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介護費用を抑えるために世帯分離をしよう!

同居中の親の介護をしていて「介護保険制度」を利用している人は、「世帯分離」の手続きをした方が介護費用を節約できる場合があります。

「世帯分離」とは、、、

住民票に登録されている1つの世帯を2つに分けることです。

|世帯分離によるメリット


介護保険料や国民保険料は

所得が多いほど税額が多くなり、

世帯分離すると

それぞれの所得に課税されるので

節税対策になります。


たとえば、

息子夫婦と同居していると

息子夫婦の所得と親の年金の合計に

税金がかかりますが


世帯分離すると

親世帯は年金収入だけになり


介護保険料

国民健康保険料

(75歳以上は後期高齢者医療保険)

高額医療費

高額介護サービス費

入院・介護施設入所の食費居住費

が下がります。


また、医療保険も、負担が減ったり

限度額認定証を受け取ることができるメリットがあります。


たとえば、

高額介護サービス費では

自己負担の上限が決められており

所得によって違います。


同一世帯の親の介護保険の負担が

世帯の誰かが市区町村民税を納めている場合 44,000円

前年の所得の合計と公的年金所得の合計が年金80万円以下  24,600円

月19,800円減額になります。


|世帯分離によるデメリット


・高額療養費の合算ができない

・74歳以下なら国民健康保険料が増える可能性がある

・職場によって家族手当がもらえない。

同一世帯に要介護者が2人以上いる場合は世帯分離すると高額介護サービス費の合算ができません。

国民健康保険の上限を超える世帯が分かれるとそれぞれの世帯の保険料が上がってしまうことがあります。

*メリット・デメリットを考慮して世帯分離した方が得かどうか決めてくださいね。


|世帯分離の手続き方法


自分の住んでいる所轄の役所で手続きします。

|必要な書類


窓口で手続きする人の

・本人確認書類(運転免許証、パスポート、個人番号カードなど写真付きのもの)

・印鑑

・国民健康保険証または後期高齢者医療被保険者証

・国民年金を支払うための通帳またはキャッシュカード

|手続きの流れ


住民票異動届に必要事項を記入、捺印の上提出します。

|余計なことは言わない


介護保険の負担を減らすためと言って断られるケースがあります。

ですから、余計なことは言わず、聞かれたら

「同じ家に住んでますが、家計は別々です。」だけ言います。


|国民健康保険の手続きをする


保険証が変わります。世帯主が変わり、保険料は前年の収入に応じて決まります。

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