シェア
根本ゆか
2020年7月10日 18:28
「スタンド・バイ・ミー」を、機能不全家族や児童虐待、大人のモラルハラスメントやネグレクトの物語として観る人はどれくらいいるのだろう。12歳の中学校入学直前の春休みは、映画の中の、小学校を卒業した最後の長期休みを過ごす彼らと同じ状況だった。そんな時に初めてこの映画に出会い、「ぼくが君の父親になる」と言う12歳の言葉に胸を掴まれた無意識は、現在へ続く原点の感覚に思う。それと同時に同じ状況の子ど