中には、『将軍は清廉潔白で何事にも冷静であり、公平であって私心を持ってはならない。人からの注意を素直に受け入れ、部下からの提案には耳を傾けなければならない。優秀な人材の登用に力を入れ、彼らの意見を取り入れなければならない。その国の風俗を理解し、山や川などの地形を把握しなければならない。そして地の利を活用し、軍権をしっかりと握るのである』と書かれている」
解説
将軍たる者の心構えについてですが、本文の内容そのままなので難しい部分はないと思います。
将軍たる者は公平無私であって人の意見をよく聞き、優れた策があれば取り入れる器量が必要です。
そして土地やそこに住む人々のことをよく知り、それを上手く利用して戦いの補助とし、そうやって軍隊を掌握するのです。
この話は次回に続きますので、今回はここまでと致しましょう。
それではまた、次回お会い致しましょう。
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