「信兵衛」の血を引くラーメン酒場「ふくちゃん」

 清川に用事があったので「ふくちゃん」をのぞいてみた。いつの頃からか夜営業だけになってたと思うけど、どうやら今は夜営業できないので昼もやってるみたい。13時を過ぎてるからかお客さんもいないので「密」ではないと判断して入店。いつも中華そばにするか支那そばにするか迷うんだけどきょうは中華そばにした。支那そばの方が醤油濃いんだよね。あ、玉子トッピングすればよかった。しもた。

0513ふくちゃん

 先月発売した「福岡グルメ トリビア〜ン」にも書いてあるんだけど、ここは「信兵衛」の店主の甥がやってるのは有名な話。彼は、当時「信兵衛」でも働いていたらしい。そのときいくつだったんだろ? かなり若い頃のはずだ。「信兵衛」ってほんとカッコよかったんだよねぇ。30年くらい前にあった店なんだけど、まだトンコツ一辺倒の福岡で、中華そばをしかも麺酒場という業態で出していた。麺酒場が福岡で当たり前になってきたのって、つい最近だからね。いかに先進的だったかということだ。くわしいことは本を読んでほしいんだけど、オシャレだったり感度の高い大人たちが通ってた。ぼくも30歳くらいで、当時は行ってたというよりは、会社の先輩に連れて行ってもらってたって感じだ。そんな「信兵衛」の話を、当時通ってたデザイナーの垣田さんが書いて下さった。これだけでも読み応えありますよ。
 「ふくちゃん」はその遺伝子を受け継いで、中華そばを軸に麺酒場をやっている。当時を彷彿とさせるピータン豆腐やチンゲン菜炒めなんかもあるんだよね。ふふ。懐かしい。

https://bunpeido.thebase.in/

グルメトリビア〜ン_表紙s


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