看護師を辞めない理由を考えてみた話

先日、Xでこのような投稿をしました。

•怒鳴られる
•嫌味を言われる
•叩かれる（グーパンチを喰らう）
•苦情を延々と受ける
•規則違反を注意すると「投書する」と言われる

こんな苦痛があっても看護師の仕事が好き😂
そしてこんなことがあっても、いい経験になったなーと思える自分、結構好き😂笑

— 看護師ライター｜小久保（ゆげ） (@yuge_fuwafuwa) October 17, 2024

この投稿だけ見ると、変な人ですね・・・
そりゃあ看護師でも、理不尽なことにはイラっとするし、周りの患者さんに迷惑をかけるような人がいれば、ブチギレそうになります。

私は子育てを理由に看護師を辞め、中小企業で一度だけ働いた経験があります。
その職場では嫌味を言われたり、クレーム対応をしたりすることはありましたが、怒鳴られたり叩かれたりするようなことはありませんでした。（そりゃそうだ）

では20年近く看護師として働き続け、一度は離れた看護師にまた戻ったのはなぜなのか？どうして看護師を続けられるのか。
看護師を辞めない理由を考えてみたら、２つの答えにたどり着きました。

答え・その１「ダメージよりも達成感の方が勝るから」
看護師をしていると嫌なことや、つらいことはたくさんありますが、私にはダメージよりも仕事で得られる達成感の方が大きいんです。
「やりきった！」「自分かっこいい！」と達成感を得られる瞬間がたくさんあるんですよね。

例えば急変対応のとき。
周囲のスタッフと連携して一つの場を乗り越えたときや、患者さんを高度な治療ができる病院に搬送できたときは安堵します。
同時に「仕事した！やり切った！」と達成感を覚えます。
さらに搬送した患者さんが退院して元気になった話なんて聞いたら、もうスタッフみんなでテンション爆アゲです。

まぁ単純にいうと、看護師の仕事が好きってことなんですよね。

答え・その２「ダメージを１人で抱え込まないから」
殴られても嫌なこと言われてもこの仕事を続けている理由
「自分一人で抱え込まない・ため込まない」からだと思うんです。
なんでも一人で抱え込まないから、受けるストレスやダメージも半減するんですよね。
だからこそ、トラブルがあればすぐに上司やチームに報告・共有は欠かしません。
「暴力は一人で対応しない、対応に困ったら相談し複数で対応すること。」
これは精神科で働き始めた看護師１年目のときに、周囲の先輩方から教えていただいたことです。

この考えが根付いているからこそ、仕事でもプライベートでも自分一人で抱え込まない考え方に行きついたんだと思います。

　　　　　　　　　　　・・・

「ダメージを１人で抱え込まない」考え方は「自分の思いや悩みを外に吐き出す」につながり、何度も自分を救ってくれました。
（話を聞いてくれた夫や両親、姉妹、友人たちには大変感謝しています）

給料や待遇面などは差し置いて、私が看護師を続けている理由は今のところこの２つです。

「看護師はメンタル強め」って言われるけど、確かにそうなのかもしれない。。