兵法を学ぶ時の心得
皆さまこんばんは、弓削彼方です。
今日のお話しは「兵法を学ぶ時の心得」です。
時間に余裕のある方は、先にこちらの動画をどうぞ。
兵法を学ぶ時の心得は、そんなに難しい話ではありません。
李衛公問対にある「必ず先ずは下より以って中に及び、中より以って上に及ぶ」を実行するだけです。
この言葉の意味は「物事は必ず初級から学び、初級を終えてから中級に進み、中級を終えてから上級に進みなさい」となります。
これは兵法に限らず、仕事やスポーツなど何にでも言える事だと思います。
特に兵法では、この初級から順に進むことを怠ると「机上の空論を述べるだけの役立たずが生まれるだけだ」と、厳しく諫められているのです。
皆さまは兵法と聞くと、諸葛孔明や竹中半兵衛の智恵のように「少数で大軍を打ち破る一発逆転の策」を期待するかと思います。
しかしながら実際の兵法は、初級からしっかりと基礎を学んで得た知識を基に、堅実な策を用いて一歩一歩勝利に近づく事を真髄としています。
皆さまも兵法を学ぶ際には、決して焦らず初級から始め、しっかりとした基礎を身に付ける事から始めて下さい。
その方が、結果的に優れた知恵を早く手にすることが出来ます。
本日の解説は以上です。
また次回お会い致しましょう。
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