リスカ

切りすぎた。中の肉が丸見え。血が止まらなくなったからままにみせにいった。病院探してくれた
5件目でやっといいよって所見つかったらしい。
そんな中僕はパパが帰ってくるのが怖くて仕方なかった。殺される。絶対叩かれるなぐられるって。
ドアが開いてパパ帰ってきて怖くて目見れなかった。
そのときママはまだ病院探してたから静かに犬にご飯あげたりパパしてた。
そのあと傷見せてとかなんとかでパパとお兄ちゃんが腕の傷を見た どんな表情だったかはわかんない
僕もあんなにきれるっておもってなかった
写真撮ればよかったな なんて病院に向かってる今そんな数分前の過去をまた後悔 

パパは怒らなかった。むしろ優しかった。
優しくタオルをとって傷を見て消毒してくれた。痛かったら言ってって優しい言葉で。絶対近づいて殴るんだっておもったのに。優しかった。
パパがそのあと椅子に座って「人にはなしなさいって言える人が3人もいるんだから」ってその言葉がパパの口から出るなんて思わなかった。なんで切ったのって最初に聞かれたぼくは「苦しかった。」と無理いつもの笑顔で言ったんだ。

そのあと病院に行く準備とかもした
服着半袖に着替えるために着替えをしたんだけど脱げなくてママとパパで僕の服を脱がしてくれた
懐かしくて。昔に戻ったようだった 痛みなんて感じもしなかった。その優しく対応してくれるママとパパが嬉しくて。僕の胸をパパは見ただろうけどそんなのどうだってよかった。

兄も僕が台所に行ってままに生きなくないって泣きながら言った声に気づいて台所にきて優しくふわふわとした笑顔で僕に「なにがあったの?」ってほんとにふわふわで聴いてくれた。でも僕にもわからない。ただただ「苦しかった。」としか言えない。

みんな優しかった。僕がリスカをしたらみんな優しくなった。人によっては優しくしてくれないしらねぇって感じで放置する家族もいるだろうから僕は幸せ者だって思えた。優しい。って

縫われるのかな。学校の遠足はもう行けないかもしれない。ごめんね。
そっか。今日金曜日か。朝には学校に行ってテスト受けてたんだ。着るなら今日切って良かった。
テスト最終日だったから
夕ご飯食べた後から切りたい切りたいって死ぬほど思ってた。でもダメって言い聞かせて頭を殴ったりして何度も落ち着かせてた。でも気づいたらトイレにカッターとばんそうこを持って行って笑ってた
今日は何を聴きながら切ろうかと落ち着く方向にすらすらと走りに行っていた。
気づいた時にはもう遅かったんだ。
ああって気づいた
床に血が垂れて昨日買ったズボンにも血がついてて。誤魔化せないって瞬時に思ったその次に腕を見た。血でその時はよく見えなかった
トイレットペーパーで血を拭いた
でもすぐに血が出る
一瞬見えた傷口。
今までで一番深かった。
もうしたくない。この苦しいのから逃げたいだけなのに。

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